4.皆さん、結構評価厳しいですね。個人的には大変面白く拝見させていただき真下。スピン・オフってハリウッドには多く見られるものの、日本映画では極めて珍しく、TV番組で好評を博し、その後の映画化でさらに圧倒的な支持を受けた「踊る」シリーズならばこそ実現できた企画ではないだろうか。だからと言って、決して安直さに堕することなく、むしろ本家をも凌駕するほどのスケール感と作品に対する熱気が感じられ、実にしたたかな作品に仕上がっている。見えざる敵から指名された交渉人とが頭脳ゲームを展開するという、コンセプトそのものは珍しくもないが、それを映画初主演のユースケ・サンタマリアが演ずるところに意外性の面白さがあり、本作が新鮮に感じるところ。声質が明瞭である反面、少しトボケた言葉の響きから、交渉人と言うよりも、いかにも頼りなげなサラリーマンといった彼の風情が、本作のひとつのアクセントともなり、その屈託の無い表情や演技の上手下手とは関係ないところで魅力を放つ、不思議なタレントだと言える。そういう意味ではズバリ!彼の起用は成功したと言っていいのではないだろうか。彼以外にも国村準、寺島進あるいは金田龍之介など、プロフェッショナルに徹した男をそれぞれが好演し、存在感を示している。場面場面で登場人物の表情を的確にしかもカッコ良く捉えたカメラが素晴らしく、通称“クモ”と呼ばれる実験車両の冷たく光沢を帯びたマシーンの妖しい美しさや、動と静の呼吸の間が、まるで生き物のような不気味さを感じさせて秀逸。さらには煌びやかな光に彩られたイヴの夜を俯瞰で捉えた爆発シーンや、象徴的にカラスをうまく採り入れた演出など、都会的な洗練された撮影技術が効力を発揮している。緊張の連続の中でホッとするような笑いを入れるなど、本広演出のテンポも実に心得たもので、邦画としてまずは上々の作品ではないだろうか。粗や矛盾点は探せなくも無いが、難癖をつけだすと、このテの映画は楽しめないという事も心しておく必要がありそうだ。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-05-20 18:13:09) (良:1票) |
3.『踊る・・・』の方はそれほど見ていないのですが、なかなか楽しめました。 ただ真下警視の飄々とした部分が単に気の弱さや優柔不断として見えてしまい、せっかくの舞台設定も緊張感に欠けてしまった部分もあるかなーと思います。 気が弱いんじゃない!これが俺の交渉術なんだ!という真下警視自身の姿がもっと見えたら、もっといい映画になったんじゃ無いかな。周りはそういう雰囲気を出しているんですが、なかなか真下警視自身が乗り切れてないような冷静すぎなような・・・まぁそーゆー味なのかも知れませんが。というかこれ交渉人じゃなくて広報官だと(苦笑 【ちょび】さん [映画館(吹替)] 6点(2005-05-16 08:15:46) |
2.踊る~の本編を未見の方なら素通りしてしまうお約束の小ネタは随所にありますが、本編があまりにもグダグダなので、クスリと笑うシーンもため息しか出ません。もう少し緊張感のある作品にして下さい。せっかくの舞台設定も台無しです。途中で飽きてきて帰りたくなってしまいました。ど真ん中の席に座っていたので照明が点くまで座っていましたけどね。。。そうそう、スタッフロールの後に本編に登場しなかったスリーアミーゴによる次回作?「容疑者 室井~」のCMが入りますのでコアなファンの方は注意して下さい。 【北狐】さん [映画館(字幕)] 4点(2005-05-09 23:08:29) |
1.劇場で見て、すかさずレビューするのって実は初めてだったりして。つー事で何の期待もせずに見に行ったんですが、何の期待も出来ませんでした。だはは●別に踊るシリーズ知らなくても映画としてどうなのかというと、かなりのコケ具合だと思います。ストーリー展開もありきたりだし、登場人物にも感情移入できないし・・・●ありゃ、踊るチーム・・・ちょっとやっちゃったかな〜〜?次の8月で回収できるのか? |