113.《ネタバレ》 やはりデ・ニーロの役づくり、演技は流石。しかし、終盤のボートシーンではただうるさいとしか感じませんでした。ニヤニヤ笑いながら、法には触れない程度に嫌がらせを繰り返す前半の方がよっぽど恐かったです。ニック・ノルティらも頑張っていましたが・・・なんだろう。描き方の問題なのかなぁ。あの家族が妙に汚く感じてしまい、あまり感情移入できませんでした。 スコッセッシにしては随分あとに残らない浅い印象です。 『執拗な嫌がらせ映画』では「不法侵入」の方が上かな。好きな映画ではないけれど。 【Sgt.Angel】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-12-17 23:06:08) |
112.公開時に映画館で鑑賞。リメイクとは知らず、デ・ニーロの怪演が見所と聞いて観たが、なかなか怖かった。デ・ニーロはやはり上手い。ただ、ちょっと最期ジェイソン的不死身状態になるのはやりすぎで、興冷め。またアカデミーの助演女優賞にノミネートされただけあり、J・ルイスの演技は印象に残った。ストーリーは結構好きなので、オリジナルもいつか観ようと思っている。 【あっかっか】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-12-17 13:43:57) |
111.最初に観たのは木曜洋画劇場の90分短縮版で、あまりの恐怖感とスピード感に、ストーカーモノの最高傑作だっ!! と興奮したものだった。 しかし、最近になって正式な127分版で再見してみると…いくらなんでも、ネチネチやりすぎで飽きてしまった。テレビのカットしまくり版の方が良い、ということもあるのだな。とはいえ、どちらのバージョンでも同印象だったのは、デニーロが怖すぎるということ。 【j-hitch】さん [地上波(吹替)] 8点(2008-12-11 02:20:19) |
110.デ・ニーロの徹底した役作りはすごいです。ジワジワと迫り来る恐怖に終始釘付けになりました。ただ、最後のアクションっぽいのはいまひとつスッキリとしなかった。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-04 23:43:12) |
109.《ネタバレ》 「恐怖の岬」のリメイクとは知らずに観ました。ロバート・デ・ニーロの演じた男の執念、恐ろしいですね。観ていてぞっとします。映画全体としてもずっと緊張感が保たれていましたし、ずっとドキドキしながら観ることができました。役によってこれほどまで(筋肉質な体。)に体を変えられるデ・ニーロの役者魂には、脱帽です。 【まいった】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2008-09-11 15:19:15) |
108.『恐怖の岬』のリメイク、それも「コレ、リメイクでっせ!」と強調せんばかりに、元作品の俳優を出してみたり、テーマ曲を流用してみたり。そこまで強調するからには、逆に、何か後ろめたいことがあるんだよ、きっと(笑)。というのも、主要登場人物たちがそれぞれ、まるで各自で勝手に台本を書いて、各自勝手に役作りをしてしまったかのような、ハチャメチャさ。いわば学芸会のノリ、ですな。特にデニーロは、もう誰にも止められない。個性とかいうレベルを超え、しまいにゃカメラに体当たり(?)する傍若無人ぶり。リメイクだもん、やっぱり羽目を外さなきゃあ、存在価値が無くなるよね。元作品以上に屈折した主人公のキャラも、イマドキっぽいアレンジ。犯人に狙われる主人公の娘、元作品ではいかにも少女っぽくて(嘘。結構オバチャンっぽい)ハラハラさせられるが、コチラは正反対の色気ブリブリで(嘘。サービス不足)、イマドキっぽいハラハラ感。意図したようなチグハグさや、突っ込みポイント(とは言え、突っ込んでしまうと製作者の思う壺にハマりそうなポイント)が、全体にちりばめられており、その迷走ぶりこそがこの映画の楽しさ、でもありますね。 【鱗歌】さん [試写会(字幕)] 8点(2008-08-17 17:08:39) |
107.この映画はロバート・デ・ニーロが天才的な演技をみせているから評価される映画。もし名前だけで演技はからっきしの俳優が主役をやっていたら・・・。B級映画に成り果てていたように思う。それにしてもいつものことながらデ・ニーロの表情は素晴らしい。 【あるまーぬ】さん [地上波(吹替)] 6点(2008-07-18 16:26:14) |
106.やっぱ、僕はこの手のホラー向いてなかったです。恐いとも面白いとも思わないので全然楽しめませんでした。犯人の動機もなんだか微妙ですし。だらだら戦ってないで早く終われ、と思ってしまいました。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-04-08 18:43:53) |
