5.《ネタバレ》 最後にセリフを決めたのはチビ助ショーン君だったが、「連れて来られたの」と言った。このぉ、こいつピノキオだな 嘘つくと、いつか鼻が伸びてくるぞこいつぅ。
今回CSでの観賞でしたが、1978年、8歳時にスクリーンでリアルタイムに観ています。だけど、思い入れの深い作品であるが故に、1作目と2作目の違いが思い出せず、こんがらがった状況のままで感想述べたくないなという思いからご投稿していませんでした。8歳時の目線として一番記憶に残っていたシーンは、海上ヘリが水面でジョーズ君に襲われ転覆したところでありました。 ところが今回の再見を元に、素敵シーンの記憶の追加をたくさんいたします。ジョーズ君撃退の後に起こった若者たちによる狂喜乱舞の大歓声。中でもショーン君の子供ながらの発狂ぶりが嬉しくもあり、一番恐怖に怯え震え上がっていたブロンドの女の子が落ち着いて、ようやく笑顔を見せた瞬間の緊張崩壊ショットなど。ジョーズ2、つまり、素敵シーンはラストシーンにあります。この作品への思い入れは、44年前でも、そして本日今日これからも一切変わりません。そこが確認出来た事にワタクシ今大変感激しております。 【3737】さん [映画館(字幕)] 10点(2022-01-26 19:12:23) (良:2票) |
4.さすがに2作目ともなると、ジョーズがウジャウジャ出てきて「今度は戦争だ!」、じゃなかった、ゴメン、他の映画と間違えた。当時はそういう発想は無くって、相変わらずサメが1匹、人を襲うという、それだけの映画。監督も代わって演出の方はサッパリ。それに、ブロディ署長はサメの専門家みたいな口調でやたら偉そうだし、サメが振動に敏感だと言えば、バカの一つ覚えみたいにもうそればっかし。それでも、動物パニック映画に断然興奮してしまう私にとってはそれなりに大事な映画、かも。 【鱗歌】さん 7点(2003-10-19 00:51:36) (良:1票)(笑:1票) |
3.《ネタバレ》 ジョーズ3あたりのレビューは書いてたのにこの2のレビューは書いてませんでした。
興業としては大ヒットした2ですがその内容はグダグダ。
そもそもオリジナルのジョーズは「サメがなかなか出ない」その緊張感と見せかたで傑作となった映画です。 ところが2ではその手法が使えません。そりゃ1でもうサメが出ちゃってるんだから当たり前ですが、じゃぁ2ではどうするか…というと何もない。冒頭のサメに襲われるシーン、サメ目線でシーンが描かれサメの姿は出ない演出なんですが…いやどうせ1で観たようなサメですよね?この演出に意味ないですよね? とはいえこのサメ目線カメラはこの映画のがんばりどころだったらしくちょいちょい出てきます。まぁここは苦肉の策を「がんばったね」と褒めてあげるのが大人の姿勢と言えるかもしれません。
それから1作目のトラウマで頭おかしくなってしまっている署長も見てられません。 魚群を見て「サメだぁぁぁ」と叫びながら銃を乱射して暴れる署長の姿は涙無しでは観られないのですが、おそらく人間のトラウマ等について時代を先取りして深く描いてみたかったのかもしれません。わかんないけど。 そして後半子供を助けようと無策で飛び出してしまうあたり(そして無策だから役にたたない)、やはり観ていてキツイものがあります。 人間、自分が署長で前作のような事を経験してれば次に同じような事態があった時の事を想定してるものじゃないんでしょうか?トラウマから目をそらしてるだけじゃだめだぞ?だからお前は3で出番なくなるんだよ!と署長に対しては強く説教しておきたいところです。
あとサメもサメです。 クライマックスにかけてボートから子供がばんばん落ちるのに全然食べません。 いや、もっと喰えよ!いけるだろ?無駄に沢山子供いるんだからさ! てかそういう映画じゃないのか?? お前も皆と同じでダメな子なのか? と思ってたんですが、しかしヘリを襲うシーンだけは秀逸です。 よし、お前はよくがんばったぞ!とここは褒めておきましょう。
「ヘリがやられるシーンだけはいい」←ジョーズ2の感想を書けば、つまりはそういう事です。
