11.この映画を一言で説明すると・・・、「鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥・・・・・(疲れるので中略)・・・・・鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥(The End)」という映画です。つまり、「鳥」が数え切れないほど沢山でてくる映画なんですよ。 【STYX21】さん 7点(2003-11-13 21:55:57) (笑:3票) |
10.《ネタバレ》 「息子の恋人に対する母親の嫉妬心が鳥の攻撃に象徴されている」という解釈をよく聞くが、それだけではなく、“鳥”とはヒッチコックにとって耐え難かった“負の女性性”とでも言うべきものの象徴ではないだろうか。一見かわいらしくても攻撃的で、群れて行動し、うるさく囀る。そして何を考えているか読み取れない鳥たち・・・。そんな“負の女性性”は、女優の上にも色濃く投影されている。ティッピ・ヘドレンは人形のようにかわいらしいが、実はかなりわがままで「感じワル~」な女。一方、息子を溺愛する母親(ジェシカ・タンディ)の表情や言動もかなり不気味。二人とも観客が全く感情移入できないキャラクターとして描かれていて、男から見ると、どうしても生理的嫌悪を感じてしまう。ブロンド美女の女優がお好みながら、女性性を嫌悪するヒッチコックの内面は、この作品で最もサディスティックな形で噴出したのではないだろうか。ガソリンスタンド爆発時に一瞬だけ挿入される、空から見下ろす鳥の視点の映像が印象的。 【眠い悪魔】さん 7点(2004-02-01 16:13:58) (良:2票) |
9.《ネタバレ》 改めて見て、こんなのだったかという印象。鳥が人間を襲う場面は実は一部で、それ以外のドラマ部分が結構あります。特にリディアの設定が暗示的なのですが、それが暗示だけではっきりしないのが、どうにも歯がゆい。「父性の喪失」みたいなものも関係しているのかもしれませんが、よくわかりません。 とりあえずは、鳥が襲ってくる場面だけでも見どころはあります。ただ、今の機器で見ると合成だということがはっきりわかってしまうのが、少々残念。それでも、技術的にはたいへんすばらしいとは思います。それにしても、メラニーをわざわざ電話ボックスに閉じこめて撮るなど、あざとい気もしますが。エヴァン・ハンターのシナリオがどうにも理屈っぽくて、襲撃のアクションとかみ合わず、サスペンスを削いでるように思われました。
ちなみに原作も読みましたが、こちらもかなり不気味。特に最後は、小説の方が勝ってます。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-13 16:26:17) (良:1票) |
8.なかなか良い。前半のゆるいロマンスホームドラマ展開から徐々に鳥に焦点を移すとこ絶妙。内容以上に、視聴終了後に山本晋也監督による制作話を拝聴、CG全盛の現代に考えられない工夫とかにおおいに感動。やっぱりテレビでの映画放送後は解説有ると嬉しいよね。淀川さんとか水野晴夫さんとか解説有った時代は映画に夢が有った。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-30 14:59:10) (良:1票) |
7.子供の頃に初めてTVで見て、鳥も怖かったけどあのラストの方が衝撃でしたね。「え?これで終わり?」これこそがこの作品最大のキーポイントである事に気づくのに時間がかかりました。あと、私の中では邦題大賞です。今なら間違いなくただの「ザ・バード」になっていたでしょう。それがたった一文字、漢字で「鳥」。凄いインパクト!一度聞いたら絶対忘れないですね。このセンスが一番怖いかも・・・ 【チョッパー】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-03-07 23:16:11) (良:1票) |
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6.単純にパニックものとして、そしてひ弱な個でも集団になれば強くなる、そう、国民の数が半端なく多いあの国が今後脅威になるのでは・・・みたいな深読みと、色々な角度から楽しめる佳作。個人的にはヴェロニカ・カートライトに注目。『エイリアン』では 怪物相手に頑張った彼女。鳥なんぞ敵じゃなくマシンガンで全滅に追い込みそうだが、本作は15年も前という事もありとってもキュート。この映画の彼女が15年後、エイリアン達を相手に1歩も引かない戦いを繰り広げる事を誰が予想しただろう。女優は恐ろしい生き物だ。 【オニール大佐】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-01-01 18:03:04) (良:1票) |