105.《ネタバレ》 恐怖岬も恐いのですが、本作のほうがそうとう恐いです。デニーロがウエイトを軽々とコントロール(本人は苦心していると思われますが)する人なので、入魂演技は期待通りでした。デニーロに似合わない帽子や、へんちくりんなシャツのコーディネイトが余計怖さを増していたようにも感じられました。でも本当は娘が恐く、途中手のひらを返しそうなニックの演技力は、デニーロに負けじと劣らずであったようにも思えました。 【成田とうこ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-03-29 10:18:03) |
104.さすがヒッチコックを崇拝するスコセッシだけあり古風だが丁寧につくられたミステリーサスペンスの力作。そして彼の素晴らしいパートナーであるデニーロ、通常狂気の犯人役なんてただそれだけで終わってしまうのに、彼の狂気犯人は本当は狂気ではないように見えてなおかつ狂気だから凄い。多くの観客は最後まで彼の良心を信じていたのでは…いつもの奇を衒いすぎてオスカーを取れそうで取れない作品より、地でいけるこのような作品のほうがスコセッシには合っていますね。ヒッチコックファンでもある私としては彼のような質の高いサスペンスが取れる監督にはもっとこの手の作品を作ってほしいと思っています。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-29 04:03:49) |
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103.《ネタバレ》 他レビューサイト等で本作のレビューを見てみると、ほとんどの人が「怖い」としか言っておらず、デ・ニーロのファンも他の映画のレビューは長く書いてあるのに、本作だけ文が短い。なぜだろう?と思っていたが、いざ観てみてわかった。 「怖い」 本当に、この一言に尽きる作品です。何が怖いって、ロバート・デ・ニーロ演じるマックスという異常者の狂気がその場の空気を埋め尽くしていて、ニック・ノルティ演じるサム、その妻のレイ、娘のダニエル…だれかが画面に登場すると、もう緊張感で空気がピリピリ。そして登場するマックス。狂気剥き出しで吠えまくるラストも凄かったですが、ロバート得意の妙なニヤけ顔連発で大して何もしない前半-中盤のほうが、怖かった。ロバートのニコニコ顔はあまり良い兆候ではない。そう思って観ていました。 そしてロバートが醸し出す映像面の恐怖をさらに盛り立ててくれるのが、バーナード・ハーマンの音楽。もう完全なる恐怖映画の音楽で、私はロバート主演のホラー映画でも観ているんじゃないかと思いました。すごく秀逸な音楽だけど、スコセッシ映画特有の雰囲気もしっかり出している。バーナードの履歴を読んでみると、『市民ケーン』『知りすぎていた男』『めまい』などなど、古き良き名作を多数担当していた事がわかった。そして本作の原作となる『恐怖の岬』も、担当していたようで、どーりで凄いわけだ。 でも一番凄いのは、この映画を撮影したマーティン・スコセッシ。原案・原作があったとはいえ、そのリメイクでここまでの映画を創れるのは、監督として一流だから。つい最近も、『ディパーテッド』で賞を獲ったそうで、これからも第一線で活躍していってくれることを切に願います。そしてまたマーティン×ロバートコンビが観られる事を、ファンとして期待する。
『ミッドナイト・ラン』や『ミート・ザ・ペアレンツ』など、明るいロバートばかりを観ている人にとっては相当ギャップが生じると思いますが、まさにアカデミー助演男優賞級の演技、是非観てもらいたいものです。 アクションもこなしていて、91年の映画なので今のロバートとは違いますが、彼の凄さを改めて思い知った。 オススメ! 【Tiger】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-01-22 23:28:03) |
102.おもしろかった。デ・ニーロの気迫、執念そして演技が凄かったなぁ。最後までデ・ニーロを応援してしまった。 【ギニュー】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-14 18:08:10) |
101.《ネタバレ》 何を恨みに思うかは、その人の感じ方次第だから、時として思いもよらないトラブルに巻き込まれることは、現実の人生でもよくあるだけに、その恐怖感に感情移入はしやすい。
ただ、序盤の「つかず離れず」といった距離からジリジリと追い詰めていく「心理的な恐怖感」が、後半に行くに従って、単なる殺人鬼ホラーのような「直接的な恐怖感」に取って代わってしまうのが残念。
でもまあ、「冤罪」とか「現行法の欠点」「敵討ちの是非」なんてコトを考えるきっかけにはなるかも。 【FSS】さん [ビデオ(吹替)] 5点(2007-04-15 16:21:59) |
100.ジュリエット・ルイスとロバート・デ・ニーロが、劇中で初めて顔を合わせ会話をするシーンは、すごく見応えがありました。この映画は全体を通してというよりも、シーンごとに見応えを感じます。当時のスコセッシ作品には珍しく、豪華俳優陣でした。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-03-06 21:54:02) |
