9.クリスマス・イブの夜。自身の子どもたちへのプレゼントを傍らに、彼らが寝静まるのを待ちつつ、クリスマスらしい映画を観ようと、今作の鑑賞に至る。 僕自身が3歳の頃の映画で、ポップアイコンとしての“ギズモ”の存在は勿論知っていたけれど、鑑賞自体は初めてだった。
良い意味でも悪い意味でも“ファミリー映画なんだろうな”というイメージだったが、想像以上に楽しめた。 時折ふいに展開されるエグいブラックユーモアを多分に孕んだ描写が特徴的で、徐々にクセになってくる。 映画世界全体のクオリティは決して完成したものではなく、雑多で大味だが、その決してただの“可愛らしいぬいぐるみ映画”ではない明確な「雑味」が、ファミリー層を越えて、ウケた理由なのだろう。
CG以前の時代らしいクリーチャーの味わい深い造形もさることながら、制限のある動きを表現するための巧みなカメラワークも見事。スティーヴン・スピルバーグをはじめ、名だたる映画人たちが集った作品だけの映画的な上手さを随所に感じられた。
恐怖に絶叫しながら、ものの1分程の間に3匹の凶悪グレムリンを惨殺したママが、実は色んな意味で最強だった。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-12-24 23:58:08) (良:2票) |
8.アメリカ版となりのトトロ。ロケ地がちょっと都会でトトロがちょっと小さくて水ついたら増殖して悪いやつらがいっぱいでてきて、日本に生まれてよかったなー。う~ん。けどやっぱかわいい・・・。 【おでんの卵】さん 9点(2004-09-04 02:49:49) (笑:2票) |
7.《ネタバレ》 好きだなあ、こういう分かりやすい映画。 小さなモグワイが怖いエイリアンになって襲ってくると思ったら、意外とやんちゃで遊び心満載なグレムリンになってて面白い。 しかし恐怖から一瞬にして惨殺してしまう母親とか、怖いくらいのブラックユーモアが随所に効いているもんだから、たまらない。 後半は一種のパニック映画のようにもなるが、短い時間でサクッと収束してくれるあたりも昔の映画の良さだよなあ。 【mhiro】さん [地上波(吹替)] 7点(2022-12-18 21:47:37) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 クリスマスの映画だったんですね。クリスマス映画といえば『ホームアローン』と思ってましたがこれもそうなんですね。
キャラクターは知ってます。どういう映画かも大体知っていたのですが実はちゃんと鑑賞するの初めてでした。製作にスピルバーグがクレジットそれてるとか、グレムリンはチャイナタウンで見つけたとか、三つのルールとか、有名な映画のディティールをちゃんと知れて良かったです。
でもやはりこの歳でこの手の映画を鑑賞すると、もう子供の頃と同じ目線で見ることができなくなったことを実感しますね。特に、ヒロインの女の子のクリスマスが嫌いになった理由が刺さってしまいました。最初は親父が他所に女作って…的な話なのかなーと思って聞いていたら、まさかのサンタの格好で煙突にはまるという事故。こうして書くと間抜けな話に思えるが、途中で首を折って…とか詳細なエピソードを聞くととても切なくなりました。 ルールを守れなかった人間のせいで勝手に生み出されて勝手に殺されるグレムリンも可哀想だなとか思ってしまったり。この手の映画を純粋に楽しむには少し歳をとってしまいましたが、でもオヤジの変な発明品でグレムリンを華麗に捌く主人公の母親はスゲーと思いました笑
なんだかグレムリンって、いわゆるモンスターなんだけど彼らがやる悪さってとても人間的でそれがなんだかおかしい。もしかしたら当時は「そんなことしてたらグレムリンみたいに殺されるよ!」みたいな躾に使われてたりしたのだろうか。もしくはそんな使われ方を想定して製作したのかなとか思ってしまった。
まともにみたことないくせに、子供の頃グレムリンに追っかけられて校舎の三階から落とされた夢を見たことは今でも忘れない記憶。改めて鑑賞して、またその夢を見ないことを願おう笑 【TANTO】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-31 18:39:26) (良:1票) |
5.当時、独特な世界観でヒットしていたのを思い出す。今見てもなかなか面白い。ゴーストバスターズと張り合っていたな。現在なら全部CGで再現するんだろうが、そうすると、手作りのギズモのぬくもり感は伝わらなかっただろうね。 それにしても続編はひどかったなぁ・・ 同じ監督とは思えん。趣味が悪いな、こいつ。
※フィービー・ケイツは他の映画で胸や半ケツを出していて幻滅した。清楚な見かけによらずエロイ女だ。 |
4.今更観るべき映画でないことは分かっていましたが、さすがに途中で嫌になりましたね。 子供の頃に無邪気に観るべき映画ではないでしょうか。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 3点(2007-12-31 00:49:48) (良:1票) |
3.母親の瞬殺が見所。一瞬のうちに3体を始末するとは只者ではないだろう。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-12-31 00:05:06) (良:1票) |
2.「素晴らしき哉、人生!」「34丁目の奇蹟」に並ぶクリスマス映画である、自分的には。 クリス・コロンバスありがとう。 【BROS.】さん [地上波(吹替)] 8点(2005-12-25 01:11:00) (良:1票) |
1.公開当時は、周囲ではゴーストバスターズがお正月映画一番人気でしたが、ウチの一家は何故か真っ先に却下、ゴジラかグレムリンか映画館前まで悩んだ挙げ句、グレムリンを選択。これが大正解。やったね、こりゃ紛れも無い「動物パニック映画」の一本。と言う訳で大好きな映画です(もちろんゴーストバスターズもメチャ面白かったけどね)。「夜中12時過ぎたらエサをやってはいけない」って、じゃあ朝は何時以降ならエサやっていいんだよう、などと思ったのも今では昔の話、些細な事です。ファミリー映画のようでいて実は、グレムリンが本気モードで襲ってくる、殺るか殺られるかの凄惨さがグー。ママ強し。←これって何だか愉快だなあ。そして街が陥る大混乱の描写と、その後の静まり返った街、あーこりゃ間違い無くパニック映画だよ。その後ちゃんと「定石に乗っ取って」ヤツらを退治してくれるしね(愉快痛快!)。そういや「壁に掛けた剣」の伏線なんかも楽しいところだし、コリー・フェルドマン絶頂期(?)の生意気ぶりも見どころ。ラストシーンの背景は、マットペインティングなんでしたよね?幻想的でしたナ。そんなわけで、クリスマスにはゼヒ生意気盛りのお子様たちに見せてちょっとビビらしてやりたい、そんな映画です。 【鱗歌】さん 9点(2004-12-30 21:30:54) (良:1票) |