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タイトル名 |
冬の日 |
レビュワー |
すかあふえいすさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2016-08-29 21:24:53 |
変更日時 |
2016-08-29 21:24:53 |
レビュー内容 |
川本喜八郎をはじめ様々なアニメーション作家が参加したオムニバス作品。 秋に始まり春に終わる物語、「風」だったら「風」というように連想ゲームの感覚で繋がっていく。
松尾芭蕉、屏風、句の後にアニメーションがはじまる。
秋の野山をかける男、キツツキ、坂を転がる唐笠を追いかけるスピード、野山を駆け抜ける風。 人形アニメーション、椿。
冬、CG、酒屋、月夜。
酒瓶、トラック、一気に現代に、トラックは馬のように嘶き走り出す、柿、月夜。
蒸気機械、歯車の軋み、馬、赤い閃光が飛び交う薄野、夕日。
田んぼ、箪笥の中の家に飛び込んできた男は鷺と一緒に震える、鳥は人間の女になり、髪の毛が無限に拡がる様は恐ろしい。赤ん坊を奪われた女の髪の毛も無限に伸びる。
ロトスコープ?、白装束の女性、割れて粉々になる大地。
森のような女、廃墟、燃え上がるふくよかな女性。
カラス、冬、寒々しい家、カラスの巨大な影。
「冬の日」を書かれた本がめくられる、本の中を飛び交う色彩の数々。
木の下で胸や尻をだし男をさそう女(やけにコミカルな絵柄だこと)、霧が隠す情事。ここからしばらく変わった絵柄が続く。
船曳?船に乗り込むデブチビハゲのクソ女、ああ殴りたい、心中、沈む時だけシリアスな音楽流しやがって。
江戸時代の美人画みたいな絵。
キツネを取り囲んで脅かす鬼たちが消え、桜の木の下で二人っきりで思い出をめぐらす。
人形アニメ、風に吹き飛ばされる様々なもの。
粘土アニメ。
近未来のSF?、蝶、エイリアン?、檻の中、銀河鉄道?
絵本みたいな絵柄、月夜の光を反射、放たれた矢はロビン・フッドから壇ノ浦、ジョン・ウェイン、「蜘蛛巣城」の三船敏郎を通り過ぎ、芭蕉?を射る。矢ごときでは死なない芭蕉、笑ってみせる。
木こりの帽子を射ぬく矢、木「今です!」、何事もなかったかのように去っていく。
河童、目玉をはめる。
鏡に映る目玉。なにがあったんだよアンタ。
冬、着物姿、下し髪の美女、川のようにうねる長い髪。
人形とアニメの混ぜこぜ。
髑髏から弥生時代?
中国、戦場を舞う幻想。
観音像?ホトトギス。 雨音で絵師もみんな眠くなる、何故か鳩時計と水洗トイレ。
月を見て、豚が頭の上を舞う、豚の行進、幸せそうに酔う。
ま た 豚 か。
豚の酒盛り、バラの園、バラを頭に飾り、琵琶打ち、バラ色に染まる月夜。
牛と琵琶打ち、さっきまで元気に歩いていた牛が…ショックで文字通りブルーに。
滝平二郎みたいな切り絵、牛の骨。
砂絵、夜空に輝く、赤ん坊、妹の眉、星がギラギラ鋭く輝く。
裸の女、薄絹一つ、ビーナスの誕生?
平安時代? |
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