5.《ネタバレ》 序盤は『まあこんなもんかぁ・・・』って感じで見ていたのですが、宝探しが本格的になってきた中盤あたりからが次第に面白くなってきました。 『いかにも』って感じの遺跡やらジャングルやらではなく、『街中』ってのが良いですね。シティアドベンチャーって大好きです。 自分が住んでいる街に、謎や財宝が隠されているなんて、ロマンですねぇ。 正直謎解きのシーンは、何言っているのかちんぷんかんぷんなんですけど、成り行きを見ているだけでも面白い。 『わかりやすさ』でいけば、ディズニーはトップクラスの水準です。(その分深さを犠牲にしているのですが) ニコラスケイジ達が何言っているのかさっぱり理解できなくても、十分一緒に冒険している気分になれます。 敵・味方一緒になって最後の謎を解きに行く、というシチュエーションも好きなんです。 『共闘』とか『一時休戦』とか、独特の緊張感とパワーバランスを感じられるから好きです。 それでいて、お互いの目的が一致しているときはもちろん協力し合うわけです。敵同士なのに。いいですね。お約束なんですけど、いいですね。 そしてラストは駆け引きで勝利し、謎を解き、宝を手にいれ、国の役にもたち、無罪放免、彼女もゲットでこれ以上ないハッピーエンド。すばらしい。 そういえば、プロローグで、『少年』⇒『ニコラスケイジ』に変わるシーンがあるのですが、なんか無性にせつなかったです。 いや、深い意味はないんですが・・・ 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-04-15 03:42:51) (良:1票) |
4.「インディ・ジョーンズ」とカブるのは承知の上で、最初から最後までハラハラドキドキ楽しめた。真新しいものは少ないけれど、「名探偵コナン」よろしく、ハイスピードに謎を解いていくニコラス・ケイジとわかりやすい物語運びはさすがハリウッド映画である。舞台は非常に狭い範囲だけれど、ロードムービーといった趣を醸し出して、スケール感を出しているのは実に上手い。「独立宣言書」という誰もが知っているアイテムを出してきたのも、観客には親切だと思う。続編にも期待。 【ドラりん】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-04-24 06:39:35) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 子供の頃、祖父から聞いた話を信じ、ひたむきに夢を追い続けてきたベンをニコラス・ケイジが好演している。ベンの歴史への尊敬、夢への情熱が感じられた。作品の方はテンポが非常によくそれでいて謎や知的なパズルを解いていくのが気持ちよい冒険映画。イアン一味とベンたちの駆け引きもスリリングで面白い。ベンの情熱、壮大な歴史を表現したスコアも世界観とマッチしていて良い。個人的には宝が既に誰かに持ち去られたと思いパトリックがベンを励ますシーンが気に入っている。自分の父を心から信じ、夢に敗れてしまった自分の跡を継ぎ、ついには宝の存在を証明した息子を誇りに思ったのだろう。夢を持ちそれを追い続ける事が大事なんだという事を言っている気がした。そしてこの流れを受けての宝との対面は、ベンのそしてゲイツ家の夢がついにかない、走っていく火に少しづつ照らされ宝が姿を現していくのが感動的だった。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-01-19 20:39:21) (良:1票) |
2.本当に宝探しの映画ですね。最初から最後までずっと財宝を探し回っています。でもそれが面白いんですよ。宝と思ったものが実はそれはその宝の手がかりで、それが劇中ずっと続く、そして最後にようやく本当の財宝のありかにたどりつく。ワクワクしますよね。何かいいことを思いついたときのようなワクワクする感じをこの映画を観ているときずっと感じてました。 【サンス】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-28 23:50:59) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 ブラッカイマー+ディズニーという自分と一番相性の悪い組み合わせだったのでハズレだなと思っていたら、これが意外と面白い。 モチロンご都合主義は健在だが、話の根幹を覆すようなツッコミを入れたいほど酷いものはなかった。 ストーリーの流れが良く、頭に無理なくすんなりと納まる脚本の良さは評価できる。 「万引きでしょ」というのもただの笑いのネタかと思ったら、なかなか話を繋げて、オヤジを無理なく登場させるという無駄もなかった。 宝の謎を追うための手がかりをヒントにアメリカの名所のような場所をあちこちと進むのも面白いし、緊迫した駆け引き、深まる謎も飽きることなく観客を映画に引き込ますことができている。 銃をお互いに乱射して終わらせるようなところもないのも好感的だ。 残念なのは、ゲイツとアヴィゲイルとの関係を上手く描けていないこと。 ラストに近いところで突然キスをする場面があり、ラスト間際で「オレのこと信じられるか?」と言ってアヴィゲイルの手を離すシーンがある。 手を離すシーンは本来は盛り上がるシーンになるはずだったが、映画では全く盛りあがりが欠けるシーンになっているのが残念だ。 確かにキスシーンで二人の関係がより近いものになっているということは理解できるのだが、それ以前に二人の関係が親密になる過程がイマイチ演出しきれていないので勿体無い。 振りかえると、ゲイツがFBIに捕まったところでもっとアヴィゲイルの不安感を出しても良いし、二人が一緒に服を着替えるところでも利害関係が衝突するはずの二人の関係がより近づくのが分かるような演出は可能だ。 しかし、二兎を追うもの、一兎を得ずということか。緊迫感のある宝捜しにテーマを特化したために面白い作品になったのかもしれない。腕のいい監督ならさらりと描いたはずだと思うが。 <以下、完全なネタバレ>宝が見つかる直前に、実は宝がなかったというワンクッションを挟んだが、これが非常に心にしみた。宝なんてあってもなくてもいい、成功してもしなくても、本当に大切な宝は「夢」を持ちつづけること、「夢」を信じること、「夢」を追い求めることの美しさを描いていたと思う。たぶん、このワンクッションがなければ、ただの映画になっていたと思う。 【六本木ソルジャー】さん 8点(2005-03-13 01:33:50) (良:1票) |