12.チャーリーとそのジジイがいい味出してました. 【くまさん】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-09-20 17:11:56) |
11.《ネタバレ》 とーってもとーっても楽しい映画。 TOPSのチョコレートケーキと銀座のPIERE MARCOLINEのチョコを購入して 食べながらウンバ・ルンバの曲にあわせてこっそりフォークを振っていました。
観ている間は頭まっしろ、ずっと笑顔。 ホントになんて楽しいチョコレート工場! あーんなにひねくれたガキンチョ達ですら中に入ってみたいと思う程ですから! (そんな所が本当は子供らしくて可愛いらしいと思いません?!)
楽しさを表現する事によって、それが言葉の枠にとらわれてしまうならば、 ただ「最高!」と、のみ。
でもとても残念なことが…。 私にはジョニデによって度々現実に戻される瞬間があったのです。
ジョニデは好きだし、いい役者。 ジョニデのウォンカーさんの役作りは見事に完成。 それは評価!
でも今回はそれがしっくりこない。 あれー? オーラになにやら違和感。 パイレーツ.KのJ.スパロウとどこか同じ香り。
で、ラストではっきりと理解したわけです。 ジョニデが歯科医のお父さんと親子に見えないの。 そこにいるのは育ちがいいボンボンのウォンカーさんじゃないの。 そこにいるのはエンターテイメンターとしてのウォンカーさんなの。
ああっ! と思ってしまった… そこにいるのはジョニデであるウォンカー。
映画を観ながら、「ジョニデ最高!」と楽しめる人はそれで最高だと思う。 でも私は観終わったあとに、「ジョニデ最高!」と思いたい。 観ているの最中に俳優好きで楽しむつもりは無いの。
たとえばデ・ニーロは凄いよ。 映画の中で彼はデ・ニーロじゃなくてソイツなんだもの。 映画が終わってから、「デ・ニーロ最高!」なんだもの。
今回はリメイクだし 人気最高のジョニデを楽しめて最高とも思えるし、 実際映画の宣伝プロモーションもジョニデ押しまくり。
でもこの映画では「レジェンドオブメキシコ」のような ジョニデ万歳的な流行世相と離れた作り方にしてほしかったな。
主人公を食わないで。 物語を食わないで。 映画を食わないで。
【夢の中】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-09-16 17:09:55) (良:1票) |
10.工場を巡る途中、主人公の少年が言う「チョコレートの美味しさは理屈じゃない」というセリフが、そのままこの映画全体を表現している。と、思う。 奇想天外なチョコレート工場と工場主、その世界の愉快さの前に理屈など意味を持たない。ただ単に“楽しい!”というほか何もないのだ。 そして、こういう映画におけるティム・バートンの支配力はもう尋常じゃない。完璧以上に完璧にその世界観を作り上げる。更にそこに、ジョニー・デップが加わった時、もう言葉などが入り込む余地は何処にもないのだ。もう“ひたすらに楽しい!”そう言う以外に何が必要か。 板チョコを手に映画館に入れば、尚更に楽しいと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-09-16 02:29:07) (良:1票) |
9.非常に良かった。「オズの魔法使い」を彷彿とさせるような色の洪水と音楽,そしてストレートなメッセージが素敵。私は今までティム・バートンの世界観にはついていけないところがあって,正直言ってこの映画もどうかなと思っていたのだが,「チャーリー~」に関しては心の底から真っ当な映画だと感じた。たぶん,ウォンカワールドとバートンの感性がマッチしたことも良かったのだと思うが,それよりむしろバートンがCGになるたけ頼らず勝負したことによる部分が大きいような気がする。本来CGやら何やらは何かを表現するための技術であって,映画のつまらなさをごまかすためのモノではない。これは当たり前のことだが,様々な誘惑があるなかで当たり前であることは難しいのではないか。考えてみれば,主人公のチャーリーも,様々な誘惑があるこの世の中で,真っ当すぎるほど真っ当な少年だ(チャーリーが拾ったお金だけど,あれはウォンカあるいは神様からの贈り物だと私は信じたいw)。主題と手法の双方が真っ当である映画,単純かも知れないけれど,そんな映画を観るとやはり私は嬉しいのだ。 |
8.演出で映画館がチョコレートの香りで包まれていましたが、そんなことせずとも十分映画からチョコレートの香りが薫ってきました。昔ジョニーデップがショコラっていう映画出てましたが、チョコ好きですねえ。工場内の夢と魔法の世界と、寒々しい外界との対比。特にチャーリーの家ははやく生活保護を受けさせろって感じで、斜めってておもしろい。でも被害にあった子供たちかわいそうですよ。 |
7.うんぱるんぱ! 【たま】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-09-11 18:40:02) |
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6.《ネタバレ》 なんとまぁバートンワールド全開の作品だろう。前作『ビッグ・フィッシュ』に惜しみなく満点をつけた私であるが、正直なところ、バートンにしてはあまりにも真っ直ぐすぎる作品であることに戸惑いもあった。本作品は、前作での私の不完全燃焼の部分を十分に満足させてくれたといえる。子供たちへの容赦ない虐待、ディープ・ロイの多芸?ぶり、100匹のリスたちの迫力ある演技。そしてジョニー・デップの強烈なキャラクター。この悪ノリぶりこそバートンの真骨頂だ。他人にはお勧めできないが、マイフェイバリットな映画がまた1本増えてしまった。 【denny-jo】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-09-10 21:52:54) |
