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タイトル名 |
U・ボート ディレクターズ・カット版 |
レビュワー |
うまシネマさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2019-10-05 15:21:55 |
変更日時 |
2019-10-05 15:45:26 |
レビュー内容 |
息苦しい海中の圧迫感。次第に悪化していく戦局。狭く、汗臭い男だけの密閉空間 気がふれそうになるような敵艦の爆雷攻撃と、いつかは必ず船体がペシャンコになる水深計の目盛 弛緩から緊張へと波状的に繰り広げられるシーンに加えて、3時間超の長尺 登場人物と同じようにこちらも疲れる。鑑賞も一回休憩をとるなどしたほうが良いだろう 考えてみれば、全く動きのない状態の船内のセット内で小芝居をしているのは 集まって怪談をしているようなノリがあってダイナミックさとは程遠い、頭の中で思い描くイメージ戦争に近い 子供のころに遊んだ潜水艦海戦ゲームはそういう意味ではよく出来ていると思った 戦場もよく見えなければ敵の姿もよく見えない。連合国軍が主役側の映画だと象徴的な敵としてドイツ軍が画面に映らないことは無いのだが ドイツ軍側から見えるのはチャーチルの噂ばかり。ナチスドイツがいかに異彩を放っているかが伺える 爆雷で襲い来る恐るべき敵駆逐艦の描写はまるでジョーズのような動物パニック物の音声とカット割りによる表現で、死を到来させるものとしてなかなかいい演出だった 艦長のキャストが良かった。モデルとなった人物同様に生き残る、というラストは用意されなかったが、海中に没することは、なかった ドックの空爆シーンの迫力は昔の映画はいつもそうだが凄まじい。まして空爆浴びまくった記憶もまだ生々しいドイツの映画人たちが撮ったのだから 登場人物のことを何も知らないで観るのだから、あのプロローグは退屈すぎる。掴みが良くない |
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