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タイトル名 |
ロード・オブ・ザ・リング - スペシャル・エクステンデッド・エディション - |
レビュワー |
タケノコさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2020-07-01 14:38:41 |
変更日時 |
2020-07-01 14:38:41 |
レビュー内容 |
前々から気になっていたSEE、ようやく鑑賞することができました。主に通常版にはなかったエピソードに感じたことをつらつら。 まず、ホビット庄のエピソードの長さ。フロドたち四人の性格というよりは、「ホビット」という種族の特性や生活ぶりが強調されています。やがてここに生きて帰ってきたい、という郷愁、そして「指輪」さえなければ、いつまでも平和だったことを強く印象づけたようにも思う。 そして、最重要はエルフの都の存在でしょうか。とにかく、通常版ではガラドリエルの登場が少ないため、ようわからんが何だか偉そうなヤツだ、といった程度でしたが、旅の仲間たちを優しく包み込むような、この神秘的な美しさったら、すごいわ。特に彼女とギムリという予想外の絡みはとても微笑ましい。モリア坑道に仲間たちを誘ったことにより、彼がガンダルフの死に感じていた罪悪感、彼女の言葉はそれを優しく癒したように思う。 そしてみなさんと同感で、SEEによってより存在感が増した一人はボロミアです。彼の名誉を守ったんじゃないかな。ゴンドールの執政官であった父の幻影を探して苦悩する姿。意外と優しい一面も持っていて。ただの指輪に目がくらんだヤツではなかった。 全体的に通常版では見えなかった登場人物同士のつながり、例えたった一つの会話でも、それはただの一エピソードにとどまらずそのまま物語全体の奥行きが広がったように思う。 ではでは、続けて「二つの塔」へ。 |
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