20.《ネタバレ》 まず、今から半世紀近く前にこのストーリー・構成を考え、映画化したことに賞賛。近年の映画は、構成を練りすぎて見ていて最初「??」となることが多い。例えば、時間軸をずらしたり、登場人物が複雑に絡み合っていたり。それはそれで面白いし、嫌いではないのだが、今作を観るとシンプルな方がよりストーリーに引き込まれ、臨場感が増す感じもした。エンディングありきのストーリーではなく、ストーリーを追ったあげくのエンディングといった感じがして、好感度も高い。先にシンプルとは言ったものの、途中、2転3転する流れは素晴らしいものがあり、今見ても全く色褪せない。マリオンが失踪する車の中で、会社の社長や取引相手の映像はあえて見せず、会話だけ(まるでマリオンが想像しているかのように)はめ込んだのは見事。効果音もシンプルながら、上手く観る側の恐怖心を刺激する。複雑になりすぎた近年の映画に食傷気味の方には是非お薦めです。 【グングニル】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-04-21 21:26:11) (良:1票) |
19.子供の頃、テレビで見たのが最初。戦慄を覚えたのを思い出します。大人になって、アメリカの安モーテルに泊まるとき、死を少し覚悟しました。 【ジャッカルの目】さん [地上波(吹替)] 9点(2006-12-29 03:17:48) (笑:1票) |
18.このサイトに登録されているヒッチコック作品の中で、1番で評価が高いのでDVDを買って見てみました。が、ちょっと期待はずれ。たしかに当時は衝撃的な作品だったでしょう。でも、今の映画に慣れてしまった人間にとっては正直結構キツイです。例えば音響にしても、どうも古臭さを感じてしまう(少なくとも怖さは感じなかった)。ストーリーに関しても、テンポが悪いとまではいかないまでも、はじめの方はあまりよくないし、話の広がりもあまりない。殺し方も独特ではあるが、恐怖は感じない。オチに関してはしっくりとくる落ちではあるが、そんなに衝撃的ではない。何よりも全然怖くもナンともなかったってことが1番言いたいわけなんですが。名作名作と言われ、語り継がれている作品は、どうしても歴史的な価値と監督などのブランドが加算されて、過剰に美化され、過大評価されている傾向にあるなということをこの作品を見て思った(現代の感性、大衆文化に合わないなどという考え方も出来ますが)。まぁこの映画に関しては怖くはなかったが、決して"面白くなかった"というわけではないので、何も期待しないで見れば損をすることはないとは思いますが。でもレンタルで十分な感じでした。 【A.O.D】さん 5点(2004-12-10 17:23:54) (良:1票) |
17.タイトルに(1960)とかつけないでよ。 【みんな嫌い】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2004-10-25 10:56:52) (良:1票) |
16.《ネタバレ》 シャワーシーンとラストが凄いだけではなくて、あらゆるシーンに細心の注意が払われているから、そのメインの場面が輝くのです。探偵が電話からモーテルに戻ってくるシーン。ノーマンは何か作業をしているっぽいが、その表れ方がごくさりげない。しかもそれは、その前の会話で、今からその作業をしますと言っていたとおりのものだ。だからこそ、ミスリードとして機能している。そして、探偵が上の家にたどりつくと、母親が襲ってくる。途中で事務所を捜索しているから、時間的・空間的なつじつまは合っている。あと、序盤でマリオンが車の中から社長を見つけるシーン。ここは、何気ないことでも恐怖に感じるという彼女の緊張の心境を表すと同時に、後で失踪が明らかになった際、事件性を否定する根拠として機能している。そもそも、横領から始まる導入自体が、捜査に警察の関与が入ることを否定する根拠となり、作品の重要な前提を構成しているのだ。ここまでいろいろとつじつまが合っている脚本って、あまりない。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2004-02-02 01:28:51) (良:1票) |
