12.これ、ほんと面白かったです。自分ってこんなの好きなんだなーってつくづく思ってしまいました。もちろん、映画を創る上で、CGを駆使したり、ワイヤーを利用したり、早回しを使ったり、もしくはスタントマンなどを使うことは全然邪道だとは思いません。ですから、これらを禁じ手としたという事実自体は、この映画を評価する上で全く考慮する必要はないと思います。ただ、小津が「俯瞰」や「移動」を自らの禁じ手としたように、作家の個性とは、自らに禁じ手を多く課せば課すほど明確になってくるものではないでしょうか。あるいはルビッチが猥褻表現の規制をかわすために独特のユーモア表現を生み出したように、作家性とは自由からではなく、むしろ不自由さの中から滲み出てくる個性のようなものでしょう。クラシカルな映画において巧みな映像表現が数多くみられるのも、今ほど映像技術が発達していなかった「恩恵」であるという見方も可能でしょう。そう考えると、幸か不幸か、この映画には強引に課せられたこの不自由さが存在していて、明らかに他のアクション映画とは違った個性を映像にもたらすという効用を生んでいます。個人的にお気に入りなのがカーチェイスのシーケンスです。この生々しさは、まさに不自由さの「恩恵」。スローモーションはちょっとわざとらしいのですが、観たことも無い「新鮮」なアクションシーンはまさに圧巻です。ただ、このトニー・ジャーという男。コメディーのセンスが。。。。ない!プロットがプロットだけにこの路線で行くならどうしてもコメディーセンスは必要でしょう。そうでないときっと「飽き」という、作家として最大の難敵にぶち当たるような気がしてなりません。 【スロウボート】さん 7点(2004-09-20 18:04:10) (良:4票) |
11.ストーリーなんかどうでもいいや!と思うほど、アクションが凄い!!!!!!!!久々に見た本格的な格闘技映画です。しかしメチャメチャ痛そうです。マジで頭つぶれるでぇ~、仏像を粗末に扱うと仏像につぶされるでぇ~ 早回しは使いませんが、遅回しは使います。 【みんてん】さん 7点(2005-01-01 12:20:27) (笑:2票) |
10.トニー・ジャーの格闘技術は凄い。普通の格闘映画では回避してから攻撃というパターンなんですが、彼の場合は回避しながら攻撃している。つまり回避と攻撃がほぼ1つのアクションの中で並行して行なわれているのです。これって、冷静に凄いですよ。で、肝心の映画はというと、これが80年代の香港映画でもここまで安っぽくは無かっただろうというような、昔懐かしいテイストに溢れています。登場人物も、セリフも、立ち回りも、映像の質も、21世紀の映画とはとても思えないような古臭さ。まあ、彼のアクション以外に観るべきところは無いです。 【(^o^)y-~~~】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-12 03:08:49) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 いやぁ、たしかにすごいアクションでした。でも、魅せる、という意味ではもう一歩な部分があって、比較として「ジャッキー・チェンの映画って結構洗練されてたんだなぁ」と、そんなことを気づかされた映画でした。 まあ、それはさておき、トニーの体術には素直に感心しました。アクション単体だけを見ればジャッキー以上な部分も多いですし、次回作、次次回作と、「見せ方」にどんどん磨きをかけていけば、いつかはジャッキー越えも可能だな、と思わせてくれました。今後に大きく期待します。 あと、他のレビューにもありましたが、ハム・レイは無事だった方が、観賞後の爽快感は増したと思います。無理に悲劇を盛り込む必要はないんじゃないかなぁ。 【zinny07】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-05 05:24:31) (良:1票) |
