16.面白い映画でしたが、一つ一つのテーマが軽い扱いでそこが少々不満といえば不満かな。動機であるアメリカへの拘りも、キャサリン=ゼタ=ジョーンズとの恋愛も、空港管理者との争いも、ラスト近くで盛り上げたわりにラストはやや尻すぼみ・・・何か、中途半端で。どうせならミナクルハッピー!!まで、やってしまってもいいんじゃないでしょうか。せめて、キャサリン・ゼタとの関係くらいはキッチリして欲しかった。とまぁそんな所にモヤモヤしながらもいい映画だったかな。 【ちょび】さん [映画館(吹替)] 6点(2005-05-27 15:19:44) (良:1票) |
15.美味しさに例えるならば「上品な味」。大人が大人の雰囲気で見れる映画。ほぼ空港の中で展開するが、ショッピングモール、管理局、新造地区、人々とのつながり、そこで行われるヒューマンドラマは決して生半可に安い物ではなかった。ビクターの持つ缶の秘密も、胸に染み込んでくる暖かさがあった。...久しぶりに上質の映画を見て、泣いた。 【sirou92】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-26 11:16:39) (良:1票) |
14.やれば出来るじゃんスピルバーグ!終わった瞬間の率直な感想です。故郷で起きた悲劇によって法の隙間に落ちてしまった主人公が大空港で巻き起こす、ごく普通のコメディですが、これが最近の俺が求めていた映画ですね。拳銃をぶっ放す事も無く人が死ぬ事もない、そこがいいですよ。まぁはっきりいっちゃえばご都合主義だし、?な部分も多々ありますが、そんなの丸め込んじゃうのがトム・ハンクスの演技力とキャサリン・ゼタ・ジョーンズの美しさですよ!とくにキャサリン・ゼタ・ジョーンズの美しさは特筆物であんなきれいなスッチーと出会えるのなら俺も成田空港に泊まり込んでやろうかななどというよからぬ思いに駆られてしまいました。ほかにも友情や人の優しさなどが、随所に見えてとても嬉しくなりました。帰り道は北風が強く体は冷えましたが心は温かく気持ちよく帰ることができたなぁ~(しみじみ)。手堅く佳作を作り上げたスピルバーグの手腕は衰えてはいなかったのか?個人的に判断は夏の宇宙戦争までとっておきたいです。 【一番星☆桃太郎】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-02-02 01:45:52) (良:1票) |
13.やられた。こんなに素晴らしい編集はないね。予告編に10点。 【つむじ風】さん 4点(2005-01-16 19:02:17) (笑:1票) |
12.《ネタバレ》 結局主題は何?恋愛でもないし、親父の意思を継ぐことでもなく、友情とするのも…。見た後の不快感はなかったけど、スピルバーグの映画ってだから何?って言う感じの物が多いような気がする。 |
11.今までで映画館で観て初めて面白いと思った作品!1800円価値が十分にあった。俺はたいして笑わなかったけど、とてもいいドラマに仕上がっている。映像がメチャメチャいいなぁと思っていて、今気づいたら監督がスピルバーグだったんだ!!!ETぽい。映画館で初めて涙がでた。ほんとこういう映画を観たら、幸せって感じる。 【カフェ俺!】さん 9点(2005-01-05 05:59:02) (良:1票) |
10.キャサリン姉さんとってもきれいだし、ストーリーもシンプルで言うことなし、 といいたいんだけど一つだけ言わせてください
「最初の空港でトムハンクス追っかけて、カメラがぐるぐる回るシーンがあったでしょ? 私はそこで目が回ってしまいました。 だから、映画終わるまで気持ち悪かった~」 \(◎o◎)/!\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!\(◎o◎)/! 【るる】さん 10点(2005-01-04 11:57:18) (笑:1票) |
9.トム・ハンクスはコメディアンであると信じる立場から、本来の彼の持ち味が生かされたコメディ作品は嬉しい。問題は1000人もの観客と同じスクリーンを見ているはずなのにゲラゲラ笑い続けていたのが私一人であったこと。この寂しさはいったい何なんだ。 トム・ハンクスだから、スピルバーグだからと言って大箱でいかにも感動系なコピーをつけて売らなければならないという事情もわからなくはない。だからと言ってクスリとも笑わずに深刻ぶってスクリーンを見つめ、とってつけたようなラストでは涙まで流す観客の異様なまでの主体性の無さに愕然とした。人々は映画に対する感想まで誰かに教えてもらわなければならなくなってしまったんだろうか。自分の頭でモノを考えていれば、この程度の「感動話」に泣ける方がどうかしている。 もはや「大作」にしか出演を許されなくなってしまったトム・ハンクスと、「大作」しか手がけられなくなってしまったスピルバーグにとって、果たしてこの選択が正しかったのかどうかは疑問。これは低予算で低スケールで、地味に撮って味の出るストーリーだったと思うし、泣く泣く大作に仕立てた割には頑張っていると思うのだけれど客寄せパンダのキャサリン・ゼタ=ジョーンズは蛇足だったし主人公がNYへ行きたい理由も実際そんなに必要ではなかった。ただ飛行場から出て行かない主人公というシチュエーションだけが重要だったのであって、優れたアイデアだっただけに潤沢すぎる予算は却って邪魔になってしまった。売れすぎた才能の行き場の無いエネルギーという皮肉。ついにスキンヘッドになってしまったスタンリー・トゥッチの熱演に敬意を表して7点。返す返すも惜しい作品ではある。「トゥルーマン・ショー」にとても似ていると感じたのは私だけだろうか。 【anemone】さん 7点(2005-01-02 00:18:35) (良:1票) |
