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タイトル名 |
東京ゴッドファーザーズ |
レビュワー |
激辛カレーライスさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2015-12-25 01:34:41 |
変更日時 |
2016-11-25 04:54:29 |
レビュー内容 |
観たのは、たぶん五回目くらい。「退屈するかな?」と思ったが、キャラが好きだし演出が良いせいか、飽きずに見終わった。色々と仕掛けが配置されているので、それを見付けるのも楽しい。
展開は、実に御都合主事。だって奇跡の映画なんだもん、もっと御都合主事でOK! それが楽しめない人には、面白さが分からない映画なんだと思う。それをたまにハナちゃんが解説するが、大人しめのせいか、客に伝わらなかったのかも。かなり馬鹿馬鹿しい映画なのだから、もっと馬鹿馬鹿しい演出が必要だったのかもしれないと「も」思う。個人的には、今のままで良いんだけど。
ハナちゃんの生まれた境遇が悲しすぎる。だが考えてみると、現実には、親の顔を知らない人間は日本だけで1万人くらいはいるのかも(全然知らないが)。 こういうハッピーエンドの話は気分が良い。今敏の監督作品は複数あるが、一番好きかも。
余談だが、EDのスタッフロールで、今敏監督は自分の名前を止めなかった。実に今敏監督らしいと思う。
【追記】2016年11月25日 今監督のアニメ映画は絵がリアル系である。 そのせいか、「実写でいいのでは?」という意見が毎度ある。 実写の場合、カメラを向ければ勝手に映る(パースも百パーセント正確だ)。だが手描きアニメの場合に映るのは、描いたものだけ(パースが正確なカットは、たぶん1秒もないだろう)。だから大違い。 また、実写だと人が映る。肌荒れやホクロなどがそのままだし、役者の私生活がダブる(知っていれば)。だがアニメの場合は外見が架空であり、前提が絵だから虚構の世界だと誰でも分かる。この違いは、ムチャクチャ大きい(!)と考えるのだが。 |
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