16.映画として面白かったかと聞かれると正直「否」です。でも音楽・映像の芸術的視点から評価すると「是」になります。キャスト、音楽は良かったと思います。クリスティーヌの優柔不断さにはちょっと「悪女」を見た気がしますが、総じて言えば歌も演技も良かったので許します。ラストシーンが切なくて秀逸でしたね、この映画の中でダントツ光るシーンかもしれません。 |
15.最初にいきなり強烈な音楽と早いテンポで、映像を観せたのはいい感じだった。ミュージカルなだけにやっぱ全体的に音楽が良い。オペラ座の怪人の切なさも伝わったし、おもしろかった。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-09 02:42:15) |
14.ジャーン!!ジャジャジャジャジャーン!って重厚な音楽で幕を開けてから、終わるまでずっと美しい音楽で不思議な雰囲気のまま楽しむことができた。映画ならではの役者のアップや特殊効果がプラスされたこの舞台は見所十分でかなり楽しい♪個人的にはクリスティーヌの「お前だからどっちやねん」って態度と怪人の偉そうさが気になる。てか怪人、生い立ち不幸だからって人殺しまくっていいと思ってんの?あとメロディーが印象的過ぎてangel of music♪が「またかい」って思うほど繰り返されてる気がする。・・・とケチが多くなったけど、色と音楽の一大スペクタクルだなのでオススメです♪ ちなみに去年宝塚でやってた版の方が怪人が弱気で詩人で、音楽も好きかな♪ 【ジムプリチウス】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-17 21:33:14) |
13.《ネタバレ》 劇団四季で舞台を見て、更に海外版キャストのCDを聞き、頭の中で確固たるイメージが確立されてしまっていたためにケチをつけようものなら無限になってしまいますが、全体的には期待していたより良かったです。やはりキャストの皆さんの見目麗しさ、そして繊細な演技の分かりやすさは映画ならではでした。特にファントムとクリスティーヌの間に芽生える官能、それでいて絶対的な隔たりを感じさせる"不可侵の欲望"といったものは、映画を見ることにより改めて強く感じることができ、より悲しみが引き立っていました。不満点は回想シーンの増長さ、ファントムが化け物バージョンでもなお美しすぎること、いまいち洗練されてない感のカメラワークなどありますが、私は常にポッカーーーンと開いたクリスティーヌの締まりの悪い口を筆頭にあげたいと思います。 【cassandre】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-13 17:05:09) |
12.「舞台がそのまま映画になった」かんじ。何回か鳥肌がたったけれど、それは音楽に感動したから。もっと「映画版でしか出来ないこと」を見せ付けてほしかった。それを期待していたので、少し残念。 【kokayu】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-10 03:26:20) |
11.ほぼミュージカルで観たとおりって感じでしたが、(オープニングのシャンデリアの場面)過去へ戻っていくところの美しさと、パトリック・ウィルソンの歌声が本当に素敵でした。 それから、確かにあの字幕には問題ありかと・・・。 【チャコ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-15 14:47:50) |
10.アンドリュー・ロイド・ウェバーはイエス・キリスト・スーパースター(アルバムタイトル)のアルバム以来のお気に入りアーティストですし、ロックフィーリングのあるミュージカル系の映画は久しぶりなので期待大でした。
音楽的には上々。キャスティングや映画向けのアレンジも優れています。ミュージカル映画ならではで、続けて何度も観たくなります。音楽がメインの作品を一度観ただけで評価するというのは無理な話で、音楽そのものの出来は勿論、映像との兼ね合い、ドラマ性との関連等を十二分に味わった後に映画としての価値が分かります。
今は鑑賞直後の印象しか書けませんが、ドラマの要素が強く、人物のアップが多用されていました。群舞のシーンを増やして、ミュージカル映画であることを前面に押し出しても良かったように思います。 ドラマとして破綻していませんし、全体のまとまりは良く、映像作品としての完成度は高かったです。
