9.《ネタバレ》 もっと親同志のドロドロ関係で事件が色々、起こる話かと思ってたら全然違いました・・・。作品のテーマ自体あまり楽しめるものではないのと、よく分らない演出もチョコチョコあったのでこの点数で。最後の方でトヨエツがキレたのは意外性があって面白かった。あと鶴見・杉田夫婦の子供を女の子にして「歩(あゆみ)」にしてくれたらなあ~なんて。 【より】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-03-28 00:47:12) (良:1票) |
8.《ネタバレ》 好きですね、この映画。サスペンスとしてもミステリーとしてもよくできているし、一番いいところは、最後のほうで「一応」真相があかされるところ。「真相」とは言っても犯人が自白するわけではないし、決定的な証拠が出てくるわけでもない。要はひとつの「推測」、ひとつの「可能性」が示唆されたにすぎないんですよね。この「釈然としない感じ」がとてもよい。いわゆる「オープンエンディング」ともまったく違う。だって別の「真相」は一切示唆されないわけだし。犯人が推測通り「彼ら」だったとしても、彼らと被害者の間にほんとうは何があったのか、それが全く謎のまま終わってしまう。この「無気味な感じ」がすごくいい。 ただ、一番最後のCGはいらないでしょう。何あれ? 【コウモリ】さん [地上波(邦画)] 8点(2007-08-09 16:53:08) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 <原作未読・映画版のみの評価>
犯人探しやトリック重視のミステリーだと思って見ると駄作。
事件を通して何をテーマとするかで、その作品の価値やテイストは変わってくると思うけど、あくまで今作は犯人探しがメインではなく、殺人事件を通して、行き過ぎた個人主義や学歴社会を批判している社会派サスペンスであり、そこから敷衍して「人間性の本質」を考えさせるという、かなりストレートなテーマの作品。
ただ、殺人を犯してしまい、さあどうしようと悩んだり、仲間と拗れたりする事で、そこに「人間性の清濁」を投影したりするのは、別にこの作品だけじゃなく、たいていのサスペンスやミステリーにも見られる常道のようなもので、今作が特別に優れている部分は見出せなかった。東野圭吾氏の原作にしては全体的に凡庸な感は否めない。 また謎解きがメインではないとは言え、それっぽい幾つもの伏線(未来予知とか、日の光に弱いとか、ライターとか、煙草の吸殻など)のほとんどを無視して終わるというのはアンフェア以前に、作品と観客に対して失礼だと思う。 【FSS】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-11-03 16:38:08) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 この作品をサスペンスあるいはミステリーとして捉えると随分と粗い作品に感じます。クライマックスでは、「そんな論拠でみんな信じちゃっていいの?」「おいおい、トヨエツ声でけーよ。力技だなあ。」と言いたくなります。謎解きを放棄したような展開。最後に語られるのは、“事件の真実”というより“事件の結論”。もはやサスペンスではなく社会派ドラマの様相です。原作のタイトルにわざわざ“マーダーケース”という文言を加え、サスペンス作品であることを強調するミスリードぶり。なるほど、本作最大のどんでん返しは、殺人事件云々ではなく、作品のジャンルそのものだった!?ところが、結論が提示されても「なるほど。そういうことか。」という気持ちになれません。何故か。登場人物たちが“意外な結論”を受け入れる姿に説得力が無いからです。説得力を持たせる描写(例えば希薄な親子関係や人間性を表すエピソード)が少なすぎるのです。さらにラストカットで、ダメ押しの“この作品はサスペンスなんですよアピール”。もう必要ありません。少ない登場人物、限られた舞台設定など、濃密で緊迫感ある雰囲気は良く、役者も芸達者揃い。“真実を突き止めようとしない人間の弱さ”という部分にも重みがあります。面白くなる要素満載だっただけに、惜しい作品だと思いました。 【目隠シスト】さん [地上波(邦画)] 5点(2006-06-08 17:56:19) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 雰囲気だけすごくよかった。なんかあるだろうと期待するシーンが多いのですがなにもないです、驚きもないです。ライターがあんなくだらないことのために落ちたのかと思うと悲しくなります。 【伊藤さたけ】さん [地上波(邦画)] 1点(2006-06-07 18:19:18) (良:1票) |