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8.「待つ」ことをテーマに空港を舞台にした素晴らしい感動作品に仕上がったと思う。 誰かをあるいは何かを待っている人には心に染み渡る熱いものを感じるのではないかな。 人は色々なことや人を待つ。 この映画でも、フランクは局長のポストを待ち、エンリケは指輪を渡しトーレスが来るのを待った。 アメリアは39歳になってもある人を待ちつづけている。 グプタにはひょっとして本国で待っている人がいるのかもしれない。 そしてビクターは時を待ち、タイミングを待ち、アメリアを待った。 アメリアのように待つことによって、その答えや見返りが得られないかもしれない。 ビクターのように得られたものはただの紙切れかもしれない。 それでも人は何かを待つ続ける。 それは待つこと自体に何かの意味があり、待つことによって学ぶものがあるからだろうか。 この映画を観て「待つ」とは一体どういうことなのだろうか、俺は一体何を待っているんだろうかと色々感じることが多かったな。 「待つ」ことを描くことにプラスして人間的な触れ合いを描いていているのも大きい。 空港に一人、自分のことを知る人もいなく、言葉も何も通じない中、置き去りにされた孤独感から様々な人と触れ合いながら、助けたり、助けてもらいながら生きていく。 冒頭の誰も知らないスタートから空港を出る時はビクターを知らない人がいないほど大きな輪になっている。 そういう人間的なベーシックな面を上手くそしてシンプルに描かれている点も好評価できる。 フランクはビクターから学ぶことはあまり多くなかったかもしれないが、自分はビクターから学ぶことは多かったと感じた。 【六本木ソルジャー】さん 8点(2004-12-30 23:22:24) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 普通に戦争が終わって国が復活して帰国かよ!と。平坦な映画でした。缶とかジャズとかもとってつけたようなエピソードであまり感動しないし、キャサリン・ゼタ・ジョーンズも恋愛っぽいものを入れておかないと華がなくない?といったノリの役みたいでした。 国が崩壊して空港で暮らすという一発アイデアだけで作っちゃった映画。トム・ハンクスの演技もマンネリ。この微妙な感じは上手いんでしょうけど、言葉がわからなくてかなり平和主義(?)のおっとりさんなだけなのに、ちょっと知的障害者か、なにか特別な人ちっくに見えてしまうのは私だけでしょうか?この映画で一番おっ、と思ったのは、クォーターの稼ぎ方を覚えたところでした。 【るいるい】さん 4点(2004-12-23 21:24:27) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 私がトム・ハンクスをこよなく愛する1つは「その軽快な演じ方」にあります。コメディアン出身の彼は、「ビッグ」「ターナー&フーチ」「プリティリーグ」最近では「レディ・キラーズ」などで、彼にしか出来ない軽快なテンポの演技をしてきましたが、「フィラデルフィア」「フォレストガンプ」で2年連続オスカー受賞してからは比較的重厚な役回りが多い気がします。「プライベートライアン」「グリーンマイル」「キャストアウェイ」「ロード・トゥ・パーディション」など。
演技力を見せ付ける彼も素敵ですが「人間味あふれる等身大の演技」を見るなら彼の右に出る人はいません。当然この映画は「彼のためにある映画」であり、時には椅子をベッドにするシーンで間に落っこちそうになり、悪戦苦闘するシーンや、1つ嘘を付けばNYに出られると言われても決して嘘を付かない彼の姿勢に思わず笑わせられました(笑)<そのくせ、キャサリンゼタには何故ターミナルにずっといるか嘘をつく!
この映画は決して派手ではありません。クリスマスに他で上映されているどの映画よりも地味なヒューマンドラマです。それでも「ビッグネームが作り上げたテンポよい人間ドラマ」として見ると、本当に見てよかったと思える映画だと思います。
特にトム・ハンクスのファンの皆さんなら、このような、間に彼の笑いのテイストが散りばめられた作品は思わずうなづいてしまうのではないでしょうか!?「レディキラーズ」もですが、彼がどこか『笑い』を散りばめた人間的な作品を最近は選んでいるような気がして嬉しくてたまりません!
