《改行表示》 4.《ネタバレ》 ふーん。森家の面々の、なんとも、その顔いでたちの”濃いーこと!”三益お母様を筆頭に、加山も草笛も白川も皆かっちょ良すぎ。東京ならモデル事務所開けます。(おまけに彼女はボンドガールだし)そう、動物でいうとネコ系統ですね。べつに悪気はないんだろうけど、皆、責任感ナシ。勝手気まま。そっけない。。。。一方で、長い間、実質酒屋を女手ひとつで切り盛りする、まじめでしっかりもの、大地にきちんと足をつけた、未亡人の御嫁さん高峰秀子!!こちらはさしずめ、犬系統です。そう、健気な”柴犬ちゃん!!” この作品のいいなあとおもったのは、やはり!終わり方!!なんじゃこりゃ!オニーアクマー!!!いきなり急転直下!サスペンスもまっ青な怒涛のラスト!ふつうなら、性格もいいし、とてもいいひと、だれがみても、すばらしい女性。なにも悪いことしてない。か弱くも健気な女性。幸せに暮らして欲しい!そんな女性を”これでもか、これでもか!!”と不幸のズンどこに突き落とす!!突き落とす!!がんばれ義姉さん!!負けるな”高峰秀子!!” ”ふんばれ!森田礼子!!”追加!そう、まじめでいいひとって、突っ込みにくいんだよね~。 【男ザンパノ】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-05-14 02:06:14) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 自分、成瀬監督の映画のタイトルってなんか品格があって大好きなんですよ。(後期の「女の座」とか「女の歴史」あたりは除く)この作品もこのストーリーで「乱れる」とは・・・卓越したセンスを感じます。確かに加山雄三の心は最後まで乱れまくってますもんねえ。今ならさしずめ「変○家族・兄貴の嫁さん」(←ありえないしかもパクリ)だろう。割と画面的には平穏無事に円満終結を迎える成瀬映画傑作群の中、義弟加山の死に衝撃を受けた高峰秀子のアップを捉えたまんま、まるでフィルムをわざとぷっつり寸断させたかのような印象のラストシーンは、他に例をみないかなりのインパクト。晩年サスペンスにも意欲をみせ、従来のタッチから方向転換しようとしていた成瀬監督の野心と気概がこのシーンだけからも充分に伝わってきます。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-02-25 14:39:38) (良:2票) |
2.昔の日本映画だから良い、という訳では決してないのだが、これは良い。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-09-21 00:25:11) (良:1票) |
1.この映画は「乱れる」内容の作品であることを正直にタイトルで告白している。加山雄三は「絶対言うまいと思ってた」と言うが、言わなきゃドラマにならない・・・ではなく、言わなくたって言葉や態度の節々に表れる。高峰秀子だって本心ではずっと前からそうと分かってた。あんなエピソードから、加山が清水に戻ったのは浜美枝のため、なんて類推する奴はいない訳で。ある意味、そういう発言を引き出す状況に追い込んだのだ無意識に。だって、女なんだもん。 【伯抄】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-09-18 14:32:46) (良:1票) |