5.賛否両論だとは思うけど、私は良くできたヒューマンドラマだと思う。考えてみれば凄く不運な境遇の主人公をあえてコミカルに演出しているのが良い。どんなことがあっても前向きな主人公にとても好感がもてました。コミカルな部分があるからこそ、際立つ感動がありました。笑える部分は思わず声を出して笑えたし。良かったです。 【civi】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-06 11:44:28) (良:1票) |
4.美味しさに例えるならば「上品な味」。大人が大人の雰囲気で見れる映画。ほぼ空港の中で展開するが、ショッピングモール、管理局、新造地区、人々とのつながり、そこで行われるヒューマンドラマは決して生半可に安い物ではなかった。ビクターの持つ缶の秘密も、胸に染み込んでくる暖かさがあった。...久しぶりに上質の映画を見て、泣いた。 【sirou92】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-26 11:16:39) (良:1票) |
3.「待つ」ことをテーマに空港を舞台にした素晴らしい感動作品に仕上がったと思う。 誰かをあるいは何かを待っている人には心に染み渡る熱いものを感じるのではないかな。 人は色々なことや人を待つ。 この映画でも、フランクは局長のポストを待ち、エンリケは指輪を渡しトーレスが来るのを待った。 アメリアは39歳になってもある人を待ちつづけている。 グプタにはひょっとして本国で待っている人がいるのかもしれない。 そしてビクターは時を待ち、タイミングを待ち、アメリアを待った。 アメリアのように待つことによって、その答えや見返りが得られないかもしれない。 ビクターのように得られたものはただの紙切れかもしれない。 それでも人は何かを待つ続ける。 それは待つこと自体に何かの意味があり、待つことによって学ぶものがあるからだろうか。 この映画を観て「待つ」とは一体どういうことなのだろうか、俺は一体何を待っているんだろうかと色々感じることが多かったな。 「待つ」ことを描くことにプラスして人間的な触れ合いを描いていているのも大きい。 空港に一人、自分のことを知る人もいなく、言葉も何も通じない中、置き去りにされた孤独感から様々な人と触れ合いながら、助けたり、助けてもらいながら生きていく。 冒頭の誰も知らないスタートから空港を出る時はビクターを知らない人がいないほど大きな輪になっている。 そういう人間的なベーシックな面を上手くそしてシンプルに描かれている点も好評価できる。 フランクはビクターから学ぶことはあまり多くなかったかもしれないが、自分はビクターから学ぶことは多かったと感じた。 【六本木ソルジャー】さん 8点(2004-12-30 23:22:24) (良:1票) |
2.いいですね~、本当に安心して観ていられる良作です。トム・ハンクスのさり気ないながらも素晴らしい演技と、それを生かしきるスピルバーグの演出。また、台詞のひとつひとつもウィットに富んでいて、笑わせられたりホロっとさせられたり… 冒頭、イキナリ本題に入ってくるスピード感ある展開。これって実はかなり重い内容なのに、それをサラッと流しながらも決して軽んじない。この手のニューマンドラマとしてはお約束的なストーリーなのに、観る者にやたらツッコませない。決して大作ではありませんが、見事に感動させてくれる一本です。 |
1.純粋でちょっとヌけてて情にもろいおっちゃんが、空港内で幸せの粉を撒き散らかす。スケール的には小さいが、さすがスピルバーグと思わせる仕上がり。トム・ハンクスもやはりというか上手い。温かい気分にさせてくれる良作。 【モチキチ】さん 8点(2004-07-11 03:03:57) (良:1票) |