4.《ネタバレ》 ワタシもこれは相当好きですよ。アンチヒーロー、バッドサンタ。もうちょっと早くから徐々に心変わりがあるのかと思って観てましたが、終了寸前までクズですね。素晴らしい。だから、最後が違うんだ。これは、バッドエンドの映画のはず。8発の銃弾を受けつつも、玄関先までピンクの象を届けて終わるもんだったんじゃないでしょうか。そこがちょっと残念。とはいえ、鑑賞後は、オレってあんまり「クソたれバカ野郎」とか言わずにここまで来ちゃったなあ、とか後悔させられたりして。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-12-22 23:36:06) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 これは非常に良いですよ。 クリスマスっぽくないんだろうなと思っていたら、思ったよりもクリスマスっぽいです。
しかしこれは家族向けではないとても下品な映画です。 あまりにも酷いサンタですから子供には見せられません。 とくにサンタさんを信じているお子さんの目には触れさせないでください。
サンタは深刻なアル中でサンタの仕事後に椅子でオシッコを漏らしたり、泥酔して仕事場に向かう途中でぶっ倒れたりします。 ホント、世界中のどこを探しても仕事場で酔いつぶれてオシッコ漏らすサンタさんなんていません。
でもあまりにもブッ飛んでいるサンタさんは素敵ですよ。
この打っ飛びザマがなんとも男らしく破滅的で気に入ってしまったのです。 ある意味でダンディーです。 しかし一人の少年との出会いがこのアル中オヤジを変えます。
その徐々に心が動いてゆくところが非常に面白いんです。
かなりおススメ!ですが、あまりにブッ飛んだ下品さは家族向けとは大きく異なる内容ですので、大人どうしで見る映画だと思います。
また主人公が酷く堕落しているので、クリスマスに一人で見るのにはとてもピッタリくるんです。
でも最後には感動があります。 この映画を見ると少し救われたような気になります。 またどん底にいる人をだいぶ開き直って描いています。 日本語吹き替えだとまぁイカしてますよ。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-12-22 03:11:34) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 コーエン兄弟には基本的に肌が合わないけど、この映画は大好き!まずビリーボブソーントン、今流行ってるような「チョイ悪オヤジ」なんかより百倍カッコイイっしょ!!あとMrs.サンタの妹の“F*ck Me Santa, F*ck Me Santa”が妙にリズミカルで頭から離れない笑ブラックな笑いもかなりヒットした笑なんか久しぶりに「コメディ」映画を観れた。クリスマス期に毎年必ず某ケン○ッキーのCMで流れる『クーリスマスが今年もやって来る♪』(by竹内ま○あ)にそろそろウンザリしてきたアナタにオススメです。 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-11 13:14:49) (良:1票) |
1.僕の場合「良いと思った映画」と「好きな映画」は微妙に違うのだけれど、これは間違いなく「好きな映画」。確かに現在のアメリカで屈指の演技派ビリー・ボブ・ソーントンは素晴らしいし、アメリカ社会やポリティカリー・コレクト(政治的公平性、とでも訳せばいいのかな?様々な人種や立場の人々の人権に配慮して公平にしましょってやつ。ほれ、インディアンじゃなくて“ネイティヴ・アメリカン”って言ったりする、あれ)の欺瞞的な部分を皮肉ったりする視点も痛快。しかーし!だ。この作品の最大の功労者は何つってもあの太っちょの“キッド”を演じたブレッド・ケリー君でしょう!B・B・ソーントンにfuckだshitだassholeだと散々四文字言葉で罵られても、ちっちゃな瞳で「ねえ、サンド食べる?クッキーはどう?」なんて・・・あーもぉ可愛すぎ!ってか、あの子が出てくるだけで泣ける、マジで。やっぱ僕がクリスマス映画が好きなのは、別にキリスト教信者だからでもこの世が素晴らしいと思ってるからでもなくて、こんなクソッタレな世の中でも、どこかに信じるに値するもの、希望を抱く価値のあるもの(それを人間の善意とか良心とか言うのは、クサくてヤなんだけどさ)があるんだ!と思わせてくれるから。そういう意味でこの作品は「素晴らしき哉、人生!」や「三十四丁目の奇蹟」などの名作と同じ系譜にある、紛れもない正統派の「名作」だと思う。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-22 18:37:27) (良:1票) |