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タイトル名 |
肉体の門(1988) |
レビュワー |
チムパニさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2015-09-27 15:05:09 |
変更日時 |
2015-09-27 15:05:09 |
レビュー内容 |
かたせのグループの娼婦たちにもうちょっとエピソードとか過去について一言だけでも語るシーンがあれば良かった(マヤの兄が戦地のボルネオで亡くなったことぐらいしかない)。戦争によって人生を狂わされた悲しさとか、「悪いとわかってるけど食べていくために体を売るしかない」みたいな怒りの気持ちとかもうちょっと欲しかったかな。かたせと名取にはそういう話があるけど、かたせの妹分に大したエピソードがないため、「その他大勢」の扱いでそれぞれに感情移入できなかった。それでもかたせが盲目の傷痍軍人を相手にするシーンやラストシーンは、切なかった。あと同じ五社監督作品の「吉原炎上」で主役級の花魁たち4人が、ちゃんと脱いでいるのに比べると同じく娼婦を題材にしたこの映画にしては、いまいち残念。西川峰子が一人頑張ってるが、かたせと加納と松岡が脱いでいるが西川に比べるとインパクトが足りない。娼婦の役なのに事務所的に許可が降りなかったのか分からんけども。 |
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