5.《ネタバレ》 ヴィレッジなんと2回目見てきましたーー。1回目は、何が出てくるのか・・どんなどんでん返しなのか気になって、色々細かいところとか見逃していたことがわかって面白かったです。 ●少年の死やら、年長者の話しやら伏線はりまくりーーこれなら前半で謎がわかってしまうかもーー。やっぱり謎は途中でわかっていいってことじゃないのかな~。●アイヴィーが森の化けもの前でルシアスを家に入れる為に手を差し伸べるシーン、ここってーー音楽のマッチしていてスゴク感動できる~♪●「村」の姿がアメリカとオーバーラップ、ボーリングコロバインの中で、メディアに作られた恐怖におののきおびえるアメリカの市民の姿がヴィレッジの第二世代以降の姿のように見えましたーー。●エドワード(アイヴィーの父)が彼女を1人で街に行かせたわけ。これがはっきりわかってなかったんですが映画の中でエドワードさん語ってました。「アイヴィーは自分たちと同じ暴力によって愛するものを亡くそうとしている被害者であり街へ行く権利がるんだ」と年長者たちにつげます。(ここの場面すき)●アリス(ルシアスの母)とエドワードのほのかな思い「これしか君にできない」といいながら視線が交差する感じがよかった。●あと、目の見えないアイヴィーは、ルシアスへの思いだけで、目の見えない体でひたすら前へ前へ進む姿にとても感動ーー。やっぱり世界の希望は「愛」ってところでしょうかーー。●最後に化け物正体がノアとわかり(最初の方は違うと思うけど)小動物を殺したのもノアとわかり(ノアのお母さん語ってます)二度見ると伏線がいっぱいはってあるし、謎解きはしてくれているし、親切なわかりやすい映画だとわかりました。映画って二度見るとやっぱり違いますね。 【rika】さん 8点(2004-09-23 15:49:19) |
4.《ネタバレ》 「偽る事が 愛なのか」とはスパイダーマン2で使われたコピーだが、まさに本作でも語られたテーマであろう。愛する者を失ったが故の逃避として築かれたコミューン。しかしそれは、純粋無垢で美しくも見えるが、同時に、醜く歪んだ世界にも見える。第二世代にとって、与えられた世界は本当に幸福なのか?それは親のエゴではないのか?愛を失ったが故に内にこもる大人達、愛するが故に外に向かおうとする子供達。そんな二つの世代の対比が面白い。そこには愛が持つ矛盾が描かれている。 ・・・この先、目の見えない少女は何を見て、無口な男は何を語るのだろうか |
3.《ネタバレ》 ネタバレはしないで下さいとか、どんでん返しに次ぐどんでん返しとか、色々聞いたけど、悪いけど、冒頭の10分で少なくとも「村」が設立された理由は丸分かりで、こんなに見え見えでいいんだろうか、こんなヨタ話が延々と続くんだろうかと、早くも眠くなったけど、これって、もしかして、「村=アメリカ?」と思い始めた辺りから、わりとドキドキしながら見てしまった。アメリカはそもそも、ヨーロッパの厳しい階級制度や宗教戦争から逃げてきたボート・ピープルで形成された国だし、未だにアメリカ万歳の一国主義で、自由の国を標榜しながら、それが信じられない程、保守的な御国柄だし、「ヴィレッジ」は、まるでアメリカという国の精神を見ているような気がした。しかも、自分達が信じる精神を守る為には、たった一匹の蟻を巨大な化け物ででもあるかのように吹聴して国粋主義を煽る気風は未だに健在で、しかも、時としてそれは、自作自演であったりもする。盲目のアイヴィーは、一見、全てを見通している様に行動している。相手の「色」が分かるという。それは、白人から見た有色人種の色だと思うと、これはかなりきついブラック・ユーモアで、しかもアイヴィーは、ノアをそれと分からずに殺してしまった。ノア=ノアは、大洪水の前に箱舟を作り、家族と動物を安全な地へと導いた。純粋な家族愛によって。けれど、あまりの純真さは、世界を狭めるだけだった。アイヴィーは、それと分からずに殺してしまい、彼女を助けたのは、皮肉にも「ヴィレッジ」を守る為の組織だった。それは、FBIなのか、CIAなのか。本作は、まるでアメリカという国の精神を見ているようで、近年では、マトリックス・トリロジーについで、アメリカという国への痛烈なブラック・ユーモアのようだった。が、無論、シャマラン監督にそういう意図があったかは分からないし、単に私の深読みかもしれないが、本国アメリカで、賛否両論になったのは、分かるような気がした。アイヴィーは愛する人の為に頑なな保守の村に帰ったけれど、「彼女」の目が開かれることはあるのだろうか。 【由布】さん 8点(2004-09-17 01:03:23) (良:6票) |
2.《ネタバレ》 シックス・センスから着実に転落してきたシャマランですが、個人的には前作のサインからかなり復活。相変わらず丁寧な作りで、伏線も張られ綿密に組み立てられたお話だった。愛情表現にもいろいろありますね。ノアは無垢で純粋なだけに残酷さも兼ね合わせてるんだなぁと。盲目でありながら森に入ったアイヴィーの勇気と愛に感服。現代社会に悲観した大人が文明から隔離された村社会を作り、掟を課し村から出さない。第一世代の人が作った財団からのお金で保護区になっており、外界からも来訪者は来ない。今回は今までで一番リアルなお話に思えましたね。どこかにあるのかもな。 【ロカホリ】さん 8点(2004-09-13 02:45:49) |
1.《ネタバレ》 アメリカにて鑑賞。サインとアンブレイカブルには裏切られたが、シックスセンスを超える映画を見たくて出かけた。シックスセンスを超えてはいないがなかなかいい映画だった。大どんでん返しはないけどいい感じのひねりがある。中盤に村の秘密が明かされ、なーんだこれが落ちかと思ったら、物語はまだまだ続いて終盤にもう一ひねり。勘のいい人なら中盤ですべてわかってしまうものなのだろうか。内容についてこれ以上かいてしまうと全てひねりに結びついてしまいそうなので、なかなか書くのが難しい。細かいところは言葉のせいで良くわからなかったから、今度は字幕つきで見てみたいと思った。最後にもうひとつだけ。公式サイトでも映画でも明言されていないが、ヤフーなどのあらすじによると舞台は『1897年のペンシルバニア』なのだが、この映画のどこにインド系アメリカ人のシャラマン監督が登場するのかと楽しみにしていた。後姿とガラスに映った姿だけだったけどしっかり映っていた!顔はわからなくてインド人でも何人でもよさそうな役で、でもエンドロールで確認できた。 【HK】さん 8点(2004-08-01 09:39:18) |