9.ふと考えると、映画を観ること自体が、“空想をする”“イメージをする”ということだと思う。映画の素晴らしさというのはそういうことで、まさにその真髄を描いたこの作品の感動の深さはシンプルだが、非常に深い。美しい現実と空想の狭間で繰り広げられる、美しい愛の物語。感動作としてなんともこれ見よがしな物語であるが、涙が溢れるのだから批判の余地も無く素晴らしいと言うしか無い。空想の名における永遠の少年ピーター・パンが、深い喪失を抱えた少年から生まれたということに、想像性に対する感慨深さを覚えた。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-10-06 00:26:50) (良:1票) |
8.まさにファンタジーといった感じの作品。 現実と空想の境目が曖昧な演出に好感が持てた。 舞台の開演にワクワクさせられつつ、お母さんの容態も心配でハラハラ。 欲を言えば、もう少し舞台のシーンを多く織り交ぜて欲しかった。 というか、この舞台を是非見てみたいです。 当時の舞台装置のままでね。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-05-03 13:53:26) (良:1票) |
7.思ってたより面白くてラッキー。だけどケイト・ウィンスレットはいったい何の病気だったの?やけに肥えてたから糖尿病かな? 【ゆきむら】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-13 18:30:25) |
6.こんなにラストで素直に感動できる映画を見たのは「ビッグ・フィッシュ」以来でした。本当に劇場で見てよかったと思います。実は観劇中に隣に座っていたおばさんが前半部で早くも寝ていたにもかかわらず、ラストでちゃっかり泣いていたのを覚えています(笑)。たしかに前半ではストーリー展開がゆるいので退屈するかもしれませんが、これが全てラスト近くでしっかり伏線として絡んでいます。そしてあの「ピーター・パン」初演のシーンへと続くのですが、まさかあんなラストが待っているとは思ってもみませんっでした。「本の中に生きている」という言葉とピーター役の少年の無心の演技に圧倒されエンドロールが流れている最中もささやかな余韻に浸れました。「ビッグ・フィッシュ」などの感動映画の共通点はこういったラストへの落とし所のうまさにあるのだろうと思いました。ジョニー・デップの演技で彼の表情が変わらないのを批判する人がいるようですが、変わらないからいいのだと思います。この映画で変化するのはバリではなく子どもたちです。バリのおかげで長男のジョージは大人になり、ピーターは想像力を持つ事の大切さを知りました。デップはそういった子どもたちの変化を受ける側として地味ながらも非常に良い演技をしていたと思います。 【マイカルシネマ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-05-07 22:18:11) |
5.とても良い映画だとおもいます。信じていれば、ネバーランドにいける!とてもいい台詞ですね。しかし、この映画を見終わった後ふと思う事があります。あの劇作家バリの役は、何でジョニー・デップなのでしょう?別に彼が嫌いな訳ではないし、どちらかと言えば好きな俳優ですが、彼の表情ってあんまり変わらないし、表情が豊かな方では無いと思う、特に歯を剥き出しにして笑うタイプでは無い、今までの作品は何故かそのキャラが絶妙に合っていたのに、この作品は、子供に愛されなくてはならないけど、子供と一緒に遊んで大笑いする場面なんかないし、デップのキャラだと無理が有るような気がするんです←ものすごく個人的な意見ですけど。例えば、この役にイアン・マクレガーだったらもっと良かったかもしれないとか、勝手な想像をしちゃうんですけど、どうしても、バリの役にジョニー・デップのキャラに合わなくて・・・でも良い映画でしたけど、う~ん 【みんてん】さん 8点(2005-01-26 12:40:51) |
4.静かな感動がこみ上げてくるような素敵な作品でした。 バリと子供たちとのエピソードもピーターとの心の触れ合いも感動的だけど、一番切なく感動の涙がこぼれたのはバリとシルヴィア婦人との大人の恋。 妻は夫のピュアな部分を理解しなかった(あるいはできなかった)のに、婦人は子供と遊ぶバリをみてその心を理解し共に楽しむことができた。お互いに惹かれ合っても立場上抑制された恋心のせつなさ。重い病の婦人にネバーランドの芝居を自宅で見せるバリに婦人への深い愛情が感じられ、美しくメルヘンティックな芝居と相まって感動のクライマックスでした。喪失感に沈むピーターに「想像して信じればいつでも会える」と言い聞かせる言葉は、同じ悲しみにある自らにも言い聞かせる言葉でもあったのでしょう。 子供たちを含め出演者はみな素晴らしいけれど、特にディップのジェームス・バリは「童心を持つ大人」を実に自然に演じて見事でした。 美しいケンジントンパークやロンドンでのお話だし、まるでイギリス映画のような落ち着いて洗練された雰囲気になってるのも印象的です。
【キリコ】さん 8点(2005-01-22 23:13:40) (良:3票) |
3.演技派デップが完全に食われてしまった末恐ろしい子役達の中では、毅然と祖母に言い返す凛々しい長男ジョージの健気な眼差しが印象的。100年前の英国上流社会のコスチュームと気品あるカメラワークも◎。 【mimi】さん 8点(2005-01-19 21:42:14) |
2.ここのレビューの好評を読んでから観に行ったけど、それでも十分に楽しめた作品。皆さんが言うようにジョニーデップをはじめ役者達の演技が冴えていた。自然に笑みが出るような場面もよかった。特定の場面ではなかったけど、徐々に自分の中で高まるものがあり、グッと来て涙する場面もあった。ファンタジー映画ではないかもしれないけど、誰でも「心」の中にそれぞれのネバーランドのような世界を持っているのかなあ、ってふと思える作品。 【珈琲時間】さん 8点(2005-01-17 02:39:09) |
1.小さい頃絵本を読むのが好きだったのに、いつの間にかファンタジーみたいな非現実な物語が嫌いになっていた私・・・・でもこの映画で改めて空想する大切さが分かった!大きくなるにつれて忘れてしまっていた大切なモノを改めて思い出させてくれるいい映画でした。 【愛しのエリザ】さん 8点(2005-01-16 20:21:41) |