15.むむむ、過大評価されすぎだね! 【k】さん 6点(2004-01-30 19:33:40) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 有名なシャワーシーンはそんなに怖いとは思いませんでしたが、そこに至る過程がジワリジワリときました。まるで蜘蛛が巣を作って蝶が舞い込むのを待っているような、そんなおどろおどろしさがベイツ・モーテルにはあります。やっぱり鳥の剥製が並んだ応接室の不気味さといったら……。剥製に囲まれたノーマン・ベイツがマリオンに「君って鳥みたいだね」と言うシーンには、ホント鳥肌ものです。実際はつぶやいただけなんですが、どうも舌なめずりをしているような空気が伝わってきて、それだけで固まってしまいました。また、怖さの演出という点においては、鼓膜を裏返されるような効果音がすばらしいですね。音楽だけでも神経が逆撫でされて、冷静ではいられなくなってしまう。しかも舐めるようなねちっこい映像とからまって、ゾーッとするような恐怖感が(汗)。マリオンが街から逃げるため、豪雨の中、車を走らせる場面も緊迫感がありました。これが映像だけだったら、フロントガラスに叩き付けられる雨をワイパーが猛スピードで拭い、視界は極度に悪く、たまに対向車のヘッドライトが見えてめまいを起こしそうになるっていう単調な場面なんですよね。あのキーキーとした効果音に、見事にやられてしまいました。他にも些細なシーンでゾゾッとした怖さ、皆さんも仰っていますが、日常の中の狂気のような怖さ、アンソニー・パーキンスの好青年っぽさが怖かったりとかしますよね。ただ、不満なのがラストシーン。ラストに余計な説明が入っているのがちょっと蛇足気味で、もったいないような気がしますが、多重人格物がメジャーでない時代、説明的な台詞が必要だったんでしょうね。 【元みかん】さん 8点(2004-01-21 06:26:27) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 すごくハラハラしちゃったわー。 昔見たことあるのに。 ホホ。 これって話の意外性とかオチの斬新さとか、そういうので売ってる映画じゃないと思うのよね、アタシ。 特に精神異常を扱った映画が氾濫してる今では、そこまで目新しい感じもしないだろうし。 でもね、内容がわかってても思わずドキドキさせられちゃう、それがスゴイと思うの。 ヒッチコックって人は人間の心理ってものをよく知ってたんだろうなあって思うわ、アタシ。 こんなに思い通りに観客の心理を手のひらで転がせる監督さんが今はたしてどれだけいるかしら? 人間の心理ってものに鋭い感覚と強い興味を持ってた彼だったからこそ、こんな昔にすでに二重人格なんていう精神の異常を題材に扱った作品を作れたんじゃないかしら。 それに彼は観客の目線てものをよく知ってたんだと思うわ。 たとえば「4万ドルはどうなったの!?」って思ってると、必ずあの新聞紙にくるんだお金を映してくれるの。 まるで自分があの部屋にいて、実際に自分の目で見てるみたいに。 だからこそ余計に映画の中の世界にのめりこんじゃって、結果としてさらにドキドキさせられちゃうんじゃないかしら。 あとアタシ、ヒッチコックってきっとすごく怖がりだったんじゃないかなあと思って。 だってけっこう日常的な短いシーンひとつとってもドキドキさせるじゃない? 監督自身がすごく怖がりだから、見てる人にとって日常の中のなにが怖いかってのが手に取るようにわかるんじゃないかしら。 もちろんそれがわかっただけじゃダメで、それを映像化する技術も必要なわけだけど、ヒッチコックはその技術と恐怖に対するセンスとをバランスよく持ってたのかなあ、と生意気にも考えてみたりして。 でも…どうでもいいわね、そんなこと。 とにかくハラハラドキドキさせられたわ。 それで十分ね。 【梅桃】さん [地上波(字幕)] 8点(2004-01-21 00:23:44) (良:1票) |
12.シャワー・シーンよりも地下室で母親が振り向いた時に解ける謎に驚き、ノーマンが奇声をあげて駆け下りてくる時の効果音にドキドキした。 【Mr.MONK】さん 9点(2003-12-16 01:00:42) (良:1票) |
11.あ~恐かった。バァサンの声まで真似るとはねぇ~ 【ボバン】さん 9点(2003-12-02 01:00:16) (笑:1票) |
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10.主役だった筈のスターが劇中突然殺されるという展開に当時の観客は度肝を抜かれたわけですが、残念なことに現代の観客はジャネット・リーがバスルームで殺されることをあらかじめ知ってしまっているので、当時の観客が受けたようなショックは感じないわけです。で、「スクリーム」のドリュー・バリモアの惨殺シーンごときでビックリしているわけです。ヒッチ先生ごめんなさい m(__)m ・・・余談ですが、大学受験の時、解答用紙がまだ四分の一も余ってる状態で「あと10分です」の声がかかり、焦りに焦りまくっていたら突然脳内ステレオでこの映画のオープニングテーマが流れ出したということがありました。とうとう解答用紙は埋まらず、浪人生活に突入しましたけどね(泣) 【じゅんのすけ】さん 8点(2003-08-29 19:25:26) (笑:1票) |
