28.当時、時代という名の強大な力を完全に味方につけていたヒトラーに 真っ向から立ち向かっていったチャップリンには敬服します。 最後の演説のシーンは今見ても涙が自然にこぼれてくるのですが、このシーンこそ、チャップリンが全世界に命を賭してでも伝えたかったメッセージだったのではないでしょうか。 【ろびゅーる】さん 10点(2003-12-28 23:17:13) |
27.まじやっばぃ♪ |
26. 顔剃りの場面ほんと笑いました。半世紀以上経ってるのに陳腐にならないところがすごい。 【ロイ・ニアリー】さん 10点(2003-12-21 12:51:26) |
25.チャップリンのコメディの部分はよっぽど笑いに関するセンスがない人が見ない限り必ずといっていいほど笑えると思う。皮肉の部分はこの上なく面白く、ヒューマニズムの部分はこれでもかってくらい胸に訴えてくる。 【ボーリック】さん 10点(2003-12-21 02:06:29) |
24.《ネタバレ》 最後の演説で涙がでそうになるのを感じた。 確かにあまりに民主主義的正義を正面から語りすぎていて、そこがいまいち受け入れられない人がいるのもわかる。だが、そんなことはむしろ副産物的な要素だと思う。ナチス批判がどうとかそういうことは、おそらくこの映画の副産物的要素でしかない。重要なのはそれよりも、「君たちは幸せになれる。」というまっすぐで、何よりも強いメッセージだ。見ている時、まるで自分に語りかけられているような気がした。きっといつの時代にも普遍に通用することだからだろう。 チャップリンは笑いを通じて、世の中に幸せを作り出し、届けようとしていた。その姿勢を最もまっすぐに語ったのがこの作品だ。事実、僕らは、この映画を大きな声で笑い、目一杯幸せになることができる。そしてそれが、チャップリンの演説の正しさをそのまま証明しているように僕は思う。 【コダマ】さん 10点(2003-12-10 14:29:31) (良:1票) |
23.コメディを交えつつ、独裁政治への怒りを真摯に正面から訴える傑作。最後のチャップリンの演説は、その真剣さに心揺さぶられるものがあります。チャップリンらしさという面では異色なので、チャップリンを知るには他の作品も合わせて見たほうがいいと思うが、この作品は間違いなく傑作だと思う。 【凛々】さん 10点(2003-12-04 21:32:36) |
22.純粋な人だったから出来た映画じゃないかと思います。トーキーであることを忘れさせるほど無口な床屋の滑稽な演技と観客を圧倒してしまうラストの演説。最後にハンナに宛てるメッセージは実は母親へのメッセージであると言うのは有名な話ですけど、そこにこそ彼が言いたかった何かがあるんじゃないかと思います。彼のトーキー映画としては秀逸であると思います。 【奥州亭三景】さん 10点(2003-11-29 23:24:07) |
21.ナチ全盛期にこの作品が作られたことだけでも奇跡的な勇気と快挙。それもシニカル(毒を持つといってもいい)なユーモアとギャグをてんこ盛りにして・・・そして最後の演説は一転人間チャップリンの素顔になる。演説はそれこそ感動してノートに書きとめたくらいだ。独裁者をさんざんコケにして笑い飛ばし、最後に訴えたその言葉には、チャップリンの心からのメッセージの全てが詰まっている。この言葉は今もなお新鮮さを失ってはいないが、これは当時現実に戦時下にある人々へ向けての魂の呼びかけでもある。今また戦乱多発の時、これをそのまま国連で演説したら拍手喝さい、世界中に感動を与えることだろう。まさに永遠に記憶したい珠玉の言葉である。 【キリコ】さん 10点(2003-11-06 14:47:03) (良:1票) |