99.とても名画とは呼べない凡作ですが、スピーディーな展開と存在感のある俳優陣たちのお陰で、意外に退屈せずに楽しめてしまう作品です。今回見たのは2度目か3度目ですが、ストーリーが分かっているにもかかわらず、飽きることはありませんでした。それにしても、デニーロの演技が、確信犯的におおげさです。ある意味、コメディのノリでやってるんじゃないかと思うほどのオーバーアクションが目白押しで、これを堪能するだけでもそれなりに観る価値があります。 |
98.デ・ニーロのあるあるパターンという感じがしますが、代わりにニック・ノルティーが粗暴イメージをがらりとかえてきたのが印象的。デ・ニーロの恐怖感を生み出す感じは彼ならそれくらいやるでしょうという感じで目新しく感じなかった。お腹いっぱいです。ジュリエット・ルイスははまっている。この3人のバランスは良いと思った。でもこの話は思っても見なかった逆恨みが怖いという事だけでそれ以上の感想は無いかな。 【森のpoohさん】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-05-05 10:20:17) |
97.《ネタバレ》 さすがデ・ニーロ!<追加>俳優陣の演技が冴え渡り、構成が綿密に練られているので、何回見ても飽きさせない映画です。題材が陰湿なので評価されづらいのだとは思うのですが、私は紛れもない傑作だと思っています。デ・ニーロが演じたマックス・ケイディーの抜け目のなさには感心させられます。このケイディーが何故かとちってしまったのは、船の構造や天候などを考慮しないうちに一家を襲ってしまったこと、襲っている間一家を縄などで拘束しておかなかったこと、だと思います。まあ、大衆が見る”映画”という名の娯楽なので、大衆の支持を得やすい”正義は勝つ”の法則が適用され、脚本上ケイディーは殺されてしまったのでしょうけれど、実際は必ず成功していたはずです。この事件で悪いのは、弁護士が手を抜いたことにあると思います。無実だったかもしれない裁判で14年の刑になるのは、明らかに弁護士の手抜きとしか言えず、自分がケイディーの立場だったら、ここまではするか分かりませんが、当然この手抜き弁護士を恨むに違いありません。話は変わりますが、デ・ニーロの映画館での快爆は、デ・ニーロらしくて良かったです。”キング・オブ・コメディー”の自爆を思い出さずにいられません。 |
96.《ネタバレ》 この監督は変に真面目でシリアスなものを撮らない方がいい(と私は思う)
アビエイターやタクシードライバーよりずっと、
このホラー風サスペンスやイエスの逸話の「最後の誘惑」のほうが面白く明るい。
この作品は私にとってはただ、ジュリエット・ルイスが出てるから観たい映画だったのです。
もともと中性的で理知的な女優さんが好きなのですが、
特に彼女は白雉役もできるし何でもできる演技派みたいなので、
他の作品も観てみようかなぁと興味を持っています。
最近好きになったマシュー・モディーン(もちろん男)にルイス嬢が似てると確信し、
借りて確かめたところ・・やはり年齢不詳性別不明なところが似ていた(笑)
いや、完全に出演者の中でも一番の存在感で、
アクの強いデ・ニーロさえも食っていました。
舞台でのやりとりなどの目の表情などは完全に食ってました。
この映画全体にエロシズムと暴力的な描写が多いのに、
なぜか暗く感じず恐怖よりもおかしくて笑い通しだったのは、
私がホラー好きだということもあります。
しかし根本的には復讐劇なのですから恐怖や嫌悪感は感じないといけない。
・・あまり感じなかったのは娯楽が勝っていて最終的には、
デ・ニーロ出すぎ!
どこからいつ現れるかという見えざる恐怖なんて無視(爆)
もうひらきなおってホラーとして見ましたよ。
家政婦の姿ですでに室内に潜んでいたところなどは、
恐怖なんかよりも大爆笑もので「悪魔のいけにえ」のレザー・フェイスか!?
逃亡する車の底に張り付くデニーロはおかしすぎるし、
最後のほうなんかもう「13日の金曜日」ですよ。
あるいは「JAWS」状態で全く怖くも後味の悪さもない。
だからある意味楽しめたのです。
J・ルイスがセリフを言ったあとクレジットが流れますが、
最後まで観て聞いてゆくと・・
悲鳴が聞こえるんですよ。
そしてなぜかアンブリン(E.T.のマーク)
うわぁ~アンブリンなのこの制作って・・
これは・・おかしすぎて大うけしてしまったのです。
復讐劇の怖さや哀しさを味わいたいならば、
「ダークマン」のほうがお勧めです(サム・ライミ監督)
【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-20 04:17:27) |
95.この映画あたりからマーティン・スコセッシに期待しなくなってしまいました。デニーロはがんばっています。怖い映画なのでしょうが、身近にこういう人が少なくないので見ていて嫌な気持ちになってしまいました。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-02 01:38:05) |
94.ロバート・デ・ニーロが異常な逆恨み野郎をよく演じていました。私だったら逃げ切れる自信がありません。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-22 19:58:22) |