4.《ネタバレ》 好きな監督なのだけれど、さすがに力不足を感じる。筋がむちゃくちゃなのは、いいのだけれど、見ていてワクワク感がない。オペレッタ=ミュージカルのもつ躍動感も不足。美空ひばりが歌ってもなあ。薬師丸ひろ子と由紀さおりが、たぬきらしい。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 5点(2018-12-22 21:11:45) |
3.この監督の映画は安っぽさを何か肯定的なものに変えてしまうところが面白いんだけど、でもこれはただ安っぽいだけに見えるところも多く、あと何かギクシャクした感じを肯定的なものに変えてしまう面白さについても、以下同文なの。もしかするとこっちが安っぽさなりギクシャクなりを感じると、それを面白さなんだと思い込ませる回路がいつのまにか組み立てられていて、そういうのをそっと作らせてしまう才能が、名監督と呼ばれる条件なのかも知れない。なんてことをこのピカピカの狸御殿見ながら思ってた。そこまで思っても全否定は出来ないんだよね。琳派の美的雰囲気を全然その味わいを生かさないように使ってるあたり、やはりタダモノではなく、でもあれで美空ひばり出演って言っていいのかな。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-11-12 09:37:00) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 アヴァンギャルドに暴走する清順ワールドを、ただ口をポカーンとあけて見送ることしかできませんでしたね・・・・。ストーリー自体は比較的シンプルなんですが、とにかく独特で摩訶不思議な映像美と展開が非常に印象的でした。ただ、凄さは感じましたが面白かったかと言われると・・・・。 まあ、まさに狸に化かされたような気分にさせてくれる映画でしたね 【TM】さん [地上波(邦画)] 5点(2008-03-12 18:02:22) |
1.スイマセン、あまり楽しくなかったのです。邦画のいい香りがプンプンして、平幹二朗の顔が出た瞬間のたまらなくいかがわしい感じは最高だったのに。チャンちゃんは笑顔や身のこなしがとっても可憐で、この訳わからん設定の中でよく頑張っていたと思います。だからオダギリジョーにはもう100倍はじけて欲しかった。中国語で喋る彼女の受け皿になってフォローし支えてくれたら、私ももっとこの映画の空気に乗っていけたかなと思います。役者さんは彼以外はみんないかがわしくて良かった。だからお人形のような表情をもっと変幻させて活躍して欲しかったです。でも鈴木清順翁はそんなこと望んではいないのでしょう。高齢になってもこういったパッションを持ち続け、立派過ぎる絵空事を描ける力はすごいと思います。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-24 01:59:11) |