20.沢尻エリカが凶悪なほど可愛い。 テーマは重いけど、面白さもちゃんと両立している良作だと思う。 犬を食べない心優しさに感動しました。 【もとや】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-02 00:05:16) |
19.《ネタバレ》 冒頭の修学旅行のバスのシーンから一気に惹きつけられて最後まで観てしまいました。ここまであまりに痛々しい暴力群像劇には慣れていないけど、いまの時代にない、ギラギラしたパワーを感じました。アリラン戦線、南北統一は険しいけれど、国籍の関係ない恋愛(キョンジャや桃子ね)や下町の絆だけは失いたくない、という気概を感じました。主人公がキョンジャを通して知る在日朝鮮人社会。決して話を美化させない井筒監督に一本取られました。よく考えると、この映画のクランクインって、ちょうど拉致問題でワイドショーを賑わせているときなんですよね。よくぞこの時期に撮ったもんだ。桃子の子供は、日本と朝鮮の明るい未来を予感させます。この映画の真の主役は、配役がばっちりハマっていた大友康平をも動かした『イムジン河』と、壊れたギターと若者の血潮が流れ落ちた、『京都の川』ですね。2つの川が象徴的でした。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-11-23 21:18:22) (良:1票) |
18.《ネタバレ》 私が一番胸が熱くなったシーンは、アンソンが友達の葬式で、棺桶が入らずドアをぶち壊す場面。この時の高岡君の表情がとても良かった。出演者の皆の熱演がとても素晴らしいし、1人1人の描き方も個性があって、ホントはみんな心が優しいとこも胸に染みる。井筒監督作品は今までためらいがありましたが、このような作品ならどんどん撮っていってもらいたいです。 【アンナ】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-11-12 22:59:45) |
17.井筒監督は日本では少ないエンターティメントの面白い映画を取れる人だと思う。 【六爺】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-17 16:28:04) |
16.理屈じゃない。好きな子のために歌を届けることも、気に入らない奴を殴ることも、子供が生まれる喜びも、ヒッピーにかぶれることも。複雑な事情あるけど、人の気持ちに国境はない。そんな気持ちの良い青々とした春をみた。 【michell】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-09-09 23:02:20) (良:1票) |
15.いやあ、最初からオックスかあ。なつかしいなあ。赤松愛って、今何してるんだろう。とにかく演奏しているほうも、観客も限りなく馬鹿っぽいよなあ。若い女の子の化粧も髪型も服装もなんか派手でミニスカートに大根足。ツイギーが来日したのも、この頃だったよね。毛沢東を熱く語る教師。なんか、中学にいたよね。この頃は、中国や北朝鮮は理想の国家だもんね。最初に、ぼこぼこにされる修学旅行の学校は、長崎海星。実名出してもいいのかなあ。極めつけは、フォークルだ。やっぱり、当時の京都の若者のカリスマでしょ。ストーリーも飽きさせずに、最後まで見ることができました。在日朝鮮人問題を扱っているのに、暗くならないのがいいよね。40年前は、今とは比較にならないほどの差別が存在していたと思う。とにかく、40年前はこの映画は絶対つくることができなかったのは、まちがいないでしょう。 【ジブラルタの星】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-08-14 21:45:45) |
14.《ネタバレ》 暴力シーンについて言われるんですが、なんか”ビーバップ”と重なって、爽やかな 感じがするんで、イヤとは思いませんでしたね。 素直に面白かったですね。子供についてはベタかなとも思いますが、全体的に重苦しくない。 重たいテーマを爽やかに描いているのはテンポと若手俳優の熱演なのかも。 しかし、、。オダギリジョーはチョイ役でも出てきたとき存在感あるなー。 【ごりまし】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-06-09 08:50:00) |
13.《ネタバレ》 久しぶりに胸がちりちりと痛くなった映画でした。横浜に住んでいたせいか子供の頃からチマチョゴリの女の子は身近にたくさんいましたし、自分が卒業した中学・高校の後輩にはあの芥川賞作家の柳美里がいました。彼女が在日であったことは、彼女が書いた自伝で知りました。在学中は全く知りませんでした。そして彼女の苦しみも。そう、私は「何も知らなかった」のです。映画の中でも言ってましたね。「お前ら日本人は何も知らない。」って。日本が過去に犯してきた拉致、強制労働といった数々の歴史的事実。何も知らされていなかったかもしれないけども、知る権利はあるし、知ろうと思えば知ることだって可能なのに、知る必要が無いと思って何もしてこなかった自分。その部分にとても胸が痛みました。”戦争ってなんのためにやるんだろう・・”という問いかけ。深すぎて私には分かりません。でも着実に日韓、日朝の関係は回復しているように感じます。南北統一、いつの日かホントに叶うと良いなと思います。・・こんなことを考えさせてくれた映画でした。 【ゆみっきぃ♪】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-04-12 08:58:49) |