20.間違いなくチャップリン映画史上最高傑作。当時の歴史背景の中、亡命覚悟で、いや命がけでチャップリンが世界に伝えたかった事、それがまさに最後の演説に集結されている。これを越える批評映画は過去、現在においてはもちろん、これからも存在しないのではないだろうか。チャップリンの崇高な精神に心の底から敬意を表したい。 【たけぞう】さん 10点(2003-11-01 02:00:57) |
19.ストーリー・チャップリンの度胸・最後の演説、何もかもが最高だった。トーキー嫌いなチャップリンが何故この映画を撮ったのか、まさにチャップリンのメッセージがこの映画に詰まっている。 この映画を名画と言わずに何を名画と言えるのか? |
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18.人類が核戦争で滅びたあと、地球にまた生命が生まれたときのために、人類の文化を伝えるべくタイムカプセルを作るとしたら、真っ先に詰め込みたい一本。 【ウーフー】さん 10点(2003-10-13 23:50:49) |
17.何故、作品を創るのか? と考えたときに、これほどスゴイ答えを持った作品は少ないのではないだろうか。人々に向けてメッセージを放ち、考えさせ、感動させる。これだけのメッセージを持ちながら、難しいところもなく、暗い映画でもない。ラストの演説は不朽であろう。 だが、主人公たちが迫害されているのに、笑って観てしまっている。なんという恐ろしい映画だろう!! 有名な地球儀のシーンなども、大笑いしながら、ふと冷水を浴びたような気分になる。そして、実際のユダヤ人迫害が、こんな生やさしいものではなかったことを知り、呆然とするしかない。 |
16.1940年の作品となっているが1939年の前半には既に完成していたという。つまり同年9月1日に起こったドイツのポーランド侵攻以前からチャップリンはナチスを批判していたという訳だ。当時のアメリカ政府はポーランド侵攻まではナチスに対して友好的で、本作の撮影時にもさまざまな圧力があったという。今でこそ皆がナチスを糾弾し、「シンドラーのリスト」や「ライフ・イズ・ビューティフル」といった映画に涙を流している。現代の映画監督にナチス批判の映画を作るなと言うわけではないが、どうにも「後出しじゃんけん」という印象が拭えない。先日亡くなった「民族の祭典」の監督レニ・リーフェンシュタールが「戦前は皆ナチスを支持していたくせに戦後はこぞって批判するのはおかしい」という旨のことを生前話していた。同時代においてナチスを公然と批判したチャップリンの勇気に敬意を表したい。 |
15.《ネタバレ》 ★☆兵士諸君!騙されるな!☆★アフガンやバグダッドへと発つまへに、有楽町スバル座へ行き給へ! そしてチャールズ氏の至言に、是非とも一、耳を傾け給へ!!この時代の中で、キチンと物事を観ている人びとが、キチンとこの作品を観に来ているということ。半世紀以上、63年の時を経ても猶、銀幕からのチャップリンの叫びが、現在も生き続けて(しまって)いること・・・。さまざまなことが、実感できました。今また、ファンがじわじわ増えて来ている事はウレシイ限りですが、21世紀を迎えても猶、チャールズ氏の叫びが必要とされるこの現在の世界とは、人類とは、何と進歩の無いことか・・。「文明の進化は、人びとと社会の幸福につながらなくてはならい・・・」半世紀以上前の映画であろうとも、いいものは、いいのじゃ! 『独裁者』こそ、今、最も観るべき映画であることは過言ではない!スバル座、7/18本日、次回上映は15時55分、18時55分。皆さん! 観た人もまだの人もスバル座へ!・・・一世紀分、後悔しても知りませぬぞ! |
14.こんな、すごい映画があったなんて・・・・。チャップリンってスゴイ!コメディ、エンターテイメントの原点を見たって感じ、感動しました。 【たむさん】さん 10点(2003-06-30 20:17:08) |
