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タイトル名 |
アナベル 死霊館の人形 |
レビュワー |
かたゆきさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2016-02-22 13:06:02 |
変更日時 |
2023-07-28 12:31:26 |
レビュー内容 |
おかしいわ、確かに捨てたはずなのに……。ほら、あなたが捨てたはずのアナベル人形が何故かここに戻ってるの――。出産を間近に控えた人形好きの専業主婦、ミア。幸せいっぱいの彼女はある日、夫からとある人形をプレゼントされる。それは昔からミアが欲しがっていたレアな人形だった。夫の優しさに胸をいっぱいにさせたミアは、さっそく部屋の中に大量に保管された人形の棚にそれを飾るのだった。だが、彼女は知らなかった。そのアナベルと言う名の古い人形には恐ろしい悪魔の力が宿っていることを……。ジェームズ・ワン監督が製作した正統派ゴシック・ホラーの秀作『死霊館』、その中に出てくる不気味なアナベル人形をモチーフに製作されたスピンオフ・ホラー作品。本家である『死霊館』がけっこうよく出来ていたので、その中に出てきたあのあり得ないほど不気味なアナベル人形(てかあまりにも不気味すぎて誰がこんな気持ち悪い人形買うねん!って突っ込んじゃうくらい笑)を取り上げた本作もそこそこ期待してこの度鑑賞してみました。結果は……、びっくりするくらい怖くないうえにびっくりするくらいつまらなかったです!とにかく観客を怖がらせようという演出が次々と繰り広げられるのですが、それ以前に肝心のストーリーにおける因果律が全く上手く機能してないから、これがまあ見事なまでに盛り上がらない。このアナベル人形さんがまず何をしたいのかが最後までいまいちよく分からないってのが致命傷でしょうね。結局、最後の方でこの母親の命を貰いたいってことが分かるのだけど、それはこの人形に取り憑いた悪魔の方の目的であってこのアナベル人形さんはほとんど関係してませんやん。だから、クライマックスでアナベル人形と悪魔の両方がちぐはぐに迫ってくるもんだから、これじゃ怖さが盛り上がらなくて当然。この不気味なアナベル人形がぐいぐい主人公を追い込んでこその恐怖でしょーに。対する主人公夫婦もせっかく捨てたアナベル人形がまた戻ってきて恐怖に震え上がるのかと思ったら「やっぱりこの人形は飾っときましょう」ってもう一度棚に置くって、思わず「はぁ?お前はアホか!!」って突っ込んじゃいました(笑)。最後もほとんどストーリーに絡んでこなかったおばさんが、急に「私が身代わりになるわ!」って窓から飛び降りてチャンチャン…。「もっとしっかり脚本練れやーー!!」と大声で叫びそうになっちゃったし。ちゅう訳で、観るだけほとんど時間の無駄でした。3点。 |
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