12.久々に力のある邦画見ました。ケンコバ最高。 【タコス】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-04-01 12:33:44) |
11.あの監督、偉そうな事ばっか言ってるなぁ、、、と思ってたけど、この映画観て「なかなかやるやん!」というカンジを受けました。イイ映画だと思います。7.6点ぐらいかも。 【レンジ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-03-17 23:33:05) |
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10.日本と朝鮮の時代背景を根本で描いてるかもしれないけど、やっぱり井筒節はおもろいよ。とりあえずいったれ的な無茶苦茶シーンも不器用な真面目シーンも楽しめる。好みは別れるだろうけど、面白いというか、楽しいよ。それでいいのでは? 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-18 05:32:43) (良:1票) |
9.在日の問題(の扱い方)も含めて、用意されているプロットはどれもベタで、既視感のあるものばかり。前半から中盤にかけてのケンカのシーンの連続には、正直うんざりだった。なのに、それが不思議な化学反応を起こして、最後には、ものすごく魅力的な「映画」になった。最近の時代回顧的な日本映画にありがちな、妙に「ハズした」ことをやろうとするのではなく、ひたすらストレートな青春映画であることの力強さが心地いい。葬儀のシーンのおっさんの一言と、その後のクライマックスまでの流れでは、社会派であると同時に娯楽系でもあるという奇跡のような難業をやってのけた。お見事。 【ころりさん】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-24 09:30:14) |
8.頭ごなしに気に食わない映画を毒とも言える発言でコテンパンに否定する、あの井筒監督が苦手でした。 『この映画、ゴミやで。評価するに値せんわ~』 とかなんとかってあんたの心はどこまで濁ってるんだって思ってました。 己も同業者ならちょっとくらいは敬意を払って発言したらどうだって叫びたくなる。 そりゃあ私のような業界には無知なただの映画ファンに言えた話でもないが、とにかくあのおっちゃんのバカでかい態度が嫌でした。 あんたの好みが違うからってそこまで言うことないだろって。 とうとう見てしまった、そんな頑固オヤジの作品。 『パッチギ!』 ・・・なかなかやるじゃないか。悔しいけど、楽しんでしまった。 最初は関西弁が聞き取れなくて苦労したけど途中からそんなのどうでもよくなってしまった。役者の表情の演技で十分伝わってきて。 前半はすごくわざとらしいわ~なんだ、この演技。 井筒のおやじ、こんな撮り方するのかよ~って思ったけど、後半はかなりグングン惹き込まれちゃったからね。まじ悔しいわ。 日本人の男の子が朝鮮学校の女の子に恋して、歴史的背景がずごく反映されてる映画なんですけど。 全然知らなかった事実とか気づいたり、勉強になりました。それだけじゃなくて、人間模様がめっちゃ楽しかった。泣いたり笑ったり忙しい映画です。ちょっとバイオレンスで引いちゃったりもしましたが・・・でも全体的に非常に良かった。井筒監督、見直しました。 【未歩】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-05 22:39:21) (良:2票) |
7.かっこいいバイオレンス映画なら好きだけど、泥臭い暴力青春映画か、と前半はがっかりして観ていました。しかし後半は良かったです。葬式で朝鮮人に無知を責められ、橋でギターを叩きつけるシーンは、私も無知なのでいたたまれなく、一緒にギターを叩きつけたい気分になり、涙がでました。最後の川を挟んでの喧嘩のシーンは、それまで怒りの発散しか感じられなかった暴力なのに、温かいものを感じます。パワーに溢れた作品! 【サイレン】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-26 05:57:47) (良:1票) |
6.久しぶりに男の血がわさわさと騒ぎ出すような日本映画に出会いました。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-05 10:41:44) (良:1票) |
