5.大金持ち苦労知らずのコメディ大家映画監督がシリアス作品を撮る為に貧乏暮らしを経験する。メル・ブルックス作品で観たような物語ですが、ジョエル・マクリー主演もあってか大爆笑シーンも品の良さがありました。彼の腹の底から笑う姿にウットリすると共に、人を笑顔にさせるコメディ作品の値打ちを感じる秀作です。 |
4.旅すればいろんなことを経験かるだろうし、貴重な発見にもつながる。この映画はおもしろいところは結構おもしろいし、良いもののひとつだろう。だが私には何となく肌が合わないし、監督の意図したものは結局何?という思いだ。社会派映画をめざしたのだけどやっぱりコメディにはコメディの良さがというあたりかもしれないが・・・。しかし終盤近くでアニメ映画を皆が笑っているのが、私にはバカ笑いにしか思えなかった。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-10-13 06:05:19) |
3.景気の悪い時代はこういう笑って心暖まる映画が良いですね。 【サーファローザ】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-02-01 01:01:08) |
2.映画のテンションの上がり下がりの激しさにびっくり。これはかなり冒険してると思う。映画に必要なのは芸術性か娯楽性かという二分論をあざ笑うかのような作風が小気味いい。 【クルシマ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-03 11:14:54) |
1.コメディ作家プレストン・スタージェスの才気爆発!劇中の映画監督サリヴァンに自らを投影させ、高らかに謳いあげるコメディ賛歌、見ているこちらも思わずコメディ万歳!と叫び、隣りに誰もいなくても肩を組んで体を揺すりたくなる、そんな作品です。さて、このサリヴァンさん、辛辣な社会派映画を撮りたいのですが、本人にその苦労がないとの上層部の指摘に一念発起、ハリウッドから脱出して苦労の旅に出るのであります。ジョン・スタージェスが「大脱走」ならこちらのスタージェスはサリヴァンの「小脱走」といったところでしょうか。そこで繰り広げられるドタバタ、ロマンス。女優の卵役のヴェロニカ・レイクが少年に変装し旅のお供に、その変わりようはとくとご覧ください。またこの女優が会いたいと何度も口にする「ルビッチ」という単語にも泣けてきます。途中約7分サイレントのシークエンスは、サイレント時代のコメディへのオマージュ、またまた泣けてきます。ドタバタや美女の入浴シーンを批判していたサリヴァンですが、映画ではそのシーンがお約束のように登場し、劇中のサリヴァンとスタージェス自身のベクトルの違いで笑わせます。そしてラスト、サリヴァンのベクトルが向きを変え、サリヴァンとスタージェスが重なる時、さらにさらに泣けてくるのです。これはコメディへの愛情あふれる、コメディの大傑作です。 【彦馬】さん 10点(2004-09-24 23:50:04) (良:2票) |