5.《ネタバレ》 ダニー・エルフマンの音楽に乗って、奇妙かつ奇ッ怪な機械が、踊るように、歌うように、チョコレートの原料を溶かし・固め・包装していく。そのオープニングで、ぼくは確信した。“これだ、この感じだ。あのバートンが還ってきた!”と。…そう、ティム・バートンの映画は、常にこんな「ガジェット感覚」に満ち満ちていた。どこかグロテスクなまでに誇張された、オブジェのような機械が、精確無比に動き出すことの驚きと快感。その「荒唐無稽さ」が、もはや忘れていた(と言うか、「封印」していた)幼い子供時代の「熱狂」と「破壊衝動」を呼び覚ます(…そう、子供たちは「動くもの」が大好きで、しかもそれを「壊すこと」に夢中になるものだ)。それこそがバートン作品の“核心”でなり、そのアナーキーな魅力の中心だったはずなのだ。
それが『マーズ・アタック』以降、彼の映画は、そんな破壊的なパワーをあっさりと失ってしまう。一見するといかにもバートンらしい題材や物語であり、美術やセットでありながら、そこにはあの「熱狂」も「破壊衝動」もすっかり消え失せてしまっていたからだ…。
しかしこの最新作でバートンは、ふたたび彼独自の「ガジェット感覚」を、そのアナーキーな“毒(!)”に満ちた魅力を、画面いっぱいにブチまける。あの、子供たちをひとりひとりを見事に、そして最高にイヂワルく“始末”していく装置=機械の、何というブラック・チョコレートな味わい! そう、やはりバートンはこうでなくっちゃイカンのだ。
しかも、初期のバ-トン作品が「父親」を失った「孤児」の物語であったこと。彼らの“反社会的”な振る舞いが、結局のところ「孤独」に起因し、それがいびつな形で表出されてあったものであったことを、この映画はあらためて教えてくれるだろう。最後にジョニー・デップの主人公が父親と“和解”する。その父親を、クリストファー・リーが演じていることにも、ぼくたちはナミダするだろう。…そう、バートン作品で真に「父親」を演じられるのは、ヴィンセント・プライスとリーしかいない。ユアン・マクレガー=アルバート・フィニーでは駄目なのだ!
とにかくバートンの<天才>は、この「クリスマス映画」において見事に復活した。そのことを、何より嬉しく思う。 【やましんの巻】さん [試写会(字幕)] 9点(2005-09-07 13:35:42) |
4.《ネタバレ》 ティムバートンが醸し出すファンタジー世界を堪能。だれもが心ぽかぽかになれますね。心優しい家族思いの少年には、きっといいことが訪れるのだ。ひとつだけ原作から気になっているのだけれど、お金を拾ったら届けるべきでは… 【ちくわ】さん [試写会(字幕)] 9点(2005-09-06 10:14:04) |
3.オリジナル版は、大作でなかったせいかちょっとこぢんまりしていたけれど、子供の教育にぴったりのほんのりダークファンタジーでしたが、ティムとジョニーの本作、ブラックなところはちゃんと押さえつつ、ファンタスティックな工場はもちろん、ウンパルンパたちのミュージカルシーン(でもユーモアさが増した分ビザールさはオリジナルのほうが上手かも)なんかも思いっきりパワーアップしてましたね。終盤のオリジナルストーリーには思わずジーンと来て、泣くかも?と一瞬思ったくらいだし・・・でも、この部分は「ビッグ・フィッシュ」とほとんど同じ展開なんですよね。その辺が評価別れるかも。 【シェリー・ジェリー】さん [試写会(字幕)] 9点(2005-09-02 21:24:46) (良:1票) |
2.面白い!!私の中ではバートン作品のナンバ-1です。 今までは、あのキッチュで悪趣味で人工的な、大人向け香辛料入りロリポップ風画面作りが生理的に好きになれなかったんだけど、ここまで面白さがジャストミートしてくれるなら話は別。 凄いのは、これがブラックな面白さでひねたオトナの鑑賞に堪えるのと同時に、しっかり子供向け娯楽作品としても成立してるって事。わかりにくい、頭をひねらねばならない点が殆ど無いって事。そしてバートンが狙った悪趣味で大げさな笑いを、ジョニーが十二分に理解した上で、滑ることなくきちんと観客に表現していちいちつぼにはめてくれるって事。大画面でこそ、という映画の醍醐味をしっかり味わわせてくれる事。 ウンパルンパといいリスといい、いやなCGみたいなツラのガキといい、よくぞここまで見せ所をそろえ、そして堪能させてくれました。バートンとジョニーの黄金コンビを、ここに至って映画界の財宝として認知いたします。長くかかってスミマセンでした。 【あにさきすR】さん [試写会(字幕)] 9点(2005-08-31 23:46:16) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 事前に原作本を半分ほど英語で読んでて、内容はなんとなく知っていたのですが、もう本当に面白かった!!やっぱりティムバートンの世界は大好きです。ティム×ジョニーの作品ってやっぱり安心して見れますね。うん。私は安心しきっていました。色彩も鮮やかだったし、家族は大事っていう伝えようとしてることはありきたりなんだけど、あのファンタジーの世界が好きでした☆満足だったんだけど、ただ、「ピーウィー」や「シザーハンズ」で魅せてくれたおなじみのカラクリが現代っぽくCGになっていたことがショックでした(最初のチョコレートを作る機械のところ)。今までのカラクリはあの手作りさが好きだったのにな・・・ 【リノ】さん [試写会(字幕)] 9点(2005-08-30 23:21:36) |