4.学歴はいい方が良いに決まってる。ある種のパスポートだから。高学歴を子供が自身が望むらなら別に否定はしないが、親が夢中になってるのは気持ちが悪い。いい学校出てる人間はいい学校でてよかったなんて思ってない。それが普通で当たり前だと思ってるから。で、別に高学歴=幸せな人生だとも思っていない。お金がある程度の幸せを保障するのは否定しないが、いい学校でてそこそこの仕事について他人より200-300万年収が多くたって別にたいした事ないでしょう。生涯賃金でも5000万か1億程度の差しかないし。そんなら自分の好きな事を自由にやったほうがいい。子供の受験に夢中になるのは、高学歴=幸せな人生という幻想から抜け出せない、いい学校出てない親が多いんじゃないだろうか?って思うんだけど違うかな?俺は人の親じゃや無いけどさ。変な話、小学生が殺人犯したって、たいした罪には問われないでしょ。いくらでもやり直せる。子供が犯した殺人の遺体を処理する親ってのはホントの親バカっていうか救いようがないし、そういうのが許されると思ってる子供が大人になる方も怖いよ。ここでちゃんと法的に処理しないと、本当の意味で子供の将来によくないよ。って事が言いたいのかな?この映画は・・・。 【東京50km圏道路地図】さん [地上波(吹替)] 4点(2006-06-04 02:38:03) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 最近の子供は恐いなぁ・・・詰め込み学習がいけんのやろうか。引きこもって勉強ばっかりせんで外で遊ばんとなぁ・・・あ、でも運動の時間も設けられてたよなぁ・・・って チャオズ!(!?) なる訳ねえやろ!えええ!?ここはどこや?どこ連れて来られたんや?新感覚派的なノリ!?青山真治にはこう映ってるのか!?子供がこんなに単純で不可解な生き物に映ってるのか!?ユリイカは何やったんや!?何なんや!薬師丸ひろ子が未来が見えるとかいう設定とか、役所広司の目が光に弱いとか、要らんよな!?絶対要らんかったよな!?雰囲気だけ借りてラストちょっとホラー匂わせてみたりとか・・・あの死体は復讐にでも来るってか?マジで理解に苦しむ。ってか、役者の演技の質が云々とかいう以前に、誰一人として感情移入できるキャラクターがおらんかった。なんかキチガイみたいな連中が集まってワーワーやりよんだけにしか見えなかった。 もし、この映画の舞台が天気の良い普っ通の湖畔公園やったら何一つ成立せんよね。 怒られるで。 【ハッシーふりかけ】さん [DVD(邦画)] 1点(2006-05-03 18:00:35) (笑:1票) |
2.自分は子供の頃勉強した記憶もなければ、今子供がいるわけでもない。でも、なんかよく分かる気がする。正義ってなに?真実ってなに?って、友達夫婦全てに見せたくなりました。親は子供の為なら鬼にも蛇にでもなるんでしょうね・・・。社会なんて正しいことも間違っていることも紙一重。 【なったん】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-05 01:05:15) (良:1票) |
1.何か手っ取り早く撮った感じのする映画でした。これだったら「火サス」ですむのでは。「火サス」に失礼とあらばバラエティーの再現フィルムという感じ。舞台劇のような、場にそぐわない突然の激情や、カメラを意識させる撮影が気になりました。湖畔の宿に殺人事件、そして子供も絡む。状況設定は大好きなので原作を読んで臨んだのですが、これだけの俳優陣を使ってこの演出は残念無念。ちょっと感じた収穫は、薬師丸ひろ子が良い感じの脱皮をしているなということ。ミセス役も良いです。 【チューン】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-02-08 13:35:04) (良:1票) |