13.こういう映画は今の時代だからこそ必要だと思う。こいつをリメイクし、この時代のヒットラーを金正日に置き換えると良いと思う。ブッシュでも良いが・・ブッシュに置き換えるとなると相当に・・いや究極にブラックな映画になると思う。ハリウッドで作ると面白いが、まず無理だろうね。企画段階で潰されるし・・。 【ロドル】さん 10点(2003-06-24 16:45:59) |
12.ほとんどの皆さんと同じ意見ですが…。あの時代のこの作品…。リアルタイムでの公開がなかったのは残念。(時代背景上当たり前ですが)でも、フィルムが残っていてくれただけでも感謝!「たられば」を言っても仕方ないですが、これが当時何かの形で世に出ていたら、歴史は変わっていたでしょう。映画の枠を超えた、「生きたメッセージ」です。 【YRV】さん 10点(2003-06-11 16:15:52) |
11.文句なしの10点。昔の映画にしては良い、とかそういうレベルではないですね。やはり最後の演説は鳥肌ものだし、かといって小難しい作品なわけでもない。あくまで「笑える」映画であるところがすごい。これを見て改めて人に何かを伝えるということの難しさを実感しましたよ。 【とむ】さん 10点(2003-06-03 00:53:36) (良:1票) |
10.便宜上満点をつけたけど、本音を言えば、何点つけても足りないです。人類の財産みたいな映画。またこの世に戦争と言うものがあるかぎり「古く」なることを許されない映画でもあります。多くの方がいみじくも指摘されてるように、ドイツとまだ交戦状態になかったアメリカ、ナチスが猛威を振るっていたこの時代に、この映画を創られることは、アメリカにとっても困ることだった。ヒットラーは、チャップリンがこれを製作中との報を聞き激怒したといいます。何よりすごいのは、まるで神の目のようなチャップリンの視点です。ヒットラーをただ糾弾するのではなく、自分の中にある、そして人間の中にある「世界を征服したい。独裁したい」という欲望、その象徴として独裁者というものを完璧に描いているところ。歴史の結果の悪人としてのヒットラーを描いていない。引き合いに出すのも大人気ないけど、シンドラーのリストのような、テーマパークもどきのナチスの悪の単なる解説とは、天と地の差がある。また、細かい部分でのチャップリンの計算も驚嘆すべきものがあり、例えばヒンケルが執務室で、大きな地球儀の風船を、「世界は我が物」と陶然と悪魔的なバレーを一人踊るところ。地球をお尻で突き上げる皮肉もすごいが、突き上げられた地球儀が、トメニア軍のマークに重なるところ。トメニア軍のマークは×がふたつ。これはダブルクロスといい、アメリカのスラングで「ペテン師、裏切り者」の意味らしい。今はなき、淀川さんが山田洋次監督との対談で「チャップリンは、ヒューマンな人だから、すごい厳しい怖い面もある。本当に悪い奴の苛め方はすごいからね」と言われたのが実感できる。とにかくこの映画でのチャップリンの独裁者をいじめる情け容赦の無さは徹底的です。いま言ったようなことを、大爆笑の中で完璧に描いているのは、もっとすごい。現実に対する緊張感の高さもあるのでしょうが、特に冒頭の十数分のマシンガンのようなギャグの速射はどうだろう!ラストの演説の素晴らしさは言うまでも無い。中学1年の時、超満員の劇場で本作品を見たけど、ラストでその場にいた誰もが拍手したのは、後にも先にもこの映画だけ。映画館で、あんな感動的で割れるような拍手を聞いたのもこのときだけ。あれは忘れられない。 【ひろみつ】さん 10点(2003-05-24 20:37:48) (良:3票) |
9.20世紀全映画のマスターピース。「市民ケーン」や「陸軍」と共に、権力に命を賭けて映画作りをした点で、もう最上級でしょう。最後の演説シーンは、本当に震えがきます。ムッソリーニも出てくるし、ユダヤ迫害も描かれているし、チャップリンらしい追っかけの劇笑場面も盛りだくさんだし、まさに傑作、傑作、大傑作です。 【FOX】さん 10点(2003-02-02 23:59:31) |