最近のスピルバーグは商業主義になってきたという人はいますが、彼が監督したという先入観を捨ててこの映画を「祖国に帰れなくなった男の9ヶ月間の物語」と思って観たら、これは中々の佳作だと思いますよ!文句無しに上手いトムの演技に6点。キャサリンゼタはやっぱり綺麗だったので+1点!スピルバーグとトムハンクスの4本目のコラボがいつか見れるのを期待してこの点を付けます!! 【まさかずきゅーぶりっく】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-12-23 20:56:06) (良:1票) |
5.トム・ハンクスの主演が決定した事を受けてスピルバーグがメガホンを取る事に決めた、まさにスピルバーグがハンクスのために撮った映画。 内容はいたってシンプルで出国も入国も許されない非アメリカ人旅行者が米国ターミナルでの生活を送ってゆくうちにターミナルで出会う人々と心を通わせていく。 しかし穿った見方をするとその裏には、非米国人に対するアメリカ人(全ての、ではないが)の傲慢とも取れる態度に対する揶揄であったり、イラク人に対する過度の警戒への戒め、などなど複雑な問題に対する問いかけが見受けられる。 ラストもありがちなものではあるが、この映画のテーマに対してそういった見方が出来る以上、米国人の固い殻のような壁を突き破って心を通わせた非米国人という点からみて心に染み入るものになっている。 表面上に見て取れる現象以上に考えさせられる、良作である。 【コーヒー】さん 9点(2004-12-02 04:17:17) (良:1票) |
4.いいですね~、本当に安心して観ていられる良作です。トム・ハンクスのさり気ないながらも素晴らしい演技と、それを生かしきるスピルバーグの演出。また、台詞のひとつひとつもウィットに富んでいて、笑わせられたりホロっとさせられたり… 冒頭、イキナリ本題に入ってくるスピード感ある展開。これって実はかなり重い内容なのに、それをサラッと流しながらも決して軽んじない。この手のニューマンドラマとしてはお約束的なストーリーなのに、観る者にやたらツッコませない。決して大作ではありませんが、見事に感動させてくれる一本です。 |
3.《ネタバレ》 冒頭で、これ『キャスト・アウェイ』みたいだなって感じてました。その理由〈わけ〉は 、冒頭でのナボルスキーの孤独と空腹との戦いが、無人島の上と大した違いが無いように感じられたからです。それに、それがまたみょうに可笑しくて、僕は一人で声を堪えて笑ってました。本当ならば天と地の差ほどありそうな環境の中で、戸惑いながら、そしていくつもの壁にぶつかりながら、ナボルスキーが少しづつ身の回りの環境を不器用なやり方だけど、快適に変えてゆくその努力に満ちた愛くるしい姿は、とても微笑ましく、自然と心が温もりに満ちていきました。その頃には『キャスト・アウェイ』は大的ハズレだなって感じれました。そしてラストではたくさんの人々に囲まれ、その人達の温もりに囲まれ、そして人々の優しさと愛情で満ちたラストはとても、とても感動的でした・・・ひさしぶりに人の温もりを肌で感じられる映画に出会っちゃいました。それに人ってやっぱり素晴らしいなって素直に思えました。本当に心から綺麗にしてもらえる、そんな繊細で幸せな物語でした。 【ボビー】さん 8点(2004-10-24 09:00:19) (良:1票) |
2.純粋でちょっとヌけてて情にもろいおっちゃんが、空港内で幸せの粉を撒き散らかす。スケール的には小さいが、さすがスピルバーグと思わせる仕上がり。トム・ハンクスもやはりというか上手い。温かい気分にさせてくれる良作。 【モチキチ】さん 8点(2004-07-11 03:03:57) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 最近のスピルバーグは「Catch Me If You Can」にしてもそうだが、いろんな意味で大作を作らなくなった気がする。それは彼が意図的にそうしているのか偶然そうなっているのかは知らないが、これらの映画を見てなんでスピルバーグがこんな映画を?っていう印象を受けてしまう感じは否定できない。地味でもないし派手でもないこの映画は、他の監督が作ればこの監督はなかなかやるなと思わせる出来なのにスピルバーグのネームバリューからなのか、何かもう少し期待してしまうのはやはり彼が大御所たる所以だろう。しかしこれは彼がいい意味で余裕を持って映画を作っている証拠だ。ストーリーはアメリカから見れば外国人である我々にとって非常に共感できるシーンがいくつもある。特にトム・ハンクスが英会話の本を片手に入国管理官と話すシーンは爆笑ものだ。個人的には恋愛が絡んでくるところはあまり好きではないが、この映画はハリウッド映画だと割り切って見ればさほど気にする程度のものではない。傑作映画を見た満腹感は得られないが非常に安心して見れる映画に仕上がっている。それはどんなジャンルの映画でもどんな脚本でもある一定以上のレベルに仕上げるスピルバーグの凄さなのかもしれない。 |