3.常に公明正大、正義の権化のような渡哲也がどんな悪役になるのかという、その一点のみ関心があったのですが、たしかにこれはひどい。有名な役者がいろいろ出て一生懸命演じてはいますが、とにかくストーリーもキャラクターも人間関係も薄弱。いつの間にか事件が起き、いつの間にか人が自殺したり容疑者になったり捕まったり逃げたり。日本語を喋っているはずですが、まったく物語になっていません。もしかすると原作を読んだ人向けに、「映像にするとこんな感じですよね」というサンプルとして作られたのかもしれませんが、いずれにせよおそるべき低クオリティ。一応日本を代表するであろう映画会社がこんな作品を世に出してしまったことに、絶望を感じます。人材がいないのか、それとも若い才能の芽を誰かが摘んでいるのか。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2022-10-15 03:52:48) |