41.権力者と市井の人間が入れ替わるシチュエーションコメディはよくあります。ただ、この作品は、その作られた時期を考えると、とても特別な意味を持っていると思います。皆さん書いていますが、やはり圧巻はラストの演説シーンでしょう。何度観ても、あの場面には感動します。戦争好きの世界中の指導者にかみしめて欲しいものです。 【オオカミ】さん 9点(2003-08-07 08:30:13) |
40.こんな、すごい映画があったなんて・・・・。チャップリンってスゴイ!コメディ、エンターテイメントの原点を見たって感じ、感動しました。 【たむさん】さん 10点(2003-06-30 20:17:08) |
39.こういう映画は今の時代だからこそ必要だと思う。こいつをリメイクし、この時代のヒットラーを金正日に置き換えると良いと思う。ブッシュでも良いが・・ブッシュに置き換えるとなると相当に・・いや究極にブラックな映画になると思う。ハリウッドで作ると面白いが、まず無理だろうね。企画段階で潰されるし・・。 【ロドル】さん 10点(2003-06-24 16:45:59) |
38.ここ10年以上観てないのでラストの素晴らしい演説くらいしか覚えていないのだけど、地球人類が平和共存していく上で必要な思想を強烈に訴えている点で本作は人類の宝と言っていいと思います。 ↓以下で書いておられますが、映画館でラストに拍手が起きたのはすごい納得。私もその場に居たかった! 【じゃん++】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-06-17 02:14:34) |
37.ナチ全盛期にこの作品が作られたことだけでも奇跡的な勇気と快挙。それもシニカル(毒を持つといってもいい)なユーモアとギャグをてんこ盛りにして・・・そして最後の演説は一転人間チャップリンの素顔になる。演説はそれこそ感動してノートに書きとめたくらいだ。独裁者をさんざんコケにして笑い飛ばし、最後に訴えたその言葉には、チャップリンの心からのメッセージの全てが詰まっている。この言葉は今もなお新鮮さを失ってはいないが、これは当時現実に戦時下にある人々へ向けての魂の呼びかけでもある。今また戦乱多発の時、これをそのまま国連で演説したら拍手喝さい、世界中に感動を与えることだろう。まさに永遠に記憶したい珠玉の言葉である。 【キリコ】さん 10点(2003-06-16 21:38:29) (良:1票) |
36.ほとんどの皆さんと同じ意見ですが…。あの時代のこの作品…。リアルタイムでの公開がなかったのは残念。(時代背景上当たり前ですが)でも、フィルムが残っていてくれただけでも感謝!「たられば」を言っても仕方ないですが、これが当時何かの形で世に出ていたら、歴史は変わっていたでしょう。映画の枠を超えた、「生きたメッセージ」です。 【YRV】さん 10点(2003-06-11 16:15:52) |
35.文句なしの10点。昔の映画にしては良い、とかそういうレベルではないですね。やはり最後の演説は鳥肌ものだし、かといって小難しい作品なわけでもない。あくまで「笑える」映画であるところがすごい。これを見て改めて人に何かを伝えるということの難しさを実感しましたよ。 【とむ】さん 10点(2003-06-03 00:53:36) (良:1票) |
34.何故、作品を創るのか? と考えたときに、これほどスゴイ答えを持った作品は少ないのではないだろうか。人々に向けてメッセージを放ち、考えさせ、感動させる。これだけのメッセージを持ちながら、難しいところもなく、暗い映画でもない。ラストの演説は不朽であろう。 だが、主人公たちが迫害されているのに、笑って観てしまっている。なんという恐ろしい映画だろう!! 有名な地球儀のシーンなども、大笑いしながら、ふと冷水を浴びたような気分になる。そして、実際のユダヤ人迫害が、こんな生やさしいものではなかったことを知り、呆然とするしかない。 |
