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タイトル名 |
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド |
レビュワー |
かたゆきさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2020-09-09 21:19:40 |
変更日時 |
2020-09-14 02:43:49 |
レビュー内容 |
いまやハリウッドの伝説的な事件として名高い、女優シャロン・テート惨殺事件。チャールズ・マンソンをトップとするカルト的なヒッピー集団「マンソン・ファミリー」によって引き起こされたこの凄惨な事件を題材に、タランティーノ監督が豪華キャストを揃えて映画化したという本作、映画ファンとしてはやぱ押さえときゃなきゃあかんだろと今回鑑賞してみました。観終わってすぐの自分の率直な感想は、「あー、なるほど。これって完全なる楽屋オチのお話だったんだね」というものでした。ハリウッドが最もキラキラと輝いていた当時を背景に、映画ファンならニヤニヤしちゃうようなネタのてんこ盛り。ブラッド・ピットが若い女の子に言い寄られたときに、「お前、未成年だろ。俺はガキとやってムショになんかはいりたくねー」とのたまうところは思わず笑っちゃいましたわ。いや、ロマン・ポランスキーはこの映画観てどう思うんだろ(笑)。他にもブルース・リーやらスティーブ・マックィーンやらのネタもなかなか面白かったです。ただ、お話として面白かったかと問われれば正直微妙。まず、タランティーノらしく今回もやぱ長ーい!途中、退屈に感じるシーンが幾つかありました。あと、最後の衝撃のオチには思わず呆気にとられちゃいましたわ。「え、どゆこと?」と頭がハテナでいっぱいに。んで、終わった後にいろいろ調べてみて納得。なるほど、これはもしあの時こうなっていれば良かったのに!という映画ファンの願望を具現化したものなのね。邦画で言えば、あの時松田優作が死んでなければ、あの時夏目雅子が病気にさえなっていなければみたいな。まぁ分からいでもないですけど、僕はそこまで「おおー」とはならなかったですね。結論。まあいかにもタランティーノらしい小ネタの数々や華のある役者陣が演じるゴージャスな画、キレのいいバイオレンス描写などはなかなか楽しめましたけど、お話的には、ま、ぼちぼちってとこでした。 |
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