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メメント - Qfwfqさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 メメント
レビュワー Qfwfqさん
点数 8点
投稿日時 2005-08-16 02:29:56
変更日時 2005-08-16 02:29:56
レビュー内容
主人公の最終的に(つまり最初に)とった行動は、映画を作る等といった創作という部分に深く関わってくる。失われた記憶を探すという行為が、同時に虚構という概念の本質を断続的に照らすという離れ業をこなすこの映画は、最近のアメリカ映画に多く見られるアイディア一発オチ吃驚系の映画とは明らかに一線を画している。映画館を出て10分も経てば、箱の中で2時間大勢の人と共有した時間はほとんどが失われ、確認するためにパンフレットを買い、あるいは「みんシネ」を覗く。が、またすぐに忘れる。この反復の循環があるからこそ創作物は創作物たりえているのだと思う。そしてその創作物は、我々が忘れないようにと体のあらゆる部分に残したわずかな刺青によってゆっくりと進化している。でも実際の所それが進化かどうかはわからない。というのも、その刺青の記述が正しいかどうかは分からないわけで。話が脱線してしまったが結局の所「メメント」は、その映像手法や稚拙な演出はとりあえず置いておいて、語りの方法を引っくり返しかねない問題作だと思う。
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投稿日付邦題コメント平均点
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2008-11-20罪の天使たち107.00点
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2007-10-29めがね65.65点
2007-09-27トランスフォーマー65.70点
2007-09-20ロストロポーヴィチ 人生の祭典96.40点
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