33.便宜上満点をつけたけど、本音を言えば、何点つけても足りないです。人類の財産みたいな映画。またこの世に戦争と言うものがあるかぎり「古く」なることを許されない映画でもあります。多くの方がいみじくも指摘されてるように、ドイツとまだ交戦状態になかったアメリカ、ナチスが猛威を振るっていたこの時代に、この映画を創られることは、アメリカにとっても困ることだった。ヒットラーは、チャップリンがこれを製作中との報を聞き激怒したといいます。何よりすごいのは、まるで神の目のようなチャップリンの視点です。ヒットラーをただ糾弾するのではなく、自分の中にある、そして人間の中にある「世界を征服したい。独裁したい」という欲望、その象徴として独裁者というものを完璧に描いているところ。歴史の結果の悪人としてのヒットラーを描いていない。引き合いに出すのも大人気ないけど、シンドラーのリストのような、テーマパークもどきのナチスの悪の単なる解説とは、天と地の差がある。また、細かい部分でのチャップリンの計算も驚嘆すべきものがあり、例えばヒンケルが執務室で、大きな地球儀の風船を、「世界は我が物」と陶然と悪魔的なバレーを一人踊るところ。地球をお尻で突き上げる皮肉もすごいが、突き上げられた地球儀が、トメニア軍のマークに重なるところ。トメニア軍のマークは×がふたつ。これはダブルクロスといい、アメリカのスラングで「ペテン師、裏切り者」の意味らしい。今はなき、淀川さんが山田洋次監督との対談で「チャップリンは、ヒューマンな人だから、すごい厳しい怖い面もある。本当に悪い奴の苛め方はすごいからね」と言われたのが実感できる。とにかくこの映画でのチャップリンの独裁者をいじめる情け容赦の無さは徹底的です。いま言ったようなことを、大爆笑の中で完璧に描いているのは、もっとすごい。現実に対する緊張感の高さもあるのでしょうが、特に冒頭の十数分のマシンガンのようなギャグの速射はどうだろう!ラストの演説の素晴らしさは言うまでも無い。中学1年の時、超満員の劇場で本作品を見たけど、ラストでその場にいた誰もが拍手したのは、後にも先にもこの映画だけ。映画館で、あんな感動的で割れるような拍手を聞いたのもこのときだけ。あれは忘れられない。 【ひろみつ】さん 10点(2003-05-24 20:37:48) (良:3票) |
32.良かったです。そりゃ、これほどの映画、誰でもそう感じるでしょう。チャップリンの映画は常に政治や体制を皮肉るものが当然多いし、それに感じ入ることも多くてすばらしいんだけど、あれほどの才能の人が、もしも全霊を傾けて、万人が楽しんで見ることの出来る楽しい娯楽映画を作ってくれていたなら、と思うところもあるのです。いつも根底に流れる暗さ、せつなさを感じますよね。それはそれでいいんだけど。 【みんみん】さん 7点(2003-04-26 14:36:39) |
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31.これは批判が難しい映画だ。ヒトラーの存命中、あそこまで彼を茶化したコメディアンはチャップリン唯一人のみだったそうだ。そんな彼も戦後は赤狩りの憂き目に遭いアメリカを去ることになる。やはり最後の演説に賞賛は集まっているが、ではあの場面のまでのドタバタ劇は何だったのかと疑問に思う。コメディなら徹頭徹尾、最後までとことん皮肉で茶化して欲しかった。点数には迷ったが、やはり低い点を付けるのには畏れ多いのでこの点を。 |
30.改めてコメディアンの原点の動きに脱帽。でも今の感覚で素直に見ると「わはは~!」と笑うよりは「ほほう」と感心してしまう。笑いとしての古典の宿命。 【チューン】さん 6点(2003-02-10 01:00:26) |
29.命がけの作品ですよね!全人類の平和や幸福を願う気持ちって、何年経っても変わりません。最後の演説は一生ものです。チョビ髭の偶然ってすごいわ! 【今日のわんこ】さん 9点(2003-02-08 01:50:58) |
