《改行表示》 9.《ネタバレ》 約400m海底の採掘基地が舞台、ドライスーツで潜ったり時には何も着ないで「凍えるくらい寒い」と震えながら泳ぐのですが、まず圧死するし寒いだけでは済みません。 これは内容以前の問題なので0点。 肝心の中身もSF密室劇に見せかけた反戦映画、人間が狂って騒動を巻き起こしたりワガママな女が居たりと終始グダグダでした。 【Sway N Lin】さん [DVD(字幕)] 0点(2008-04-05 18:39:05) (笑:2票) |
《改行表示》 8.《ネタバレ》 80年代の終わりの頃、深海映画のブームがあって何故だかこの”深海モノ”というジャンルに強く惹かれて色々見ましたが、そのほとんどがホラーという状況の中でこのアビスだけが未知との遭遇路線でした。が、個人的にはこのアビスが一番つまらないと感じました。 ジェームズ・キャメロンだけに映像づくりの完成度の高さは見事ですが、クライマックスで宇宙人が人間の愚行として過去の戦争の映像を見せるとか失笑以外の何物でもありません。いくら何でも分かり易過ぎます・・・ それと一番ガッカリしたのは、深海を舞台にしていながら何故に宇宙人なのでしょうか?劇中でハッキリそう明言してしまうのはちょっとどうかと思いました。海の奥深くに人間とは違う高度な文明があった、とか想像力を掻きたてる余地を与えて欲しかったです。 【J.J.フォーラム】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-02-04 11:18:26) (良:1票) |
7.これ観て気付いたのですがジェームズ・キャメロン監督はやったらと色んなもの詰め込む癖がありますね。だから何を撮りたかったのかイマイチ伝わってこない。いかれた軍人の件はちょっとダレたし散々アクションとファンタジー撮って最後の30分ぐらいだけ戦争ダメ絶対!とか言われても「あ、はい」としかなりません。そのとってつけたようなテーマがかなり鼻につきますが、深海の世界観と独特の雰囲気は素晴らしく、見応えありました。深海にもしかしたらあんな未知の生物がいるかもしれないとか思うとワクワクしますね。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-20 06:53:44) (笑:1票) |
《改行表示》 6.《ネタバレ》 この前、「アバター」を観て、で、この作品を観たのだが、ジェームズ・キャメロンの考えって昔から全然変わっていないんだなと感じた。単純すぎるほどラブ&ピース。そして設定は壮大なSFで「強い女性」が登場。この分かりやすさが良いところだし、同時に彼の限界でもあるような気がする。 良いところとしては、訴えたいポイントが絞られているからそれがストレートに伝わってくるところ。バッドがリンジーを必死で蘇生させようとするシーンなどは誰が観ても感動的だと思う。一方で、どうしても話が薄っぺらでご都合主義に見えてしまうところが悪いところ。コフィ大尉はそもそも狂いすぎだし、ラストの津波シーンと宇宙人登場シーンもいたずらに壮大すぎて感動どころか逆に笑ってしまった。 監督の純粋な思いがあまりにも強すぎる。彼と同じように純粋な観客に対する訴求力は強いが、僕のような不純な人間、うがった物の見方をする人間は、観ていてちょっと小っ恥ずかしくなる。リアリティを疑いたくなる。 たとえば、この作品の世界では、ラストの宇宙人出現後、人間は本気で宇宙人を倒す方策を考え始めると僕は思う。だって、いつなんどき海底の宇宙人に津波で滅ぼされるか分からないのだ。人間は核による先制攻撃を狙うだろう。そして滅ぼされるだろう。 結局人間なんてそんなものさと嘯く僕は、彼の映画で本当の意味で「感動」はできないのかもしれない。それは寂しいことなのかもしれないが、それが正しいかもしれないじゃないか。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-02 22:57:25) (笑:1票) |
5.この映画には色んな液体が出てくるが、とりあえずトイレ液が一番恐ろしいと思った。 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-20 22:09:42) (笑:1票) |
