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タイトル名 |
偽りの忠誠 ナチスが愛した女 |
レビュワー |
roadster316さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2021-04-04 22:59:33 |
変更日時 |
2021-04-04 22:59:33 |
レビュー内容 |
史実に忠実に基づくかどうかはわからないが、クリストファー・プラマーが出ているだけで、かなりの重厚感。 彼のメリハリの効いた演技はやはり観ていて満足度が高い。いい映画観たなって気になってしまうから不思議。 ドイツ軍のブラント大尉と英国のスパイであるミーカの儚いロマンスを主軸として映画は展開されていくのだが、祖国を裏切るとか裏切らないとか、過去のトラウマとかをさほど描かず、純粋にロマンスに振った演出が成功していると思う。 若い二人を応援するかつての皇帝。 無事に逃亡したことを告げる、ゲーテの一冊。 そしてミーカのお腹に宿る新たな命。 ブラント大尉の周囲で聞こえる空襲の音が不吉だけど、ほっとするラスト。 歴史にも触れて、なんだかいい映画を観た気分にしてくれる、満足度の高い一本。 そしてリリー・ジェームスは、やはり現代劇よりこういう作品の方が映える。そこにも加点。 |
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