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タイトル名 |
シン・仮面ライダー |
レビュワー |
たこのすさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2023-04-08 00:27:50 |
変更日時 |
2023-04-22 20:51:11 |
レビュー内容 |
悪くはない。鑑賞後調べたところ漫画版に準拠したストーリーだったようでなるほどな、って感じ。 不満はありますよ。無論ね。サイクロン号から出される排気、ノスタルジックにモクモクしてましたが、今日では性能の悪さを表しているようでやめてほしかった。それともっと大事なのは変身している状態とそうでない状態の違いがなんか曖昧。ここがしっかりしていて、「変身!」ってやるのが自分にとっての仮面ライダーなので頼みます。あと、銃の扱いですね。日本の子供映画では銃と爆発物は殺傷能力がないのが不文律ですからサソリオーグが撃たれて死んじゃうのはそれが特別な銃である必要があります。一応ハチオーグにはそれがありましたのにどうしたのでしょう。群生相の仮面ライダーが発射する機関銃は威力ゼロでこれはお約束通りでした。また、サソリオーグが登場した際ハサミの爪が擦れて実に作り物っぽい音がするんですけど何考えてるのかしら。頭の上で尻尾がうねうねするのは良かったですが。役者はおおむね良かったですけどルリ子さんがちょっとぬるいかな。もっと強い口調でやってほしかったです。 よかったところは最初の戦闘シーンでの強さ表現、ライダーキックの必殺性ですね。例のタカタカターン、タカタカターンの音楽が響き渡るシーンは痺れました。あれが仮面ライダーですよね。一号、二号の関係性も良かった。いろんなところでロケして様々なシーンがありましたが、良かったですよ。
とにかく、タカタカターン、タカタカターンのライダーマーチが頭から離れない。あのシーンを見ただけでもう満足です。ありがとうございました。
追伸:上記投稿の後はドキュメンタリーを見たり、youtube見たりもうどっぷりライダー世界に沼ってます。それで分かりました。ライダーは孤独なんです。そして途轍もない能力を持っていて、一人で戦っていて、そして、二号という友と巡り合うんです。あのコートを着てさすらう存在なんです。それは私の若いころでもありました。孤独で能力があると思い込んでいて何かと戦っていました。何十年も忘れていた感覚を思い出しました。あの若き日。でも、今一言いいたいです。一人で戦ってはいけません。それは自己満足です。本当に戦う価値があるのならば必ず仲間はがいるはずです。もう様々なことが思われて映画として評価できません。私にとっての庵野監督はきっとノスタルジーなんです。 |
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