ロックミュージカル映画としてはジーザス・クライスト・スーパースター、トミー、ダウンタウン物語などが思い出されますが、それらとは趣の異なる大人向けのミュージカルとして所持していたい作品です。 【昌兵衛】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-14 23:35:35) |
9.あれ、オペラ座の怪人ってこんな話だっけ?と一瞬思ったけど、原作読んだ訳でもなし(ミステリかじり始めの頃に『黄色い部屋の謎』を読んだ時の感激を大切にするためには他のルルー作品は読まない方がいいらしいので。笑)、そういや私が知ってるのって、昔、マクシミリアン・シェルが出てたオペ怪だけだもんなあ。ストーリーはあちらの方がまとまってました(少し恥ずかしいが・・・)。ってよりも、本作、「オペ怪なんぞ見た事も聞いた事もねえや」という完全白紙状態で見ても、ちゃんと意味がわかるんでしょうか、とちょっと不安。怪人は思わせぶり無く、まさにアタリマエのように飄々と登場するし。オマエ誰だよ、とクリスティーヌ以上に訊いてみたくなること請け合い。シューマカー監督、「変人」を描くのは得意だが、「怪人」は苦手なのか・・・。それに、この映画、何ともヤカマシイ感じが拭えないのも難点か。いや、音楽をたっぷり聴かせてあげようというコンセプトらしいので、それはいいんだけど、「視覚的に」ヤカマシイんだなあ。音楽に負けじと映像にもこだわろうとしているのが、さすがにチトやり過ぎ、落ち着きません。「その『画』ってホントに必要なの?」というカットが目白押し、音楽と両立してない気が。一体何がしたくてこの映画作ったの?と言いたくなるけど、まあ、要するに超豪華版「オペラ座の怪人」を作りたかったのでしょう。と好意的に捉える事に。確かに大変ゴーカに仕上がった映画ではあり、コテコテのスタミナ食のような一本であります。さて、あまり悪口書いててもヤな感じ、映画は楽しく観たいものです、だから最後にベタ褒めしておきましょう。この映画の見どころはなんと言っても、地下へ救出に向かったニーチャンが、落とし穴に落ちるシーン。スコーンと、まさに見事な落ちっぷり!実に気持ちよく、落とし穴に吸い込まれてくれます。しかもこのシーン、別に無くてもストーリー上は問題ないしなあ。まさに一瞬かつどうでもいいシーンなので、お見逃しなく!! 【鱗歌】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-09 12:38:08) |
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8.ミュージカルの映画化ってどうなるんだろう?との好奇心から、物語の大まかな筋(結末は知らず)と、怪人、クリス、ラウルの三人の関係ぐらいの基礎知識だけを持って劇場に臨みました。しかしそれだけ分かっていれば十分。話の筋を歌曲の歌詞で追いながら、最後まで緊張感を持って鑑賞することができました(多少気になる字幕はありましたが・・・)。ステージセットも豪華絢爛。音楽もスクリーンならではの大迫力。こういう映画もなかなか良いのではないでしょうか。クリス演じるエミー・ロッサムは今後も要チェックな逸材かと。 【ライヒマン】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-02 23:35:00) |
7.《ネタバレ》 う…歌が多い…と言うのはあらかじめ聞いていたので、覚悟はしていましたが、まさかここまで多いとは思いませんでした。普通だったら台詞のシーンでは台詞で、そして、感情が高潮してきた時にタイミング良くミュージカル部分が挿入される、というのが今までの(映画の)つくりでしたが、これは台詞部分も歌になってるので、ミュージカルを結構見ている人でも慣れるまでは結構時間がかかるのではないでしょうか?しかし、いったん慣れてしまえばあとは結構テンポも良く、楽曲の方にも集中出来ると思います。圧巻なのはやはりテーマ曲の「オペラ座の怪人」。パイプ・オルガンがあの有名なフレーズを奏で、そこにパーカッションが重みのあるリズムを刻み、それに歌が重なる。間奏の部分ではかすかにエレキ・ギターの音が聴こえてきて(多分エレキの音だと思うんだけどなぁ)、より一層曲をシャープなものにしています。しかしどうしてもあの「ジャ~ン ジャジャジャジャジャ~ン」というフレーズを聴くたびにピンク・フロイドの「エコーズ」を思い出してしまう(笑)。