105.活き活きとした不良達が画面を席巻し、間に入る笑いのタイミングも絶妙。井筒監督はもっとも得意とするジャンルにおいて、本当に良い仕事をしています。メイキングを見ると俳優を追い込む鬼のような演出をしていますが、そのしごきの甲斐あってか俳優たちの演技も見どころとなっています。「良い俳優・良い演技を見たなぁ」と素直に思わせる邦画は久しぶりです。また細かい部分では、主要な登場人物達の髪型をすべて別々にし、服装も人物特定しやすいようにそれとなく色分けがしてあります。時代ものの映画では全員が同じような髪型・服装をするため人物の特定が難しいことがあるのですが、監督は観客が混乱しないよう、視覚的な工夫をきちんと入れてきているのです。以上、いくらお金をかけても「映画になっていない映画」が多い中、井筒監督はお金の力ではなくプロとしての腕前で「映画らしい映画」を撮ってみせる、現在の日本映画界においては稀有な存在だと評価できます。。。と非常に楽しく鑑賞していたのですが、ラスト30分で一気に冷めてしまいました。葬式に出席した主人公康介が、在日の老人から「在日朝鮮人がいかに酷い目に遭ってきたか」を聞かされる場面です。。。私が生まれ育った地域には朝鮮学校があり、学生時代には在日の店長のお店で4年間アルバイトしたし、妹の彼氏が在日朝鮮人だったこともありました。私は在日社会のすぐ近くで生きてきて、日本人と在日朝鮮人双方に対してフラットな認識を持っているつもりなのですが、その私がこの場面には強い違和感を覚えます。他のレビュワーのみなさんも指摘されている通り、事実誤認の嵐。調べればすぐにわかるようなウソを映画で堂々と主張し、ありもしないことの反省を日本人に強要するのは、ちょっとどうなのよと思います。監督は在日の人達のためにこの場面を入れたのかもしれません。しかし、このような形で必要以上の贖罪意識を押しつけることが日本人のストレスとなり、それが在日のみなさんに対する反発へつながっているという現実を私は目にしています。もちろん、監督がどんな主張をするかは自由です。日本が悪いと思うのならそれでも良いのですが、ウソやデマを言ってでも日本が悪かったことにしようとする姿勢は作り手として問題だし、それが日本人のストレスを煽っていて、かえって溝を作っているという現実もよく認識されるべきです。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-09-14 01:30:35) (良:2票)(笑:1票) |
104.●朝鮮人と日本人にも友情が芽生えて、でも、やっぱり過去の両国の歴史でわだかまりがあって、それでも、友情も愛情も芽生えて、というまあいいお話。 ●強制連行なんかなかった!とかそういうことは考えて見ない方がいい。 ●イムジン河はいい歌だと思うけど、日本朝鮮の友情物語に、南北分断の歌がテーマ曲になるというのにちと違和感を感じなくもなかった。 ●ケンカシーンが多いんだけど、学校同士の抗争とか、そういうのってこの話に必要? 【椎名みかん】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-09-06 22:04:21) |
103.数年前に見て愕然とした作品。つまらないの一言につきる。今でも、レンタル屋さんで偶然見かける度「つまらない」という5文字以外に何も思い浮かばない。 覚えてるシーンと言えば、バスがひっくり返るところくらい。それとなんかチンピラがギャーギャーやっていたような気が・・・。朝鮮と日本のお話という設定も気に入らない。日本映画は当たり外れが極端だ。 【ひまわり】さん [DVD(邦画)] 1点(2009-08-14 23:36:27) (良:1票) |
102.ちょっと前に観たのですがココの評価の高さに投稿するのを少々ためらってたんですけど・・・んー私の感想としてはですね、「ケンカに明け暮れる若気の至り的ヤンキー暴力映画」です。あえて在日としたその理由、意義がよくわからないというか薄かったんじゃないでしょうか。深く掘り下げて描いてはいないということですね。その分、これでもかと出てくる暴力シーンに後半辟易した。若手の俳優たちはパワーがあってよかったのですが、やんちゃな兄を持つ真面目な美少女のヒロイン、そのヒロインにぞっこんになる男の子のキャラ、出産と暴力を交互に見せるシーンだとか、どこかで見たことあるようなモノばかりで新しさはまったく感じなかったです。基本はやっぱり「ロミオとジュリエット」になるんでしょうか、シェークスピアって偉大ね。まぁ、井筒監督らしい作品ですね。いつも思うんですけどね、産気づいてから産むまでわめき過ぎ!!あんなにギャーギャーわめいて産む女はいませんよ。
点数の全てはキャリアアップする前の一番勢いのある時期というような若手俳優たちのエネルギッシュでひたむきな演技に対するものです、これだけは評価できました。 作品としてはですね、ブームに乗ったとでもいうような、在日問題を都合よく利用した娯楽作品としかいえず、まったく評価できません。観る側の視点で評価の違う映画でしょうね。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-07-10 11:42:47) (良:1票) |
101.未見映画を酷評できる監督に敬意を示し、「見たから0点」 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 0点(2009-07-10 00:12:33) (良:1票) |
100.いい映画でした。沢尻エリカの純真さは素晴らしかったです。暴力シーンは監督の趣味なんで仕方ないかもしれないけど、そこまでやる必要があるか疑問でした。 朝鮮やら何やら関係なく素晴らしいラブストーリーです。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-06-03 00:50:22) |
