4.「天空の草原のナンサ」を見て、あまりにもあっさりとしたストーリーとさりげない人たちにとても感動して「らくだの涙」を楽しみにしていました。以前、モンゴルに行ったときに遊牧民はお客さんをもてなすのが当然だという話を聞いたけれど、この映画を見て彼らの生活をかいま見ていたって納得。あまりにもらくだがかわいくてらくだフェチになり、オークションでらくだグッズを探してしまいました。そのくらい印象的な映画でした。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-01 21:57:04) |
3.観ているだけでα波が出てしまう(笑)。らくだのとぼけた表情と、きれいな毛並み、不思議なフォルム。冒頭のおじいさんの言う通り、とても美しい動物だと思う。飾り気のない描写は人によっては味気ない印象を受けるかもしれないが、僕としてはありのままに(?)映し出されたモンゴルの吸い込まれそうな風景と、素朴でありながら逞しい遊牧民たちの姿に胸を突かれた。モンゴル人でもないのに、懐かしさの混じった切ない気持ちがふつふつと湧き上がってくる。子供たちもすごく可愛い。ときにはおじいちゃんですら可愛い。この映画の作り手が、らくだや人、モンゴルの光景のすべてをいとおしむ気持ちが伝わってくるようだ。あのらくだの首の下に伸びているもこもこした毛を撫でたような、やさしい手触りの映画。 【no one】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-24 00:38:12) |
2.モンゴルの遊牧民はラクダも家畜にしてるんだ!!って最初思った。物語の方は起承転結がちゃんとしているんだけど、それ以上ではなかった。それはそれでシンプルでいいと思うが、どうも味気なさが残ってしまった。個人的には、どうせならラクダについて、また人々の生活についてもっと着目することでより作品に視聴者をひきつけると同時にドキュメンタリー性を持たせて欲しかった。 【ノス】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-21 19:50:23) |
1.年に一度の掘り出し物的映画を挙げるなら、今年はこれ。まず、冒頭のシーンでラクダの顔を正面から捉えるアングルに引き込まれました。ラクダを映像化する時って大体、あのコブを強調するために横から撮りますよね。だから、殆どの人は、ラクダと面と向かったことなんてなくて、それがどんな顔をしているか知らないはずです。でもこの映画は、ラクダに文字通り「真正面から」取り組んでいます。何かを問いかけたそうなラクダの多彩な「表情」に、一緒に笑ったり涙したりしたくなってしまう……動物は、人間も含め、CGばかりで見てちゃいけないな、と思わず反省させられる一本でした。ラクダに押されそうだけれど、現代モンゴルの遊牧民たちの生活描写も(幾つかの箇所で「演出」が見られますが)立派にストーリーを組み立てています。 【中山家】さん 9点(2004-11-16 01:01:07) |