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タイトル名 |
ザ・ダイバー |
レビュワー |
タケノコさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2015-05-06 11:37:24 |
変更日時 |
2015-05-06 16:22:59 |
レビュー内容 |
局面局面においてカールの力強い眼差しを正面から捕らえたショットの数々にこの監督の強い執着を感じた。彼が逆境において不屈の信念で立ち向かう場面、潜水服のガラス越しに見るその先には必ずビリーの姿があった。思えば、初めから最後までビリーもカールの目を見据えて対峙していた。これは二人の強い信頼関係の表れのようにも思えるし、職位を抜きにしたら白人とか黒人とか関係なく二人を対等の存在として描いていたように思える。人種差別を打破した黒人と言えば、かの野球選手ジャッキー・ロビンソンが真っ先に思い浮かぶ。他にも様々な分野においてその歴史はあるだろうが、やはり黒人として海に挑んだ先駆者としてカール・ブラシアの勇気とその存在意義は大きい。それにしてもNAVYを描いた映画のクライマックスが法廷で潜水服、とはアメリカらしく何とも滑稽である。 |
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