故郷(1972)の投票された口コミです。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 コ行
 > 故郷(1972)の口コミ・評価
 > (レビュー・口コミ)

故郷(1972)

[コキョウ]
1972年上映時間:96分
平均点:7.65 / 10(Review 23人) (点数分布表示)
公開開始日(1972-10-28)
ドラマ
新規登録(2004-08-05)【キリコ】さん
タイトル情報更新(2024-11-28)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督山田洋次
キャスト倍賞千恵子(女優)石崎民子
井川比佐志(男優)石崎精一
笠智衆(男優)石崎仙造
渥美清(男優)松下
前田吟(男優)石崎健次
田島令子(女優)石崎保子
矢野宣(男優)石田耕司
谷よしの(女優)
原作山田洋次
脚本山田洋次
宮崎晃
音楽佐藤勝
作詞加藤登紀子「風の舟唄」
作曲佐藤勝「風の舟唄」
主題歌加藤登紀子「風の舟唄」
撮影高羽哲夫
製作島津清
配給松竹
美術佐藤公信
編集石井巌
録音松本隆司(調音)
中村寛
照明飯島博
その他IMAGICA(現像)
あらすじ
瀬戸内海に浮かぶ倉橋島、小さな船で石を運んで暮している夫婦と幼い子供二人、老いた父との家族5人はささやかだが平和に暮している。しかし老朽化した船を買い換えることもできず、仕事も立ち行かなくなってしまい一家は老人を残して尾道へ引っ越していくことになる。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【口コミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行表示 ※《改行表示》をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
《改行表示》
6.住み慣れた故郷を離れなくてはならないという話は同じようなキャストで作られた「家族」とよく似ている。 仕事を失って故郷を離れるという話や、登場人物の役名まで一緒だったりする。 この70年代はじめというのは日本が大きく変化していった時代なのだが、この一家をとおして、高度成長期という時代の中でいかにして人々の暮らしが変わっていったかが分かる。 石船は海の埋め立てで石を運んでいるがそれも大型船にとって替わられつつある。こうして田舎で立ち行かなくなった人たちは、人手をいくらでも必要とした都会の工業地帯に吸収される。そして働き手が都会に出た後の田舎には老人たちが残される。 一家が島を去る前老人は孫を連れて高台に上り、「ここがお前の故郷だ」と目に焼き付けるように見せるのが切ない。 人々はこうして至るところで住み慣れた故郷を離れていったというだけではなく、同時にその美しい自然まで失っていった。 こうした時代の変化を知る世代としてはここに描かれた全てに深い感慨を覚えずにはいられない。監督の意図したものも単なる郷愁だけではなく、生活の向上と引き換えるように大切な自然や家族の絆といった大切なものを失ってしまった日本への嘆きだっただろう。       
キリコさん 9点(2004-08-09 16:18:06)(良:3票)
《改行表示》
5.こういった映画、好きだなあ、実にいい。派手な所は一つもなく、淡々と進む物語。描かれているのは古くなった石船とそこで生活している船長の夫と機関長である妻、そしてそれを取り巻く人々。そして、故郷を離れなければならなくなった家族のさびしい想い、それらがひしひしと伝わってくる。「時代の流れとか大きなもんには勝てんとか、それは何のことかいのう」と。そしてまたおなじみの寅さんとはまったく違う役柄の渥美清、よそ者でありながら、奥さんの墓を守って島に住み着く姿もまた美しい。 「家族」という映画に深い感銘を覚え、また「故郷」という映画でさらに感動は大きくなった。山田監督以下のスタッフ・キャストのメンバーのすばらしさ、私の「倍賞千恵子・山田洋次」のラインが確立された映画であった。 
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 9点(2011-06-08 16:06:44)(良:2票)
4.うん!確かに「家族」とよく似ている。しかし、似てるからと言って、この作品を二番煎じだ!新鮮味が無いとは言えないし、むしろ、そういう見方では山田洋次監督の作品を観ること、楽しむことは出来まい。山田洋次監督らしく、落ち着いた感じで日本の風景、日本人の家族というもの、人が生きていく上で大切なもの、働くこと。食べること。この映画から感じるものは人、それぞれだと思うけど、だだ一つだけ言えることは、山田洋次監督の描く人間ドラマの中には日本人ならではの生活感というものが実に味わい深く描かれているという事!笠智衆さんと渥美清さん、そして、倍賞千恵子をはじめとする山田洋次作品の常連さん達が画面の中にいる。それだけで嬉しくなる。
青観さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-07 23:19:55)(良:2票)
3.《ネタバレ》 いわゆる民子三部作の鑑賞終了。この頃の倍賞さんはとてもいい。石船の機関士として舵をとる姿はりりしく美しい。渥美さんも脇役と思いきやかなり物語に絡んできてこれまたいい。とてもいい映画でゴザイマシタ
Kanameさん [DVD(邦画)] 7点(2015-03-21 07:09:49)(良:1票)
2.《ネタバレ》 確か高校生の頃に初めて見たときは、退屈な映画だなあ、と思った記憶があるのですが、40代になって改めて見直してみると、しみじみする映画だなあ、と印象が全く異なることに驚きました。同じ系統の「家族」と比べるとドラマチックな事件も何もなくて悪く言えば平坦なストーリーですが、無駄なシーンがありません。特に途中ではさまれるセピア色の回想シーンが秀逸で、石舟がまだ隆盛だった頃の家族の楽しそうな様子が切ないです。
かけさん [DVD(邦画)] 9点(2006-08-27 11:04:11)(良:1票)
1.《ネタバレ》 山田監督が「家族」とほぼ同様のテーマを「家族」とほぼ同じ俳優たちを起用して手がけた作品。「家族」のようなロードムービーではないのでややこじんまりとしている印象は否めないが、この「故郷」もよく出来た名作だと思う。「家族」と違って島に残される笠智衆が孫に「ここがお前の故郷だ。よく見ておくんじゃよ。」と語りかけるシーンがとても感動的。いつも「男はつらいよ」以外の山田作品ではカメオ出演的な役回りが多い渥美清がこの作品では本格的な脇役として出演しているのもちょっと珍しい。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-04-07 02:29:12)(良:1票)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 7.65点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
514.35%
6521.74%
7313.04%
8834.78%
9417.39%
1028.70%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS