4.《ネタバレ》 映画が二本立て構成になっていてフェイク・トレーラーつきと言うと、タランティーノ&ロドリゲスの『グラインド・ハウス』の元ネタなんですね、この映画は。まあ、雰囲気はまったく違いますけど。ジョージ・C・スコット、レッド・バトンズ、イーライ・ウォーラック、アート・カーニーという渋い芸達者が揃った男優陣は観てるだけで楽しくなっちゃうんですけど、女優陣がちょっと地味すぎたかな。第二話の“バクスター・レビュー1933”がいちおう“四十二番街”をモチーフにしたミュージカル仕立てなんでが、思えばこれが名匠スタンリー・ドーネンが撮ったラスト・ミュージカルになるんですよね。ミュージカル映画というジャンルが絶滅寸前だった70年代だったからしょうがないかもしれませんが、『雨に唄えば』を撮ったドーネンですから、ちょっと寂しいものがあります。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-03-21 22:46:55) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 1978年の映画ですが、もっと昔の映画の、”古き良き”雰囲気を漂わせる。登場する人物像もストーリーも笑いドコロも泣かせドコロも音楽も全てがこんな映画の雰囲気とマッチしていて実にいい。 第1話はボクシングもの、第2話はスタンリー・ドーネンの本職、ミュージカル。大切な人の死が絡む話なのですが、作品のラストは舞台に人生をかけてきた男が人生最後の舞台の幕が下ろされるのと同時に愛する人に囲まれ自らの人生の舞台の幕を下ろす。こんな死に方が出来れば幸せだ。 ブルックリンのちょっといいお話2編。単純で分かりやすくもよく出来たストーリーの人情喜劇でした。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-03-11 21:59:05) |
2.ストーリーはベタだけどそんなに悪くない。暇つぶしにもってこい。 【オニール大佐】さん [地上波(字幕)] 6点(2008-07-21 13:06:40) |
1.《ネタバレ》 人生訓みたいな展開に流れるところがあったり、息を引き取るまでに間があったりしてベタなストーリーなんですけど、臭味が無くて妙に泣かせてくれる作品ですね。特に後半のバクスターの死に方なんて、舞台人としては理想的ではないでしょうか。役者のコミカルな演技も良いし、見終わって何となく元気が出てきます。前半のボクシングは無くして全部ミュージカルにしても良かったと思います。 【鳥居甲斐守】さん [地上波(字幕)] 6点(2008-03-14 21:50:21) |