4.《ネタバレ》 途中まではメリル演じるバイオリンの先生の私生活の問題と学校でのバイオリンの指導、この並行して進む2つの物語の軸がうまく機能していないように感じられました。しかしバイオリンのクラスが存続の危機に立たされて以降は先生の情熱が周りにいる人々の心を動かし、その支援の輪が少しずつ広がっていってカーネギーホールの感動的なラストを迎える終盤の展開には素直に感動しました。メリル演じる先生のちょっときつい人物像はあまり好きになれなかったですが、この先生役を通して人間が心の中に併せ持つ強さも弱さも見事に演じたメリルの演技力の凄さをあらためて実感する作品でもありました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-10-29 22:13:21) (良:1票) |
3.はっきり言って本作で取り上げられた話は、確かに「心温まる出来事」ではありますが、全く大した問題じゃありません。情操教育等に貢献してるとは思うものの、ヴァイオリンのクラスが無くなったって大勢に影響はない。スポーツ・クラスでも美術クラスでも、他にいくらでも代替は利く(むしろ教育予算をカットしなければならないほど逼迫した市の財政状況の方が緊急の課題)。そんな題材をそこそこの感動作に仕上げてある脚本は、中々上手かったと思います。また最近の伝記映画らしく、本作の主人公も聖人君子ではなく、ヒステリックでかなりの強情っ張りとして描かれてます。この意固地さがあったからこそ、彼女はカーネギーホールまで辿り着けたのでしょう。それにしても、何でまたウェス・クレイヴンなんだ…? 6点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-03 00:03:35) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 一緒に練習した仲間が死んだり、家庭の事情でやめなければならなくなったり、それから、旦那のことだったり、そういうものをラストの成功で全部放り出してしまっているのは、なかなかリアルだと思う。のだけれど、そこに至るまで、軌道に乗り始めたら希望一色で塗りつぶされてしまっていて、実話なのにご都合主義の匂いがしたのは否めない。メリル・ストリープ演じる先生のキャラクターにそれほど感情移入できなかったからかもしれないが。それと、編集の荒さが少し目立った。ただ、全員ちゃんと楽器を演奏していたのがいい。演奏は当てレコかもしれないが、手と音が合っているから、見ていて気持が良かった。 【アイカワ】さん 6点(2004-01-31 06:54:48) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 前半は主人公と子供たちのコミュニケーションの変化が面白くて集中して見ましたが、最後の方は人間のドラマではなく単なるイベント実行ドラマになってしまったのがちょっと残念でした。ただし、人の心が持つ希望とか前向きな意欲といったものをきちんと正面から称賛してみせた制作者のスタンスは評価したい。最後のメリルの笑顔もいいですね。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2003-03-27 00:26:16) (良:1票) |