8.このテの映画って、見所であるはずのアクションシーンが長ければ長いほど逆に退屈になるのが欠点。個人的には『燃えよドラゴン』なんかもそう。案の定、この映画も町中の鬼ごっこあたりあたりまではとても面白いのに、それ以降はちょっと単調に思えて退屈。どんどん敵が強くなり、殴っても殴っても全然効かない。だから必然的にダラダラと乱打戦になってしまう。せっかく前半で「ムエタイってすげえ!」って思わせてくれたのに、最後のほうは「本当にすごいのか?」ってつい思ってしまった。でも久々に見応えのあるアクションだったし、一見の価値アリとは思う。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-27 22:16:52) (良:1票) |
7.鍛えられた肉体にムエタイの動きは新鮮に見えました。相棒のジョージ役の人が南伸坊に見えてしょうがなかったのは自分だけ? 【kenz】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-17 22:05:56) (笑:1票) |
|
6.《ネタバレ》 こら凄いわ。トニー・ジャーとにかく凄すぎ。炎が付いた足で敵を蹴り飛ばしたり、逃走中に車と地面の僅かな隙間を楽々とすり抜けたり、常人ではとても出来そうもない事を劇中で何度も披露してくれる。その証拠に逃走中のシークエンスではトニーが出来た事を追っ手達には全く出来ていなかったシーンがそれを証明している。アクションシーンでは宣伝通り、早回しやCGは全く使ってないようで、体を張った生身のアクションを常に見せてくれた事は勿論高く評価します。ただリプレイの使いすぎには少し鬱陶しさを感じずにはいられず、ストーリー自体も仏像1つ取り返すためだけにあれだけ犠牲が出ればさすがに首を傾げざるを得なかった。ラストも良いキャラだったジョージを死なせたため、スッキリしない終わり方になってしまったもののエンド・クレジットでのNGシーン集でキャスト・スタッフがどれだけ大変な思いで製作していたかがしっかりと伺えたので、少し救われた気がしました。この映画は格闘技が好きな方には自信を持って勧められる映画だけれでも、逆に「痛い」系が苦手な方には思い切り勧められない映画ですね。ついでにこの邦題考えた人、ナイス(笑) |
5.トニーのトニーによるトニーのための映画なんだろうな・・・もしジャッキーがやっていたら近くにあるもの投げまくりながらチャリンコのって逃げるんだろうな・・・・・ 【ストライダー】さん 7点(2005-01-09 20:56:57) (笑:1票) |
4.トニー・ジャーだけはガチ。 【たま】さん 7点(2004-12-30 23:12:51) (笑:1票) |
3.本格派アクションスターの出現を本当に嬉しく思う。オリジナリティー溢れるアクションは”凄い”の一言。肘・膝がもろに顔に入ってるせいもあり、実に痛さを感じる。しかし残念なことに、これだけのアクションがあるにも関わらず観終わった後味は悪かった。ストーリーが小学生レベル、繰り返しとスローを多様する編集が鼻に付く、終盤ダレルといった問題を誰でも感じると思う。アクションをこれでもかと詰め込むのでは無く2/3に減らしても、主人公の感情を高めたりすることによって減り張りを利かせば、もっと爽快感を得られるものになった筈。最初のブルース・リーを彷彿とさせる瞬殺の様に。あと、ムエタイの試合をああいう下劣な戦いにしてしまったのは残念で仕方ない、もう少し神聖さのある現実味のあるものにして欲しかった。 【まさサイトー】さん 7点(2004-12-15 01:01:05) (良:1票) |
2.ヒジによる打撃の恐ろしさを全世界に知らしめた、これぞアクションの新境地。田舎の純朴なカンフー青年が都会のヤンキーを蹴散らすってのは、ブルース・リー、ジャッキー・チェン、リー・リンチェイ以来の王道。トニー・ジャーよ、あなたも続くのです。 【ザ・チャンバラ】さん 7点(2004-11-27 15:50:32) (良:1票) |
1.本編を観てても、パンフレットを見てても、喉が渇く映画だねぇ。 こんなに暑苦しい映画も初めてです。 トゥクトゥク(三輪タクシー)のカーチェイスシーンが、個人的には一番好き。 |