9.《ネタバレ》 笑った。”28日後”に継ぐブリット・ゾンビだが、あらゆるゾンビ物へのオマージュを捧げつつ良く出来たコメディーになっている。特に音楽の使い方が爆笑だ。クイーンの"Don't stop me now"に笑わせておいて、さらにエンディングの"You are my best friend"はラストシーンにぴったり歌詞がはまっていて大爆笑。”君は僕を生かしてくれる最高の友達”って事でしょ。あんなダメな友達をひたすらかばっていたのが最後のオチで生きているのが上手い。いろいろ伏線を張っていて上手い映画だと思いました。 【GO】さん 8点(2005-01-08 23:46:27) (良:3票) |
8.《ネタバレ》 面白かったです。個人的に今までの中で一番好きなゾンビ映画は「ドーン・オブ・ザ・デッド(リメイク版)だったのですが、それをちょっと追い越しました。(どっちがロメロゾンビに近いかなんて所は重要視してないので解りませんが)日常風景の中に異常が起こっているというのがやはりテンションを上げてくれます。DVDには特典がいっぱい入っていていいですね、なんとなく笑いのセンスが日本人の趣味に合ってると思います。それにしてもゾンビのフリをするだけでやり過ごせるなら、大冒険する必要ないんじゃ…(笑)あとオチは、せめて手や口に枷くらいは嵌めたほうがいいんじゃ?なんて細かい事を考えてしまいました。コメディだけど傷口はリアル。胴体真っ二つにはビビったなあ。 【えむぁっ。】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-03-25 01:22:49) (良:2票) |
7.《ネタバレ》 何をやってもうまくいかない冴えない男、ショーン。幼馴染みで同居人のこれまたどうしようもない駄目男エドのことが原因で彼女にフラれてしまった彼は、とことん大酒喰らって憂さ晴らしすることに。しかし、翌朝酷い二日酔いで目覚めてみると、いろいろあって街はゾンビで溢れ返っていた!未練たらたらのショーンは、すぐさま元カノを助けに行き近くに住む母親も救いみんなで行き付けのパブへと逃げ込んで襲いくるゾンビどもを撃退しビール飲みながら誰かが助けに来てくれるの待つという完璧な計画(?)を立てると、一緒に飲んでいたポンコツ人間エドと共に決死の覚悟で家を飛び出すのだった!いやー、良いですね、これ。久々におれの好みと見事に合致した、とことん馬鹿馬鹿しい映画と出合ってしまいました。ゾンビが次第に侵食して街がどんどん危機的状況に追い込まれていくのに、それに全く気付かないショーンの鈍感っぷりと、どこまでもお馬鹿なのだけどなんか憎めないエドとの呑気な遣り取りがめちゃツボでした。全編に散りばめられたくだらない(褒め言葉!)ギャグの数々もいちいち笑えます。大量のゾンビの群れのなかを、ゾンビのふりして遣り過ごしちゃうって、おい!そんな徹底的にコメディかと思いきや、後半、パブに辿り着いた登場人物たち各々に細やかな設定が創り込まれていて人間ドラマとしても意外に見応えありました。結局、パブに行かなければ全員助かってたじゃん!というブラックなオチ(ミストにも通じる?笑)とかもナイス!うん、面白かったっす!もっと早く観れば良かったなー。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-21 08:48:46) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 笑いと恐怖は表裏です。この映画では笑いと恐怖が一心同体で、爆笑シーンもよく考えたら怖いし、怖さを感じるシーンももう一度見れば笑えるのです。なんてよくできた映画なんだろう、イギリスの三バカトリオすげえな!と思いました。主人公が気づかないうちにどんどん町が異様な雰囲気に変わっていく一連のシーンは最高にスリリングだし、クイーンの曲がかかるシーンなんか、腹がよじれるかと思った。オチも最高。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-24 23:34:31) (良:1票) |
