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タイトル名 |
マーニー |
レビュワー |
うまシネマさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2019-09-27 11:31:14 |
変更日時 |
2019-09-27 12:38:22 |
レビュー内容 |
トラウマによって失われた記憶という今となってはありふれた、サスペンスにとって便利で、かつ似たりよったりな展開を招きやすい要素が核になっている 幼少時の秘密を結末に据えたことでそれまでのマーニーの性への拒絶反応を理解・納得するのだ。このお話はそれでおしまい。が、それでいいのかという気もする 赤い色、睡眠中、雷、ノックを三回などのかすかな記憶がトラウマを呼び覚ます。これらはヒントのようなものだが 情報としてあまり価値がなく、謎解きの面白さに繋がらないのが残念なところ 精神カウンセリングなど劇中に触れてはいるが、失われた記憶さえ取り戻せば、万事が解決とはなかなかならないだろう。むしろこれからが大変だ 観客にとってはその後のことなどどうでもいいだろうということなのだ。この話は、マーニーがなぜあるのか、美人なのに盗みを働き、男を受け付けない その癖のような扱いの難しさがなぜなのかという人物像の分析が興味の全てであった。一般的には、楽しみ難い作品といえよう。 |
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