5.鳥が襲ってくるまでの導入部分が若干長いような気がしましたが、退屈する訳ではありません。あの嘴、突付かれたら本当に痛そうだ。襲ってきたら何で撃退しようか真剣に考えてしまった。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-25 23:25:26) (良:1票) |
4.小学生くらいでテレビで見たのが最初で、ヒッチコック作品としても初体験となった今作は、私にはっきりとトラウマを植えつけた。「鳥」に対してではなく「ヒッチコック」に対してのトラウマである。劇場初体験の『JAWS/ジョーズ』は間違いなく「サメ」に対するトラウマ的な不安を長らく持たされることになったのだが、この作品はやっぱり「鳥」ではなく「ヒッチコック」。たしかに「鳥」は怖かった。でも小学生の私の脳裏に焼きついたのはあの母親の焦点の合わない目であり、小さな子供を抱えた女のヒステリックな顔なんです。はっきり言っちゃいますが、コレで「ヒッチコック」を嫌いになりました(今は立ち直りました)。幸いにも「女」に対するトラウマでなかったことが救いです。で、思ったのですが、何人かの方も「鳥」と「女」を関連付けたレビューをされてますが、この鳥はやっぱり女の象徴ですよ。集団ヒステリーですよ。女が一番怖いってことですよ。と、支離滅裂な結論で逃げる私はまだトラウマを克服しきれていないようです。 あと初見時のプチトラウマがもう一つありました。淀川さんの顔。「怖いですね」って言ってる顔が嬉しそうだったから。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-27 13:53:56) (笑:1票) |
3.《ネタバレ》
恋愛モノとしてみればちょっと理解できないその時代背景があります。
いわゆる上流社会の女性なのですが・・この設定は苦手だなぁ。
でもつがいの鳥を籠に入れて男性(弁護士)に届けに行かなければ話しははじまらない。
陸の孤島のような男性の家の家族には父はいません。
気難しい母と男性と都市の離れた妹、そして近所に昔の彼女・・
人物は限られており母親役のジェシカおばさんが怖くもいい味です。
私は最初この母が息子を溺愛するあまりに鳥を差し向けているんだと思いましたから。
かなり人間ドラマは優秀でして、特に女性が母親は離別で環境がどことなく似ている。
今ではよくあるパニックものには離婚(離別)がつきものというお手本で、
エンディングあたりにはちょっと感情移入してしまいました。
さてこの古き良き作品に目新しいところを探すのはあら探しになってしまいます。
爆発炎上シーンなどは違和感さえ感じるくらいこの時代にしては今風です。
私がこれは・・と思ったシーンは静と動のシーンです。
ほとんどの方が感心すると思われる(ジャングルジム)のシーンは静です。
そしてエンディングは地雷を踏むような静の恐怖。
動とは、電話ボックス襲撃と屋根裏の襲撃シーン。
でもやはり静の描写のほうがなぜか動かないのに動くであろう恐怖感があります。
「裏窓」でうまいなぁと思いましたが、この作品も予測させるシーンがたくさんあり、
落ち着いて観られる作品を作るんだなぁと感心しました。
さて・・気になるのは「ゾンビ」のエンディングのようなあやふやなオチですが・・
あそこでちょん切られると後のことまで考えて後味が悪い。
これを狙ったんでしょうねたぶん。考えながら納得。
あとカメラワークですがまだあまりたくさん観ていないのですが、
天井を抜いて上から撮る今では当たり前な手法、
同時代の他の映画と比べるとそれがいかにこの監督のものかがわかる。
それと地平線や水平線などとにかく線を真ん中に持ってくる。
どういう効果があるのかまだ疑問ですが面白い構図ではあります。
最後に気になって仕方がないのは登場人物よりも、
あのつがいの鳥ですね。
あれはいったいなんだったのでしょうか??
暴れもせずかわいいだけなのですが不幸を呼ぶ鳥にしか見えなかった。 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-20 12:25:54) (良:1票) |
2.映像技術がすばらしく、役者もうまい。この当時にしてはずばぬけた作品だと思う。なぜ鳥がああも凶暴化したのかは最後まで分からないし、結局何も解決してはいないけれど、実際あんな事件が身近で起きたら、きっとそんなもんなんじゃないかと思った。人間界にとって住み心地の良い空間にしすぎてしまい、いつ動物たちに牙をむかれるともしれない時代を、私たちは生きている。この映画はそんな私たちに対する、警告のようなものととらえるべきであると思う。 【トナカイ】さん 7点(2004-01-27 21:32:52) (良:1票) |
1.いたぁい!いたぁいよぉ--!鳥ウザいよぉーー! 【あろえりーな】さん 7点(2001-08-03 02:07:19) (笑:1票) |