99.朝鮮人と日本人が仲良くする話。 【spputn】さん [地上波(邦画)] 6点(2009-04-02 13:16:52) (良:1票) |
98. 昭和を舞台、朝鮮学校、の2つの要素を映画に入れるだけでも難しいことだと思うが、うまくまとまっていると感じました。 【ファンオブ吹石】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-12-28 17:10:44) |
97.ずるい映画だ。 朝鮮人と日本人の関係を汚く、大胆に描き なおかつ普通の邦画として作ってる。
この映画は普通の青年が恋をする青春映画なんだが、 しかし、軽く青春映画として、見逃せない点はいくつも有る それだけ重い題材を扱っている、 それを上手く青春映画として当て込めたのは 監督の技量と役者たちの熱演の賜物だろう。
【デイ・トリッパー】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-12-21 02:40:59) |
96.あぁ、懐かしい、ビーバップハイスクールを思い出した。話としたは面白いんだけどこの辺をもう少しどうにかして欲しかったな。 【茶畑】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-07-18 23:55:03) |
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95.ゲロッパがあまりにも平凡かつあたりさわりない映画だったので期待してなかったのですが、 今回は、すげぇ良かったです。過激なバイオレンスシーン、それぞれの登場人物の立ちっぷり、テンポの良さ、笑いと切なさとのバランスが極めて良い。時代、音楽が昭和で、特に音楽の使い方が絶妙な(ずるい)ので泣かされそうになります。 偏った歴史観がなければ満点。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-07-11 18:37:09) |
94.主人公、低姿勢だなー。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 3点(2008-03-21 00:12:13) (笑:1票) |
93.一方的な政治プロパガンダ臭が私にはだめでした。 これが違和感ない人ならきっと楽しめるのでしょう。 ごめんなさい、点数あげられないです。 【えんでばー】さん [DVD(邦画)] 0点(2008-03-07 06:36:36) (良:3票) |
92.デリケートな題材をとても上手く処理して、嫌味にならない程度にメッセージ性を盛り込めた作品だと思います。 京都在住歴があるので、より身近に感じられたこともあるかと思いますが…。 最近、昭和を題材にした作品が多くなり、しかも高評価を得ていると感じますが、「現在」に何となく違和感を感じたり、「未来」のことに思いを馳せる余裕も無くなってきたことの表れでしょうか? 【なおてぃー】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-11 15:13:16) (良:1票) |
91.偉そうに映画を批評しているおっさんの作る映画はどんなもんだ?くらいの軽い気持ちで観始め、終わってみれば感動と面白さで震えた。朝鮮を題材にした以上、様々な批判を承知で作ったはず。それでも監督の中にある思いを世に伝えたかったんだろうな~。監督の勇気と熱気を画面の隅々から感じた。熱いあまりにも熱い映画でした。これは傑作でしょう。もう何回観たか分かりません。 【マリモ125cc】さん [DVD(邦画)] 10点(2008-02-08 20:48:17) (良:1票) |
90.青春っていいねぇ。テンポが良くて全くだれることなくラストまで一気に突っ走るようなストーリー展開で非常におもしろかったです。ストレートで力漲る作品でした。それぞれの役者たちがとてもいい味を出していました。 【ギニュー】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-27 19:05:59) |
89.すいません、全然面白くなかった…。というか僕には理解できなかった。 暴力シーンあんま好きじゃないんで。 |
88. あまり知られていない役者(個人的に塩谷とか高岡をよく知らなかった)を使っているのもいい。違和感なく入り込めた。ただ、大友康平とかに出てこられると冷める。 全体がとてもいいバランスでまとめられいて、特にラスト、康介の歌と、喧嘩と、出産が絡み合う演出は見事である。今時こんな無骨な邦画も珍しいんじゃないか。 ただ何を伝えようとしている映画なのか…ということを考えると、よく解らなくなってくる。ただの青春映画として位置づければそれなりに楽しめるが、背景にあるのが「戦争」なので、そう単純に捉えることも難しい。「戦争を終わらせるためには戦争しかない」という考え方も個人的には納得しがたい。結局学生らの喧嘩も報復に次ぐ報復で、果てることがない。取りあえず「私達はもっと歴史のことを知るべきだ」ということは感じた。 【カタログ】さん [地上波(邦画)] 8点(2007-10-24 00:59:11) |
87.今年の1月に観たがなかなかいい作品。朝鮮高校の女子キョンジャが 可愛いと思っていたが、今話題(2007年9月29日自身が主演する映画「クローズド・ノート」の舞台挨拶での不機嫌そうな振舞いが話題)の沢尻エリカとは知らなかった。ふてくされた顔と映画のキョンジャの顔とが合わない。なお「イムジン河」の曲はいいね。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-10-07 01:15:47) |
86.沢尻エリカ好きです。 【ジダン】さん [地上波(吹替)] 6点(2007-10-04 06:00:55) |