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タイトル名 |
CUT(2011) |
レビュワー |
ジャスミンさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2012-01-08 20:13:14 |
変更日時 |
2012-01-08 20:13:14 |
レビュー内容 |
強烈な映画「愛」に基づく、映画産業への「憎しみ」。 そう、怒りを通り越しちゃって「憎しみ」、そして「焦り」。 それらの巨大な感情を一つもこぼさず、ぎゅ~っとフィルムに詰め込んで、 それがスクリーン上で爆発した感じ。
秀二(=西島秀俊)の狂気もさることながら、 その狂気のカケラを追う陽子(=常盤貴子)の眼がとても良い。
過去の偉大な監督たちへの畏敬の念と、 その素晴らしい作品群に対する、あふれんばかりの愛情の表現は泣けるほど。
この映画で訴えている事を救えるのは、私たち(つまり、ここ『みんなのシネマレビュー』 を訪れるような)観る側の人間だけなのかな。 政治家が世論を気にするように、作り手は観客の動向を気にする。 だってそれが資本主義。でも悪くは無い。表現の自由がある。 |
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