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タイトル名 |
シェイプ・オブ・ウォーター |
レビュワー |
ポッシュさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2018-07-02 10:36:37 |
変更日時 |
2018-07-02 10:38:20 |
レビュー内容 |
「パンズ・ラビリンス」のギルレモ・デル・トロ監督らしい、ちょっとダークな「美女と野獣」の物語。 お姫様が王子様に出会って結ばれました、という“王道の”ラブストーリーですが、王子様は別に呪いにかかってる訳でもなく異形の半魚人(?)で、お姫様も若く美しい娘ではない。この辺のアンチ具合が評価の分かれるところか。
囚われの姫を王子が助けるのではなく、逆にヒロインが、さかなクンを助けるのが現代的でよろしいのではないでしょか。^^
途中までは、「出会ってすぐ当たり前のように恋に落ちる2人」という流れが簡単すぎて腑に落ちなかったのだけど、ラストで彼女の素性が明らかになる。なるほど、イライザ(サリー・ホーキンス)はもともと水の国の人だったと。(首の傷は鰓(エラ)で、喋れなかったのは発声器官がなかったから)そこに同郷人が現れ、本能的に通じるものがあった・・・ってことかな。そして、最後は一緒に故郷に帰る。「帰還の物語」でもあったんですね。
心地よい場所。本当の自分になれる場所。愛する人と一緒に過ごせる場所。そこに還る・・・。 そういう物語は「癒し」の力を持っている気がする。 |
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