5.井筒監督のものの見方が好きなので観てみたいと思っていたら、たまたま友人宅で観る機会に恵まれた作品。数ある不良たちの喧嘩のシーンは20そこらの自分には実感わかないけど、井筒監督の見てきた当時のリアルな光景なんだろう。自分の通っていた高校のそばにも朝鮮学校があったので他人事ではなかった。まあ、自分の時代にはいざこざはほとんどなかったんだけど、当時はそれこそこの映画のようなシーンがたびたび見られたんだろうな~。肝心の映画の中身はというと、のっけからひきこまれてすんなりハマれる。在日の問題(葬式のシーンが印象的)にしっかりと切り込みをいれつつ、たっぷり青春の味、涙のスパイス付きってかんじです。泣きはしなかったけど、最後のイムジン河はニクイ演出だぜ。あと梶原京子は虎の門のとき監督に嫌われてるんかと思ってたけど、体当たり演技しててびびった。しかもあとからあの役者魂を監督から大層評価されたそうな。全体的にそこまで重くないのはいろんな人に観て欲しいっていう監督の意図なのかなと思った。 【スペクター】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-04 16:42:28) (良:1票) |
4.音楽と愛とケンカに国境はないんだな!! 【武蔵】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-08-13 11:06:09) (良:1票) |
3.もっと話題になってもいいかなと思うぐらい話をあまり聞きませんが、これは間違いなくいい映画だと思います。暴力が友情の手段となり得た時代を井筒監督が自分もその世界に入り込むようにして作ったんだろうから、つまらないはずはないです。だってあの人なら当時の話を面白おかしく何日でもしゃべりそうじゃないですか!登場人物がみんな魅力的なのは井筒監督のノスタルジックな愛情ゆえです。ただ、やっぱり政治的な面の説教はつまんないです。が、それがいいんです。だってあの高校生たちが高尚な民族問題語るより青臭い理想論ぶら下げてる方が全然本当でしょう。この人はその理想論に地で乗っかる熱い漢(おとこ)魂を全面的に信じているということです。だ・か・ら・こ・そ、ダウンタウンの松っちゃんも書いてましたが彼なりの「答え」を見たかった。これはかなり残念。なんか、いざ答えに向かう時に限って急に都合がよくなるんですよ(笑)。例えば「GO」でもそうでしたが、死んだ奴が全然「生きて」こないんです。キモの部分がビックリするぐらい形式的で事務的なんですね。まるで在日問題そのもののように。でも、それはこの映画では問題でないんでしょう。そもそもそちら側に突っ込んでいって苦悩する井筒監督って一体誰?って感じですし。テーマはあくまでパッチギ!ということなんです。お前らワシの頭突きで目ェ覚ませと。余計なお世話?いやいや、これは必見です。井筒監督は本当に純粋なガキなんだな(もちろんこれは褒め言葉です)と思いました。 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-04-21 12:57:04) (良:2票) |
2.《ネタバレ》 けんかに、恋に、音楽にと燃える男達の青春が、コミカルにかつ力強く描かれていて、物語にもグイグイ引きこまれた。なんとも熱い映画である。ストーリー自体はベタだし、あまり真新しさは感じなかったが、強引ともいえる演出のおかげで思わず感動させられた。とくにラストの大スペクタクルけんかシーンに、主人公の唄う「イムジン河」がオーバーラップしつつ展開するという大味な演出には思わず、狙いすぎやろ!と突っ込んでしまったものの、やっぱり泣けた。 【きのすけ】さん 8点(2005-03-01 21:42:40) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 「ゲロッパ!」と同じ監督さんとは思えません!(ぐるぐるさんごめんなさい)。あの激スベリを自覚反省して細部まで気を入れ込んでいるのがよくわかります。井筒さんは「おっちゃん」より「にいちゃん」を撮るほうが断然いいですねっ。セリフがもひとつ聞こえにくくて小ネタが若干消化されませんが、60年代をこれでもかと、わざとらしく強調するしつこさに、関西人の哀しい息づかいを感じてしまうので目をつぶります(笑)。ロケ地の選択やファッション、流行り言葉の時代考証もちゃんとできてるし、何よりあの時代の若者、大人の熱さと情が伝わる! 伝わる!んやけど、でも、ラストのあの丸め方と美形役者の配し方には、やはり北の宣伝、と言われても仕方ないかな、とも正直なところ思ってしまいました。そやないですやろ、甘ぅおますえ・・と伝統ある京都のお人は感じたかもしれないなぁ。主人公の前に立ちはだかる恋の障害にもう少し踏み込んでくれれば、と心残り。母親役に上手い余貴美子を使ってツカミ入れたのになんで尻切れなんでしょ? しんどい恋だけどこれからどうする?どもならんかもなぁ、という切なさを投げかけて終わってくれるのが井筒さんなんや、と自分が決めつけてるのもあるけど・・。でもそれこそがこの映画の大きな軸のはずやで、とも思っています(しつこい性格、自分でも嫌んなるわ、’パチキ’入れてもらお。)。 【かーすけ】さん 8点(2005-02-05 02:32:40) (良:2票) |