9.《ネタバレ》 まぁラストは凄かったけど、そんなに驚かったなぁ~~でも途中であのおばあさんの声が聞こえたのは反則ですよね。ベイツが裏声とは考えにくいし。あんなの見せられたら、誰もベイツが犯人だとは思わないよ!!つーか思えないでしょ。 |
8.恐怖を伝えるアンソニーといえば?この問いには、アブノーマルの社会的限界点を何処に置くのかによって解答が異なるであろう。人間の心理をゆるされた虚飾のなかで描くものとすれば、それはホプキンスではなく、明らかにパーキンスなのだ。あり得る、あるいは、存在しうる恐さをパーキンスはサイコにおいて演じている。それは人を演じるという意味で全く古さを感じさせない。 【トラヴィス】さん 9点(2003-06-16 10:34:02) (笑:1票) |
7.警官がついて来るのが一番怖かった。あーいう時の警官って怖いなぁ~。 【デリング】さん 7点(2003-05-15 23:12:06) (良:1票) |
6.AFI(American Film Institute)の選んだスリラー映画ベスト100の第一位だった作品。それはいいんだけど、その放送を見ていたら全部ネタバレしやがった。あれが無ければもっと楽しめたのに…。それでも面白かったですけどね。あの“ヒャンヒャンヒャンヒャン”っていう音が怖い。ドラクエの冒険の書が消えたときの音楽くらい怖い。 【プミポン】さん 7点(2003-04-10 15:07:10) (笑:1票) |
5.いろんな意味で怖かったです。特にシャワーシーンはほんと怖いですね。画面だけでも十分恐ろしいのに、バックで流れる音楽とマリオンが刺されるたびに「ザクッ!ザクッ!」という効果音が怖さを倍増させていてとても印象に残るシーンでした。約40年もの前に、ここまで犯罪者の悲しくも切ない異常心理を表わす映画が存在していたとは全然知りませんでした。「サイコ」というタイトルを見たときは、ジェイソンのような無差別な殺人を犯す犯人を描いた映画とばかり思ってました(反省)。でも、一番怖かったのは、終盤でいきなりしゃしゃり出てきて、事件の真相を説明しだす分析医でした・・・(笑) 【はがっち】さん 8点(2003-04-09 00:32:20) (良:1票) |
4.ベイツ・モーテルへ行ってからも怖かったが、前半、会社の金を着服して車で逃走中のジャネット・リーが、交差点で前を通り過ぎる社長と目があってしまい不審な表情をされる、あのシーンにゾッとした。なにか学校をズル休みしているところを先生に見つかった小学生といった風だった。そのあとに出てくる異様に顔のデカい警官も不気味だった。 【アンドロ氏】さん 9点(2003-01-15 20:02:19) (良:1票) |
3.<購入したDVDで鑑賞> ただでさえ見所の多い本作にあって最大の見せ場といえば、初めてベイツ・モーテルを訪れた私立探偵アーボガストとノーマンとのやりとりの8分間。くるくると表情を変えながらも繊細にして絶妙の演技を見せるパーキンス。対して演技らしい演技をほとんどしないバルサム。疑われる者と疑う者の心のゆとりの違いを的確に描いて見せた、これぞ名場面。面白すぎ。とかく映画的(映像的)テクニックばかりで語られるヒッチコックにあって、ここでは演出の手腕が冴えに冴えた。 【茶蟻】さん 9点(2003-01-11 00:52:47) (良:1票) |
2.小学生の頃、近所のビデオ屋のオヤジに薦められてみました。当時はスプラッタ系のホラーばかり見ていたのですが、同じような映画だと思って見た記憶があります。衝撃でした。途轍も無く斬新で、得体の知れない恐怖を感じました。全く予備知識無く、何の先入観も持たずヒッチコック作品を見れた事は、今思うと本当に幸せでした。二度と出来ない経験ですからね。それからは貪るようにヒッチコック作品を見ましたが、これを超える作品はありません。 【タカシナ】さん 10点(2002-10-02 12:46:23) (良:1票) |
1.こういうのん好きなんよ、おれ。奴のキャラはいいよ。ありがとう。満点満点。 【sol_moto】さん 10点(2002-04-19 18:30:05) (笑:1票) |