61.製作された1940年、ポーランドでは300万人のユダヤ人絶滅計画が本格化する前、アメリカも実際の戦争には加担していない時期に、ナチスドイツの明確な「人類への犯罪行為」を痛烈に批判したその態度には感服する。確かに「理想論」と片付けることもできるであろう。実際、大国アメリカを戦争に参戦さえる世論づくりをチャップリンを狙っていたのかもしれない。しかし、現代において、仮に同じような政治状況が発生した時に、この作品以上の映画を作る事ができるだろうか?そう思うとき、この作品の偉大さを認めなくてはならなくなると思う。 【クルイベル】さん 10点(2004-01-30 14:03:42) |
60.こんなすごい映画初めて観ました。もうチャップリン凄すぎ。 【ヒューマンガス】さん 10点(2004-01-26 23:40:01) |
59.初めて見たチャップリン作品です。顔剃りのシーンは爆笑しました。最後の演説シーンは素晴らしかったけど感動はあまりしなかったです。 【ギニュー】さん 7点(2004-01-25 21:14:47) |
58.チャップリンの素晴らしさは、笑いと仕草で、人生の深みを表現出来る点だと思います。本作でも、その表情や滑稽さで、独裁主義の馬鹿馬鹿しさや、人間は等しくひとりひとりが貴重であるというメッセージは、充分に伝わってくる。だから最期の演説は、勿論文面は素晴らしいのだけれど、蛇足と感じてしまった。あとこの内容にしては時間が長い。中だるみの感が拭えなかった。だが後世に残さなければならない名作の一本ではあると思う。 【ともとも】さん 5点(2004-01-19 21:00:20) |
57.名作です。やはり感動しますが、それと同時に悲しさも感じます。それは、映画というメディアの限界と無力を感じるからです。こんなにすばらしい作品を作ったのに、結局ナチスの悲劇は防げませんでした。今、我々があの時代にこんな作品を作れたことを評価しても、現実の歴史はチャップリンが恐れた結果になってしまったのです。映画は同時に多くの人に訴えることができる影響力のあるメディアだと思っていますが、こと戦争に関しては、あまりに無力のような気がします。映画が誕生して以来、多くの名作と言われる「反戦映画」が作られていますが、戦争は相変わらず続いています。見る人の心に訴え、感動を与えるだけで、政治を動かすまでには至っていないのでしょうか。 【パセリセージ】さん 9点(2004-01-18 22:58:14) (良:2票) |
56.本当のコメディアンというものは、人生の悲哀や優しさや温かさを体現できる人である。世界中の誰もが認める唯一の人物がチャップリンです。自らの命を賭して作られたこの作品は、世紀が移り変わってもコメディ映画の最高傑作だと思います。この作品が生まれた頃に比べれば世界はずっと平和になったように見えます。けれどもやはり戦争はなくならず、罪なき人々が犠牲になり、元は心優しい人間だったはずの兵士が殺人者となっています。劇中の最後に語られる演説を思い出すたびに勇気付けられる反面、何もできない自分が悲しいです。 |
55. |
54.最後の演説、高校のときの英語の教科書に出てた気がする。 |
53.当時、時代という名の強大な力を完全に味方につけていたヒトラーに 真っ向から立ち向かっていったチャップリンには敬服します。 最後の演説のシーンは今見ても涙が自然にこぼれてくるのですが、このシーンこそ、チャップリンが全世界に命を賭してでも伝えたかったメッセージだったのではないでしょうか。 【ろびゅーる】さん 10点(2003-12-28 23:17:13) |
52.まじやっばぃ♪ |
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51.当時の世界情勢を考え、チャップリンの最大の努力がにじみ出る構成。政治的なメッセージを茶目っ気たっぷりに伝え、現代の毒舌批評などより遥かに意義のある、また共感しうる作品である。 【POKKY】さん 8点(2003-12-23 21:49:31) |
