5.素晴らしい。日本もこの作品にもっと注目するべき。何が差別だ。差別なんて言い出す奴が差別してるんじゃないか。俺だってバカだし、格好良いとは言えないけど、それと何が違うのか。この作品はそんなことを考えさせられるとても強いメッセージを持っている。むしろ考えさせられるのを通り越して、そんなバカな話自体を考えさせなくしてくれる。マット・デイモン演じるボブのいつものおとぼけ役に、グレッグ・キニア演じるウォルトのお調子者役が好対照で良い味を出してる。久しぶりに観た強烈なメッセージ性を持った良質コメディに10点を捧げたい。 【こばやん】さん [地上波(字幕)] 10点(2005-02-21 13:55:52) (良:2票) |
4.障害を持っていても楽しい生活を送れるし夢も持てるんだ。といった重いメッセージを持っているのだが、コメディに仕上げてある為に問題視されちゃうんじゃないかという不安もある(恐らくそれが原因で小規模上映になったんだろうが)。内容的にはストーリーの展開といい文句の付け所も無く、人物設定も題材とのバランスが取れていて良い。本当に感動と笑い(爆笑ではない)がある作品で、まだ1月にも関わらず今年1番の作品だと確信した。何気に豪華キャストだし 【am】さん 9点(2005-01-06 06:06:13) (良:2票) |
3.自分で高得点つけておきながら言うのもナンですが、みなさん以外と高得点で驚き。
最近泣くほど笑う超ギャハハコメディに出会わない、なーんて思っている今日この頃なので、コメディのパッケージを前にすると、出した手がついついひっこんでしまう今日この頃。かつて、(私の中ではコメディーの金字塔である)「ブルースブラザーズ」を劇場で見たとき、そりゃあもうおなかが「つる」くらい泣きながら笑ったものですが、それも今思い返してみると、ベタな笑いがマイブームだっただけかも、なんて考えたりする日々。 私にとって、映画見るときに何がいちばんムツカシイかといえば、「コメディを期待はずれ感なく見ること」なのだ。期待しすぎると「笑いどころ」で「こんなもんじゃないはず」なんて笑えなくて、とうとう最期までそのままで、落胆することがよくある。そのほかのドラマ系、アクション系、ミステリー系、なんかは、わりと期待を裏切られることが少ないのだけれど、コメディに限ってそうなのはいったいどういうわけだろう。 殺伐たる日々のなかで今わたしが一番求めているのは、死にそうになっても笑いやむことを許してくれない、そんなコメディーだというのに、だ。
本作品も、そんな逡巡があるにはあったのだが、まぁ監督ゆえ「フフフ」くらいの笑いは提供してくれるだろう、と手に取ったのだが、どうだったか? ファレリー兄弟の、いつもながらのギリギリの笑い(哂い?)でそこそこ楽しめる、くらいの感覚でおはなしが進んでいた。その矢先。
クマにバカウケ。いや実にいいカオで、そのクマが。万人にとって必ずしもそうではないのだろうけど、何故か笑いのツボにはまってしまい、久々に泣くほど笑った。以降は「ファレリーマジック」だ。「メリルストリープってこんな田舎の舞台にでるなんて、なんていいヒトなんだ」とスッカリお話に同化(勘違い?)してしまう始末。最後まで結構楽しめた。
印象的だったのがエヴァ・メンデスで、結構「オトボケさん」のいい味出しているのだ。タイムリミット(OUT OF TIME)で、「バリバリの女刑事のつもりが結構安いよ、キミ」だったので、あまりよい印象をもっていなかったが、今回結構はまり役。ちょっとみなおした。それから、メイフォン役のウェン・ヤン・シーの、「美人じゃないけどなんかエッチ」な感じもなかなかGOODでした。 【んぽ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-19 14:33:56) (笑:1票) |
2.ファレリー兄弟はメリーに首ったけなど障害者ネタが多く一部で非難されたが、その非難に見事なまでに挑戦してしまった。彼らの作品の素晴らしさは障害者を健常者と同等に扱う真の非差別精神。健常者でも何か欠点があれば指摘されるが、障害者も同じ。例えばその障害が欠点であれば何の躊躇いもなく指摘する。お前なんか欠点持ってるな、なんとかしてくれよと。障害者だから、健常者だからとかじゃなく健常者も障害者も同じ尺度で見ている。これこそ真の非差別精神ではないのか。でも彼らにはもっと笑わせて欲しかったので笑いが控えめでヒューマンドラマっぽいのは-1 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-01 20:03:14) (良:1票) |
1.映画秘宝かなんかで、ファレリー兄弟の新作はシャム双生児のピッチャーの話になるらしい(多分その写真だけ流出していたせいでしょう)、と言う記事を目にしてから一年くらいずっとこの映画を待ち望んでいた。今日ようやく見ることができたが、予想以上に素晴らしい出来だった。細々としたエピソードやらギャグやらがすべて生きていて、これはぼくとしても今年のベスト1になりそうな予感。そもそもシャム双生児(あ、差別語でしたね、結合双生児)があんだけ明るく生きていて、何の不自然さもなく女を口説き(兄貴のほうだけど)、みんなもふたりに対して何ら同情を覚えない、という設定も、あれだけ被差別者にこだわってきたファレリー兄弟以外にはなかなか持ち得ない視点だろうと思う。ファレリー兄弟でベストでしょう。グレッグ・キニアが好演。マット・デイモンも「愛しのローズマリー」のときのジャック・ブラックに比べたら、違和感がない。 |