ところで2を見直すまで忘れていたのですが、「サメの敵討ち」という馬鹿な言動、ジョーズ3のオリジナルかと思っていたんですが、なんとこの2ですでに署長が「サメの敵討ち」と言っています。この馬鹿発言は2から3への引き続きネタだったんですか…しかも夫婦で言ってるとか。似たもの夫婦! 【あばれて万歳】さん [地上波(吹替)] 4点(2021-06-21 14:12:37) (笑:1票) |
2.《ネタバレ》 ブロディ署長の次男であるショーンくん、随分可愛らしく成長したんだなぁ……と、そんな事に感心。 見た目だけでなく、中身も良い子なもんだから、彼が「主人公の救出を待つ、囚われのヒロイン」的な立ち位置に収まるのも納得でしたね。 この子なら(何としても無事に助け出したい)という気持ちになれるし、主人公を応援し、感情移入する事が出来ます。
前作の一件によって、すっかりサメがトラウマとなり、ビーチで誤解から銃を発砲してしまったブロディ署長。 そんな彼に、周りの皆が呆れて立ち去る中で、ショーンくんだけが寄り添い、一緒に薬莢を拾ってくれる場面なんかも良かったです。 子役だから、長台詞を言わせたりすると、どうしても不自然になってしまうでしょうし、こういう「無言の動き」で優しさを伝えてくれる演出というのは、非常に効果的だったと思います。
サメの倒し方も「感電死」という形で、中々迫力があって良かったですし「無事に息子を助け出してハッピーエンド」という予定調和な結末を迎えるのも、実に気持ち良い。 ブロディ署長が解雇される際に、前作からの知り合いである市長だけは残念そうにしていたというのも、ファンとしては嬉しくなる描写でありました。
そんな具合に、色々と長所がある映画なのですが、短所も同じくらい目に付いてしまいましたね。 まず、サメの造形が初代以上に拙いです。 ヘリに食らい付いて破壊するシーンなど、演出自体は悪くないと思うんですけど、サメの目に全然迫力が無くて、怖くなるどころか「このサメ可愛いなぁ」なんて和んでしまう始末。 サメと心を通い合わせる映画という訳でもなく、作中では純粋な悪役に過ぎないんだから、もうちょっと怖いデザインに仕上げて欲しかったところです。
あと、水上スキーに興じる女性を襲う場面や、ボート上のカップルを襲う場面なんかが、今観ると妙に古臭い。 初代の「JAWS/ジョーズ」だって古さを感じさせる作りではありますが、続編であるはずの本作の方が、更に十年くらい昔の映画に思えちゃったんですよね。 変な話、初代の方が後に作られたと言われても納得しそうになるくらいです。
ティーンエイジャーに成長した長男のマイクにスポットが当たっている為、若者達の青春映画としてのテイストが強いんだけど、主人公はあくまでもブロディ署長というのも、ちょっと歪なバランス。 結局、マイクは最終決戦の直前でアッサリ救助されている為「囚われのお姫様」ポジションとしては、次男のショーンだけで充分だった……という形になっているんですよね。 それならば一緒に弟を助ける為、父親に協力させるなど、もうちょっとマイクに見せ場を与えてやっても良かったんじゃないでしょうか。 スポットの当て方が中途半端で、大した活躍もせず退場という形になっていたのが残念です。
それでも、本作には初代「JAWS/ジョーズ」の雰囲気が色濃く残っている為、正統派な続編として、まず満足出来るクオリティでしたね。 流石にシリーズ四作品もあるとなると、全部まとめて観る事は難しいのですが、本作は初代を観賞した際に、つい一緒に観てしまう事が多いです。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 6点(2017-08-02 04:29:27) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 評価が高い作品の「2」というと大体評価を落とすものですが、この作品はまずまずの出来だったのではないでしょうか。ただ、前作がロイ・シャイダー署長と共にロバート・ショウやリチャード・ドレイファスが登場人物として実に魅力的だったこともあって作品全体の魅力もやはり「1」には敵わなかったなあという印象です。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-02-08 20:19:02) (良:1票) |