28.20世紀全映画のマスターピース。「市民ケーン」や「陸軍」と共に、権力に命を賭けて映画作りをした点で、もう最上級でしょう。最後の演説シーンは、本当に震えがきます。ムッソリーニも出てくるし、ユダヤ迫害も描かれているし、チャップリンらしい追っかけの劇笑場面も盛りだくさんだし、まさに傑作、傑作、大傑作です。 【FOX】さん 10点(2003-02-02 23:59:31) |
27.チャップリンの中で一番好きな映画。でもナパロニの出てくる場面は長くてうざく感じる。観る時たまに飛ばしてしまうときがある。 【あっしーくん】さん 9点(2003-02-02 18:59:21) |
26.10歳前後で初めてNHKでやってたのをビデオにとって見たんだったと思うけど、ラストの演説シーンはなんども繰り返し見ました。これだけ政治色の強い作品でありながらちっちゃいガキンチョを笑わせ、感動させるってのはスゴイですな。後で当時の状況を知って二度びっくり。歴史の授業とかで見せるべきでしょうなぁ(笑 【らんたろ】さん 10点(2003-01-13 03:31:59) |
25.当時アメリカでは自国の経済発展のため戦争防止をドイツに訴えかけるため、ドイツに対して友好的であった、しかしチャップリンはこの映画を撮ることにより、そしてそれを世界に向けることによりヒトラーの本質というのを伝えようとした。しかし、皮肉にもアメリカは逆の捉え方をしてチャップリンは「共産主義者」とされ赤狩りに合いヨーロッパに強制送還される。実際のところはアメリカは世界の主導権を取るため戦争をしたかったのかもしれないし、ヒトラーの本質を知っていたのかもしれない、今となってはそれは分からないところだが・・・独裁者の危険性は少なくてもアメリカも少しは分かっていただろう。しかしチャップリンがヒトラーの本質を見抜いていたことは確かである。そのため彼は今後起こりうる戦争というものと防ぐためにこの映画を撮ったのだとも考えられる。いや・・そう自分は思っている。何故?トーキーで撮ることにこだわったのかを考えればおのずとそういう結果につながるからだ。当然危険な映画だということは自分もわかっていただろう、しかし彼はこの映画を撮ったのだ。映画というジャンルから観るとこの映画は8~9点ともいえるかもしれない、当然いつものドタバタコメディはあるし、笑わせてもくれるが・・。しかしこの映画については、この作品については10点でも足りない。彼の伝えたかったことが伝わったのはナチス台頭の後だということが残念でならない。 【恥部@研】さん 10点(2003-01-10 18:29:57) |
24. チャップリンがそんじょそこらのコメディ役者ではなかったことが素人目にもハッキリ分かる映画史上空前の傑作。実際に記録映画でアドルフ・ヒトラーの演説を見たことがある者なら、ヒンケルのドイツ語風パロディ演説は爆笑モノだと理解できるハズ。床屋のチャーリーが、ラジオから流れるブラームスの「ハンガリー舞曲・第五楽章」に乗って客のヒゲを剃る至芸のパントマイムも絶妙で唸らされる。ナチスドイツ絶頂期に堂々と人類愛を声高に訴えたチャップリンの勇気を安っぽい戦後(しかも相当経過した後)の反戦テーマの映画とゴチャ混ぜにして語らないで貰いたい!一歩間違えば命取りになりかねない危険な賭けに彼は確かに勝った。しかし、その代償としてアメリカを追われたのである!スイスに亡命した彼は世を拗ねた老人となり、以後二度とドタ靴に山高帽のチャップリン・スタイルを銀幕で見ることは出来なかった…。娘(ジェラルディン)、息子(シドニー)とも俳優になったが、喜劇俳優としても監督としても、その才能は全く受け継がれなかった。矢張り天才はそうそうお目にかかれないから天才なのだろう。 【へちょちょ】さん 10点(2003-01-01 14:46:31) (良:2票) |
23.20世紀を象徴する映画じゃないですかね。 【ピルキー】さん 10点(2002-12-30 05:38:03) |
22.NHKでやってたんで見ました。あの演説のシーンだけでも必見です。ブッシュ大統領に見せてやりたいですわ。 【つばき】さん 10点(2002-12-28 19:41:35) |