50. 顔剃りの場面ほんと笑いました。半世紀以上経ってるのに陳腐にならないところがすごい。 【ロイ・ニアリー】さん 10点(2003-12-21 12:51:26) |
49.チャップリンのコメディの部分はよっぽど笑いに関するセンスがない人が見ない限り必ずといっていいほど笑えると思う。皮肉の部分はこの上なく面白く、ヒューマニズムの部分はこれでもかってくらい胸に訴えてくる。 【ボーリック】さん 10点(2003-12-21 02:06:29) |
48.所々クスっと笑える場面があったけど、全体を通しては大して面白くありませんでした。コメディに美徳が混じっていると気持ちよく笑えないのですっきりしません。前半はチャップリンには悪いが眠くなりました。 【VNTS】さん 3点(2003-12-14 20:27:42) |
47.コメディを交えつつ、独裁政治への怒りを真摯に正面から訴える傑作。最後のチャップリンの演説は、その真剣さに心揺さぶられるものがあります。チャップリンらしさという面では異色なので、チャップリンを知るには他の作品も合わせて見たほうがいいと思うが、この作品は間違いなく傑作だと思う。 【凛々】さん 10点(2003-12-04 21:32:36) |
46.純粋な人だったから出来た映画じゃないかと思います。トーキーであることを忘れさせるほど無口な床屋の滑稽な演技と観客を圧倒してしまうラストの演説。最後にハンナに宛てるメッセージは実は母親へのメッセージであると言うのは有名な話ですけど、そこにこそ彼が言いたかった何かがあるんじゃないかと思います。彼のトーキー映画としては秀逸であると思います。 【奥州亭三景】さん 10点(2003-11-29 23:24:07) |
45.最後の演説はストレートすぎた。チャップリンの説得力や存在感というものは、個人的には言葉よりも表情やしぐさといったものですべてを語りつくせる人だと思っている。当時はWW2の真っ最中ということもあり、訴えたいことを露骨にセリフ化したことはわからない訳ではないが、今見るとチャップリンにしてはとおれは思ってしまう 【アルカポネ】さん 3点(2003-11-29 19:48:35) |
44.あのナチスに「剛速球」を投げつけた作品。あの時代にあの発言をするのは、「マイケル・ムーア」より上(当然か・・)。この作品以外にも、ナチスに「魔球」を投げたつけた傑作「生きるべきか、死ぬべきか」があるので、是非ご覧下さい。 【STYX21】さん 8点(2003-11-23 17:21:08) |
43.チャップリンの映画の中では、いやすべての映画の中でも異色作。最後の演説シーンは、もう映画とは言い難い。そこに立っているのは劇中の床屋さんではなくまぎれもなくチャールズ・チャップリンその人である。劇中で十分にナチスを批判しているのに、演説は必要なのであろうか?もちろんこの作品自体が命がけのメッセージで、それをしたチャップリンは凄いと思う。ココの皆様のレビューを拝見していると改めてその偉大さに感服する。ずっと点数つけるの迷ってたんですがこの点数、お許しを。 【R&A】さん 6点(2003-11-22 12:36:39) |
42.ナチ全盛期にこの作品が作られたことだけでも奇跡的な勇気と快挙。それもシニカル(毒を持つといってもいい)なユーモアとギャグをてんこ盛りにして・・・そして最後の演説は一転人間チャップリンの素顔になる。演説はそれこそ感動してノートに書きとめたくらいだ。独裁者をさんざんコケにして笑い飛ばし、最後に訴えたその言葉には、チャップリンの心からのメッセージの全てが詰まっている。この言葉は今もなお新鮮さを失ってはいないが、これは当時現実に戦時下にある人々へ向けての魂の呼びかけでもある。今また戦乱多発の時、これをそのまま国連で演説したら拍手喝さい、世界中に感動を与えることだろう。まさに永遠に記憶したい珠玉の言葉である。 【キリコ】さん 10点(2003-11-06 14:47:03) (良:1票) |