5. 大林宣彦監督の作品を見るのもうやめようと思います。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-08-06 22:38:09) (良:1票) |
4.何とそれにしてもよくぞこれだけ多くの出演者を使いながらもきちんと一本の映画として完成させてしまう辺り流石は大林宣彦監督である。今の日本映画でこれだけ多くの人に出てもらうようお願いしても出てもらえる監督は他にはいないだろう!これも大林宣彦監督の人脈あってこそ、東京の下町で起こったある殺人事件の背景にあるのは家族の絆、大林宣彦監督らしいどこか優しさ、温かさを感じる作りに共感出来る反面、やはり少し長いのと説明過ぎるのも気になった。それでも観ていて退屈とは感じない。下手な監督が撮るとこうはならない。それと東京の下町の映像のリアルさ、人が生活しているという感じがして、その辺は同じ東京を描いてる「三丁目の夕日」とは全くもって対照的!何のリアリティも感じない「三丁目の夕日」より断然、リアリテイを感じる。そして、この映画の中で語られる一つの殺人事件から生まれる人間愛、伊藤歩が赤ん坊を抱いてる姿がとても印象的な上に悲しくもある。 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-09-08 17:20:11) (良:1票) |
3.インタビューや証言を積み重ねて物語を構築するルポルタージュ形式の脚本を、ドキュメンタリー・タッチではなく、極めて舞台劇的な芝居と不自然な劇映画風カメラワークで演出するという、一種の実験作。もちろんこの無謀な実験は失敗に終わりました。俳優にわざとらしい芝居をさせることにかけては、大林宣彦は晩年の黒澤明をも凌ぐ。だから「証言」が下手な一人芝居にしか見えなくて、映画的な臨場感は皆無(元々はWOWOWのドラマだったんですね)。話自体も終わってみれば、奇抜なトリックの仕掛けられたミステリーではなかったので、何とも中途半端な印象しか残りません。この余りにも長い上映時間を飽きずに観せてくれたのは、偏に、現れては消えていく総勢107名の豪華キャスト達。従って107人に、5点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2006-10-04 00:02:50) (良:1票) |
2. のっけから能書きが長すぎだった。これはいかんのちがうか、と思うと、案の定、映画になっていなかった。能書きと字幕と台詞によりかからなければ伝えられない。これはつまり脚本段階で消化不良、それをそのまま撮るのは監督の指導責任。それもこんなに早口で台詞をこなさなければならんようなものは、はっきりいって映画とちがう。この監督は映画とはなにか、本当にわかっているのか、疑問に感じないわけにはゆかなかった。『青春デンデケデケデケ』はたしかに良かった。おそらくこの映画作家は、身近で身近な領域を描くのに才能ある作家で、そこから一歩出ると、とたんに駄作を連発する作家なのだ。 インタビュー形式の構成は、まず往年の名作『市民ケーン』だが、一方、これは観客を置いてきぼりにするだけ。形式も演出しだい、ということを教えてもらった。 いや、これはインタビュー形式というより、むしろワイドショー形式というべきか。音楽も、うすっぺらな調子のものが始終流れる。タイトルはMJQ風ジャズ、はじめはサスペンス調、途中ヒューマンドラマ調をしばしばはさんで、後半はもっぱらお涙もの調。安易で軽すぎる。それならそれで、もっとするどくワイドショーそのもので描いたほうが現代的だった。 【goro】さん [DVD(邦画)] 2点(2006-06-14 22:08:57) (良:1票) |
1.正直おもしろくなかった。もともとの小説ではきっと素晴らしくよくできた作品だったんやろうな…っていうのは分かるけど、映像化に意味を見出せなかった。すばらしく複雑なストーリーなので、160分ストーリー説明のために演者がしゃべりっぱなし。正直きついし、演者の個性も結果的に殺してしまってる。こんな事ならやめとけばよかった~っていう監督の顔と、撮りあげた事への安堵の顔が目に浮かぶ。 【ハッシーふりかけ】さん [DVD(邦画)] 1点(2006-04-18 03:29:08) (良:1票) |