さて、話を役者の方に移して、どうやらこれら全ての楽曲を主役3人は吹き替え無しでやっているとか。中でもファントム役のジェラルド・バトラーはなかなか良い声をしているし、納骨堂の上から飛び降りてくる時なかは最高にカッコ良かったですよ。しかし彼の過去が明かされるシーンではやはり「エレファント・マン」を思い出してしまう。クリスティーヌ役のエミー・ロッサムもオペラの経験があるらしく、良い声をしているし、ラウル役のパトリック・ウィルソンも実は元々舞台役者だそうで。本来、ミュージカルってのは明るくてなんぼな物が多い中、これはテーマも暗くかなり異色だけれども、たまには、そう云うミュージカルがあってもいいと思うし、最後にファントムが独りで「マスカレード…」と唄うシーンはなかなか感傷的ですらあるし、その点からすると、もしかしたら「ウエスト・サイド物語」に通じるものがあるのではないかと思ってしまいます。結局最後まで“ファントムの仮面はどんな原理で張り付いてるんだ!?”という疑問が残りましたが、劇場で見て損はさせない映画であることは確か。なかなか良い出来をしていたと思います。しかし、やっぱりマイフェイバリット・ムービーの1つ「ファントム・オブ・パラダイス」の方が好きかなぁ、と言う事で、ここへ来てちょっと減点(笑)。 |
6.ほとんど予備知識無しに見たけど、テンポは良くて、独自の世界観へぐいぐいひっぱっていってくれるパワーがあった。勢いに7点。 【じゃん++】さん 7点(2005-03-20 13:58:14) |
5.耳を劈く馴染みのオルガンフレーズも、ウットリ見つめ合い歌いあげる二人も、映画になると何故こんなに気恥ずかしいのか。いつも半開きの口のクリスティーヌのせいなのか?エロエロしいジゴロ風ファントムのせいなのか? 【mimi】さん 7点(2005-02-16 22:16:44) |
4.《ネタバレ》 映画館を選んで行かないとダメだと思いました。あの音楽をちゃんと愉しもうと思ったら音響設備のいいところが欠かせません。舞台でも観たんですが映画は場面や視点を変えることが出来るからそれはよかったです。それにセットがとても豪華 あの劇場を作るのに大分かかったんだろうなと思います。シャンデリアも値打ちものと聞きましたがわたし的には・・。台詞のほとんどが歌でしたので聞き惚れてしまいました。クリスティーヌとファントムのかけあいの部分が一番素敵でした。ラウルを愛しているのに何故かファントムにも惹かれてしまうそんなクリスティーヌをただふらふらしてるだけじゃないかと批判させないものを感じさせました。最後の最後で小さく年とったクリスティーヌの画像が映ったんですがあれは要らないと思いました。 【ももち】さん 7点(2005-02-11 08:21:58) |
3.《ネタバレ》 ファントムの深い悲しみは誰にも理解されなかったんでしょうね。最後のお墓に薔薇が置いてあったシーンが心に残ります。 【たま】さん 7点(2005-02-05 22:10:37) |
2.舞台の映像化の典型的な失敗例。舞台版のCDを聴いているほうが、何倍も臨場感があるというのはいかがなものか。キャストが悪いわけでも、楽曲・オケが悪いわけでも、装置・衣裳が悪いわけでもないのに、「ミュージカル」の違和感ばかりが際立ってしまって、キャストがアップになるたび、これなら歌わずに芝居をさせてあげたらいいのに・・・と思うことしばしば。舞台版があまりに有名すぎるゆえに、監督も金縛り状態だったんでしょうか。舞台版で胸かきむしられた名曲の数々を聴きながら、お尻がむずがゆくなる理不尽!先のsayzinさんもおっしゃってるとおりお粗末な字幕も興を殺いだ一因。初めてロンドンでこの作品を見たときは細かな意味は分からずとも、ファントムの切なさ、哀しみが痛切に迫ってきましたから、ある程度映画力のある方は字幕を無視したほうがよいかもしれません。追記:エンドロールで流れる新曲(?)は蛇足じゃないかしら。 【HIDUKI】さん 7点(2005-02-03 14:45:17) (良:1票) |
1.原作のミュージカルをそのまま映画のスクリーンに持ってきたような作品でした。ストーリーはやはりミュージカル用だと思ったけど、それでもあの音楽はやはり天下一品。それプラスカメラワークも良かった気がする。良いスピーカーを使ってDVDでもう一回みてみたい。 【珈琲時間】さん 7点(2005-01-17 02:30:19) |