|
タイトル名 |
いとみち |
レビュワー |
タケノコさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2023-01-08 12:33:48 |
変更日時 |
2024-05-06 11:16:41 |
レビュー内容 |
鬼才 横浜聡子監督 の最新作。
監督の作品は「ジャーマン」~「亀拓」まで全て観ておりますが、 まぁ全てぶっ飛んでおりますので、 津軽弁娘がメイド姿で三味線弾く程度なら、 監督の映画にしたら、 かなりまともな方でしょう (笑)
青森県出身の横浜聡子監督による映画であり、 青森県出身の主演駒井蓮さんと、 青森県は弘前市のりんご娘ジョナゴールドさんが親友役で、 青森県オールロケであり、 青森県の「津軽弁」が飛び交い、 青森県の「津軽三味線」をかき鳴らし、 青森県出身のバンド「人間椅子」の歌が流れ、 青森県を代表する名山「岩木山」に登っておわる、、 という、 青森県ご当地がそろい踏みの中で、 なぜか青森県に縁もゆかりもない、 メイドカフェ。(ご存じ、秋葉原が発祥です)
つまり本作は、 "異端" を受け入れる勇気のお話、 と解釈したい。
歴史と文化を語り継ぐことは重要ではある、 しかし、 それを継承しつつも、 何か新しいことを受け入れて、 挑戦することの大切さ。
昔からの文化に依存するだけでは、 その時点で停滞であり「衰退」なのかも知れません。
本作は監督なりの、 地元故郷への応援歌であり、 愛ある叱咤激励でもある、 と思っています。 |
|
タケノコ さんの 最近のクチコミ・感想
いとみちのレビュー一覧を見る
|