4.《ネタバレ》 ジェームズ・キャメロン監督がものすごいスケールのデカいのを撮ってやろうという意気込みが感じられます。SFかと思ったら戦争、パニック、アドベンチャー、恋愛、いろんな要素が詰め込まれていました。見る側としてはどんなスタンスを取ればよいのか戸惑ってしまい、いまいち作品にのめり込めなかった。例えばバッドが深海潜水するシーン。意識が遠のく彼に泣き叫んで訴える妻。悲しみの絶頂ですね。しかしその直後「気分は良くなった」と言って任務を続行します。恋愛ものからアドベンチャーに急遽変更です。しかしまた液体酸素が無いと言って悲しいドラマに変更。と思ったら一気にSFになり、反戦ものになり…。とにかく忙しく、こちらの頭がパニックになる「パニックもの」も珍しい。映画を何々モノとジャンルでくくるのもナンセンスですが、見る側の準備というか心構えもありますんで、監督さんもコンセプトは一方向にまとめていただけたらなあと思いました。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-09-18 15:28:35) (笑:1票) |
3.《ネタバレ》 ごめーん、私には長すぎでした。未見なのでわからないのですが完全版じゃないほうがよかったのかな。BSを録画したのを深夜観たんだけど案の定眠くなっちゃいましたし。CGが面白かったのも水の造詣のとこぐらいで、最後の海底都市なんかちょっとチャチい気がして感動するまでには至らなかったです。こういう技術は日進月歩だからそれだけで感動を生むのは大変なんでしょうね。結局わくわくアドベンチャーにするのか、はらはらサスペンスにするのか、ウルウル感動モノにするのか、どーもその辺の絞込みがもっとあったほうが良かったのかなぁ。いろいろ狙いすぎて冗長にした挙句、全体的には中途半端っていう映画でしたね。個人的にはエド・ハリスもマイケル・ビーンも大好きなんでちょっと残念です。 【ぞふぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-04-17 17:03:05) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 観賞時間は長いんだけどあまり長さを感じさせないのは、畳みかけるようなエピソードのテンポが絶妙だからだと思います。出てくる俳優さんたちも微妙に外した感じで全員脇役ポジションの人たちですが、そこがまたあの密室空間で変に存在感を主張せず絶妙なキャスティングではないかと思います。オチはアレでしたけど…そこに至る物語の構築は愛ありアクションあり、サスペンスありとなかなかの見応えでした。好きな映画なんですけど、見てると知らず知らずの内に息を止めてしまうので何だか息苦しい映画です。 【SWORD】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-19 19:40:37) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 最初、俺はこの映画の劇場版を鑑賞したのだが、ビデオがかなり古く、クライマックスで画像の乱れと雑音が入った上、ビデオデッキのヘッドの汚れのせいで途中で一時的に画像が真っ暗になってしまったりと、最悪の環境で鑑賞したという事もあり、当初の評価では【6点】だった。しかし、そんな状態で正当な評価を下して本当に良いのだろうか?良くない!という事で劇場版のレビューを削除し、完全版のDVDをレンタルしました。完全版には、約30分(!)の未公開シーンが追加され、劇場版よりもより深く物語が語られており「劇場版は散漫だった」と思うことすらある。だが、やはり本作はクライマックスの津波のシーン、これに尽きる。NTI達が津波を通して人類に伝えたメッセージ、それはキャメロン監督自身が観客、そして世界の人々に伝えたかったメッセージでは無いのだろうか。かつて、人間たちは愛し合い、助け合う為に生まれてきた。しかし、今の現実はどうだろうか。世界のあちこちで戦争が起き、有害な核爆弾が使われ、罪の無い人たちが死に、苦しみ、殺され、差別され、大地が荒らされている。どうしてそんなに殺し合いたいんだ。どうしてそんなに戦いたいんだ。どうしてそんなに罪の無い人々を苦しめたいんだ。もっと愛し合ったって良いじゃないか。もっと助け合ったって良いじゃないか。もっと他との差異を認め合ったって良いじゃないか。今、世界で戦争や虐殺が起きているのは事実である。でも、だからこそ、俺は今を生きる人たちにこの映画を見て、そしてしっかりと学び取って欲しいと思った。最後に、バッドが最後の通信としてリンジーに贈ったあの言葉には、大きく魂を揺さぶられた。俺も、どんな辛い事でも乗り切っていけそうな”大切な人”そしてそれを支える”愛”が欲しいと思いました。 |