4.《ネタバレ》 「必殺」の最高傑作。これはテレビドラマの映画化で成功している数少ない作品である。松竹映画なのだが、工藤栄一が監督ということで、実に東映色が強いハードな内容になっている。金融集団が敵ということで、これは現在に通じる部分があり恐怖を身近に感じた。算盤で迫力を出す演出には脱帽である。必殺シリーズの型にはまったストーリー展開では全く無いので、終始緊張感が有り、暗殺集団との戦いも何時誰が死んでもおかしく無いという壮絶なものであった。中村主水がこれ程の立ち回りを見せてくれると誰が想像しただろうか。鶴瓶のさらし首は余りにも強烈で、結局それが一番印象に残った。 【まさサイトー】さん 8点(2004-07-19 03:57:32) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 中村主水にとって、息抜きの場であり、コメディの舞台に成り下がっていた奉行所が、ある出来事をきっかけに、巨大な魔物に変化します。ここでサブタイトルが意味のあるものとなり、緊張感が一気に増していきます。初見当時、後期の必殺シリーズしか知らなかった私にとって、主水の太刀捌きに、驚きかつ、「やっぱり主水は強かったんや」と胸がすいたものでした。ただ惜しむらくは、主水中心の描写が多くなり、他の仕事人のエピソードが割愛されてしまったこと。 資料によれば、カットシーンを含めると3時間程の作品になるそうです。是非とも完全版を見て みたいなぁ 【代書屋】さん [地上波(邦画)] 9点(2006-04-17 23:28:11) (良:1票) |
2.個人の力では制御できない金の力に主水と仕事人たちがとことん追い詰められ、死者まで出る展開は、テレビではやりたくてもできなかったことを制作者たちが存分に腕を振るった劇場用映画にふさわしいものだと思う。シリーズを通しても、この作品の主水の人間臭さ、真砂屋の手の付けられない巨悪ぶりは有数のもの。拍手を送りたい。 【次郎丸三郎】さん 9点(2004-08-19 00:38:32) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 人気キャラの竜、政、秀の御三家揃い踏み。しかし主水と比べると、まだまだ貫目が足りませんね。裏家業の仲間が次々と殺されていく壮絶な作品。あの主水も絶対絶命の史上最大のピンチに陥ります。劇場版の中では際立ってる傑作。 【ロカホリ】さん 8点(2004-08-14 01:09:13) (良:1票) |