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タイトル名 |
孤独な天使たち |
レビュワー |
トントさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2013-12-31 06:25:36 |
変更日時 |
2014-01-21 05:58:25 |
レビュー内容 |
なんてべルトリッチって素敵なんだろう!いくら抱き合っても、夫婦になっても、埋められない孤独を描いた巨匠の最近の作品は、なんと愛があふれてることか!「シャンドライの恋」は最近のベストだったが、またこんな素敵な作品に出会うとは!しかもどちらもベルトリッチ!異母姉弟の二人の時間。今までの映画だったら、大抵抱き合ったりして、二人だけの秘密を持つとか、虚構めいた創りにするところだ。(この虚構めいてるとこが増々観てる方は孤独を感じていくのだが・・)しかし、今の若者をよく見てる、この作品は・・。孤独な姉が最後、ヤクを吸うのか、もう冷や冷やした。けど彼らは空っぽ(に見える?)親たちと、共に共闘することで、強く連帯し、姉は血のつながった兄弟よりも、より姉らしくなり、人間関係に興味のもてない弟は、姉を立ち直らせた誓いのようなもの(うまく言えないが・・)をもつことで、大人になる。最近の若者は中々やる!そんな感じを持ってる小生には、この危うげのない思春期の冒険を描いたこの作品をとても愛おしく感じます。ベルトリッチ、最高! |
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