《改行表示》 5.エスプリの効いた思わずニヤリとしてしまうラストシーンを観て、「ゾンビ映画」は、詰まるところ“コメディ”なんだなと思い知った。 それは、この映画において、ゾンビ映画における定番的展開が、ほんの少しタイミングや視点を変えただけで可笑しさを連発させることに如実に表れている。 この根底に潜む“可笑しさ”を含めた娯楽性が、ゾンビ映画が世界中で愛される要因なのだろうと思った。 故に今作はゾンビ映画が苦手な者でも充分に楽しめる映画だと思うが、ゾンビ映画が好きな人ならもっと余計に楽しめる映画だと至極当たり前のことを思った。 そして、この映画がただ愉快なコメディ映画で終わっていないのは、映画の面白さが必ずしもゾンビ映画のパロディ的な部分のみによって構築されていないことだ。 ゾンビに汚染される前の日常風景のあちらこちらにもゾンビ映画的な“雰囲気”が表現されているように、普遍的な人間社会そのものに、実はゾンビが蔓延る世界以上の禍々しさが溢れているということをこの映画は伝えてくる。 駄目男の主人公は、突如として放り込まれたゾンビとの死闘を経て、大切な人を失い、同時に何か大切なものを得る……ように描かれる。 しかし、実際は行き着く生活に結局大差は無いというラストには、爽快感や痛快感と共に絶妙なブラックユーモアが溢れている。 “表裏”両面の笑いが散りばめられ、感動もあれば、それらを包括する哲学性すら感じる。色々な観点から楽しみがいのある素晴らしいコメディ映画だ。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-02 13:49:23) (良:1票) |
4.おバカコメディかと問われれば、そうだねってなるけど、じゃあゾンビ映画としてどうなのと問われれば、本質的な部分ではめちゃ正統派だといえる。単純に好き。おもしろかった! |
3.《ネタバレ》 ダメ人間のショーンとエド。特にエドはマジで救いようが無いくらい・・・。こういったダメキャラって大抵さっさと処理されるか、邪魔ばっかりしていいキャラにならないんですが、この映画は彼らをホントに活かしている。自然と愛着が湧いてきて、いつの間にやらエドは一番死んで欲しくないキャラに・・・。物語はゾンビ映画ファンならたまらないであろう(ロメロが認めてるんだもん!)オマージュを捧げながらも、親を殺し、仲間と生き延びていく事により、少しだけ大人になっていくショーンの成長物語にもなっている。ラストはゾンビたちを生かす、というアイディアも皮肉で可笑しい。エドなんて「豚小屋に住め!」とか言われて本当に住んじゃうし、元の生活とあんまり変わってない。ある意味彼は生き残ったのかも。ショーンとエド、変わってしまったけれど、変わらぬ二人とエンドロールの曲ではちょっと切なく、グッとくるものが・・・。 【Sgt.Angel】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-14 11:28:28) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 笑いのツボが浅い俺は結構笑った。 コメディモノだと思って観たけど意外とホラーとしてもちゃんと作られてて、何となく得した感じが・・・・ エドのキャラが好きじゃない人が多いようだけど、俺は結構好き。 最初は好きじゃないキャラだったが彼がバカなことをする度に愛着が湧いた。多分俺だけですね。はい。 最初の若干退屈な時間は伏線を張るためにあったのか。 前半のシリアスなのに笑えるのが良かったのに、後半は(パブに入ってから)シリアスなだけのシーンが続いてちょっと残念。 オチは・・・・別に良いとは思わないけどあの発想は斬新だw 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-29 00:56:51) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 ゾンビ好きな監督が、ゾンビ映画を皮肉って作製したゾンビ映画ってところか。ゾンビってかなり荒唐無稽な設定で無理やり成り立っているところがあるものの、それでもそういう不自然さはおいといて観てしまうみたいなところがある。そのあたりを監督は描きたかったのだと思う。自分たちの日常にそのゾンビってのが出てきたらこうなるだろう、自分たちはこう対応するかもねっていう描き方。それがちょっと笑いを誘ったりするにしてもコメディとして作ってはいない。でも非現実を日常に投入した設定は目新しい。 【小鮒】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-06 21:27:52) (良:1票) |